「1ドル=157円44銭~157円48銭」
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2日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、祝日前の前営業日比30銭円安・ドル高の「1ドル=157円45〜55銭」で取引を終えています。この日の円の安値は「1ドル=157円85銭」、高値は「1ドル=156円65銭」でした。
2日発表の週間の米新規失業保険申請件数が市場予想を下回りました。米長期金利の先高観や米金利が高止まりするとの観測が円売り・ドル買いを誘っています。
米失業保険申請件数は「21万1000件」と、市場予想(22万5000件)に反して前の週から減りました。4月下旬以来の低水準となり、米労働市場の底堅さを示したと受け止められています。米長期金利は同指標の発表を受けて債券価格は安くなる前営業日比(0.02%)高い(4.59%)に上昇する場面がありました。
米景気が弱まる兆候が乏しいうえ、<トランプ次期政権>の政策が物価上昇と財政悪化につながる可能性も意識されています。「米景気の不透明感が高まらないうちはドル建ての資産に資金が流入しやすいく、当面は日米金利差が開いた状態が続くとの観測が円の重荷となりました。