ファルコン昆虫記(1137)【マユタテアカネ】
Sep
28
胴が赤色(オス)の小さなトンボの飛翔を目撃、体長が大きくありませんので「ナツアカネ」や「アキアカネ」ではなさそうで、「マユタテアカネ」・「マイコアカネ」・「ヒメアカネ」のどれかだと思いながら眺めていましたら、なんと目の前の紫陽花の茎の上に止まってくれました。顔つきを見ますと、トンボ科アカネ属の【ヒメアカネ】でした。
成虫は体長28-38ミリ、腹長17-26ミリ、後翅長20-29ミリで体型はやや細身。国内の赤とんぼでは最小の種で、和名もそれに由来しています。
未熟なうちは雌雄とも体色は黄褐色をしています。成熟するとオスは腹部が赤化して顔面は白くなりますが、メスは成熟しても背面の橙色が濃くなる程度です。
【ヒメアカネ】は、生息環境の変化に敏感で、周囲の樹林で多少の伐採を行っただけであっても姿を消してしまうことがあります。また、人間に対する警戒心も強いはずですが、近づいてなぜか目の前に止まってくれました。
以前に体に止まる昆虫をまとめてみましたが、今回も、昆虫好きで危害を加えないフェロモンでも私の体から出ているのかと思える、嬉しいご対面でした。
【追記:2024年10月2日】<しじみ>さんから、「ヒメアカネ」ではなく「マユタテアカネ」だというご指摘をいただきましたので、タイトルのみ訂正させていただいております。
Posted at 2024-10-01 07:21
People Who Wowed This Post
Posted at 2024-10-01 12:18
People Who Wowed This Post