ダウ平均株価(11月20日)終値4万3408ドル47セント
Nov
20
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。前日にかけて相場が調整した後で、主力株の一角に押し目買いが入っていますが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ鈍化や、19日には、米国が供与した長距離射程のミサイルでロシアの軍事施設を攻撃しています。地政学リスクの高まりに対する懸念は相場の重荷となっています。
ダウ平均株価は前日までの4営業日で700ドル近く下落でした。5日の米大統領選後の急速な株高による短期的な過熱感がある程度解消し、主力株に買いが入りやすくなっています。<トランプ次期米大統領>による減税や規制緩和が景気の押し上げにつながるとの観測が根強くあります。
もっとも、米株相場の上値は重く、底堅い米景気を背景に(FRB)の利下げペースがこれまでの想定よりも遅くなるとの懸念が主力株への売りを促しています。ウクライナ情勢を巡る不透明感も引き続き投資家心理の重荷となりました。
ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、小売りのターゲットが急落して始まりました。20日発表の2024年8〜10月期決算は売上高が市場予想を下回りました。同時に2025年1月期通期の収益見通しを下方修正し、嫌気した売りが広がり一時2割安となっています。
ダウ平均株価の構成銘柄では、ユナイテッドヘルス・グループやシェブロン、セールスフォースが上昇している。半面、アマゾン・ドット・コムやホーム・デポには売りが出ている。20日の取引終了後に決算を発表するエヌビディアも安い流れです。
ダウ平均株価は、前日比139ドル53セント(0.32%)高の4万3408ドル47セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比21.33ポイント(0.11%)安の1万8966.14で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比0.13ポイント (0.0022%)高の5917.11で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比21.33ポイント(0.11%)安の1万8966.14で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比0.13ポイント (0.0022%)高の5917.11で終えています。