『僕はイエス様が嫌い』で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した<奥山大史>が監督・脚本・撮影・編集を手がけ、<池松壮亮>を主演に迎えて撮りあげた商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』が、2024年9月13日より公開されます。
雪の降る田舎町。ホッケーが苦手なきつ音の少年「タクヤ」は、<ドビュッシー>の曲『月の光』に合わせてフィギュアスケートを練習する少女「さくら」に心を奪われます。ある日、「さくら」のコーチを務める元フィギュアスケート選手の「荒川」は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似して何度も転ぶ「タクヤ」の姿を目にします。
「タクヤ」の恋を応援しようと決めた「荒川」は、彼にフィギュア用のスケート靴を貸して練習につきあうことになります。やがて「荒川」の提案で、「タクヤ」と「さくら」はペアでアイスダンスの練習を始めることになります。
<池松壮亮>がコーチの「荒川」役を務め、テレビドラマ『天狗の台所』の<越山敬達>が「タクヤ」、アイスダンス経験者で本作が演技デビューとなる<中西希亜良>が「さくら」を演じています。
主題歌は音楽デュオ<ハンバート ハンバート>が、2014年に手がけた楽曲『ぼくのお日さま 』です。2024年・第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に、日本人監督としては史上最年少で選出された作品です。