26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。朝発表の米指標が経済の堅調さを示す内容と受け止められ、株買いの安心感につながっています。ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、半導体のマイクロン・テクノロジーが大幅に上昇し、ほかのハイテク関連株にも買いが波及しています。
朝発表の
週間の新規失業保険申請件数は(21万8000件)と市場予想(22万3000件)を下回り、労働市場の底堅さを示しました。8月の米耐久財受注額は前月比で横ばいと、市場予想(3%減)を上回りました。いずれも米景気の悪化を示す内容ではないとの受け止めから、株式の買い安心感につながっています。
マイクロン・テクノロジーは、一時(20%)近く上昇する場面がありました。前日夕発表の2024年6〜8月期決算で売上高が市場予想を上回ったうえ、9〜11月期の見通しも市場予想以上でした。市場に根強かった下振れへの警戒が後退し、ほかの半導体関連を中心にハイテク株の買いに波及。株式相場を支えています。
ダウ平均株価は、前日比260ドル36セント(0.62%)高の4万2175ドル11セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比108.09ポイント(0.60%)高の1万8190.29でした。
S&P500種株価指数は、前日比23.11ポイント (0.40%)高の5745.37で、2日前の
(9月24日)に付けました最高値「5732.93」を更新しています。