16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日続伸して始まりました。朝発表の6月の米小売売上高が市場予想を上回りました。米国の消費は底堅いとの見方から、株買いが先行しています。米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを始めるとの観測も引き続き株式相場を支えているようです。
6月の米小売売上高は前月比横ばいでした。市場予想は(0.4%減)でした。5月分も上方修正しています。自動車・同部品を除くと(0.4%)増えています。米経済がソフトランディング(軟着陸)に向かうとの期待につながっています。
ユナイテッドヘルス・グループが上昇し、ダウ平均株価を押し上げています。朝に発表されました2024年4〜6月期決算で売上高と特別項目を除く1株利益が市場予想を上回り、好感した買いが入っています。ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、決算を発表したモルガン・スタンレーは下落しています。
ダウ平均株価は、前日比742ドル76セント(1.85%)高の4万0954ドル48セントでした。前日の最高値を更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比36.77ポイント(0.20%)高の1万8509.34でした。
S&P500種株価指数は、前日比35.98ポイント (0.64%)高の5667.20でした。