「1ドル=154円03銭」
Nov
25
25日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続伸でした。17時時点では前週末の同時点に比べ13銭の円高・ドル安の「1ドル=154円59〜60銭」で推移しています。
投資ファンド経営者の<スコット・ベッセント>が次期米財務長官に指名されたのを受けて日本時間25日の取引で米長期金利が大幅に低下し、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となりました。
昼前には「1ドル=153円55銭」近辺まで上げ幅を広げる場面もでています。<トランプ次期米大統領>が22日に米財務長官に指名した<スコット・ベッセント>が財政規律を重視するとの見方から、前週末に(4.40%)で終えた米長期金利は日本時間25日の取引で一時(4.33%)程度まで水準を切り下げています。
買い一巡後は伸び悩んでいます。<スコット・ベッセント>が米メディアのインタビューで通貨政策について「ドルの準備通貨としての世界での地位を保つ」と話したと日本時間25日午後に伝わりました。ドル高を容認する姿勢を示したとして円売り・ドル買いも出ています。25日の日経平均株価が前週末と比べて一時750円超高となるなど、日本株相場が堅調に推移したことも「低リスク通貨」とされる円の売りにつながっています。