10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落して始まりました。
朝発表の9月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回りました。米国のインフレ圧力の根強さが懸念され、投資家心理の重荷となっています。
9月の米(CPI)は前月比の上昇率が(0.2%)と、市場予想(0.1%)を上回りました。エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率も前月比(0.3%)と、市場予想(0.2%)以上でした。一方、週間の新規失業保険申請件数は25万8000件と、2023年8月以来の高水準となりました。市場では「緩やかなスタグフレーション(インフレと景気停滞の併存)が始まりつつあるとの懸念につながるのではとの懸念が出ています。
ダウ平均株価は、前週末比57ドル88セント(0.14%)安の4万2454ドル12セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比9.57ポイント(0.052%)安の1万8282.05でした。
S&P500種株価指数は、前週末比11.99ポイント (0.21%)安の5780.05でした。