10月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日続落して始まりました。前日夕に2024年7〜9月期決算を発表しました主力ハイテク銘柄が売られ、相場の重荷となっています。
マイクロソフトが(6%)あまり下げる場面がありました。前日の決算説明会で発表しました10〜12月期の売上高見通しは市場予想に届きませんでした。ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、メタプラットフォームズも安く、前日に決算と併せて示した設備投資の増額の見通しなどが嫌気されています。31日夕に決算発表を控えるアップルとアマゾン・ドット・コムも下げています。
10月31日発表の
9月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比の上昇率が「2.1%」と8月(2.3%)から鈍化し、市場予想と一致しています。一方、食品とエネルギーを除くコア指数の前月比の伸び率は(0.3%)と8月(0.2%)から加速。前年同月比では(2.7%上昇)し、市場予想(2.6%)を上回りました。段階的な利下げを後押しするとの見方が多いものの、インフレ懸念はくすぶっています。
朝方発表の米雇用関連の指標では、週間の新規失業保険申請件数が21万6000件と前の週から減り、市場予想(23万件)より少なくなっています。半面、7〜9月期の雇用コスト指数は前期比(0.8%上昇)と、市場予想(0.9%上昇)を下回っています。経済指標の強弱が入り交じる内容となるなか、11月1日に発表されます10月の雇用統計に関心が集まります。。
ダウ平均株価は、前日比378ドル08セント(0.90%)安の4万1763ドル46セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比512.78ポイント(2.76%)安の1万8095.15でした。
S&P500種株価指数は、前日比108.22ポイント (1.86%)安の5705.45でした。