21日午前の東京株式市場で日経平均株価は小反落し、午前終値は前日比6円07銭(0.02%)安の3万8626円95銭でした。
前日の米株式市場で主要な株価指数が高安まちまちだったことから、東京市場も全体的に方向感を欠いています。日経平均は前日終値を挟んで一進一退となりました。
米利下げ観測の後退で前日の米長期金利が上昇。米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反落し、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅安となりました。
半面、ダウ工業株30種平均は3営業日続伸しています。東京市場では、アドテストや東エレクなど半導体関連株が売られ、日経平均の重荷でした。
一方、このところ出遅れ感が強かった景気敏感株が買われました。日米の金利上昇を受け、金利高の恩恵を受けやすい保険株や銀行株が上げています。
外国為替市場での円安進行を受け、トヨタやホンダなど自動車株の一角が上昇しています。
終値は、前日比36円55銭(0.095%)安の3万8596円47銭で取引を終えています。