18日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続落でした。17時時点では前日同時点に比べ98銭の円安・ドル高の「1ドル=149円83〜84銭」でした。 米景気減速への警戒感が和らぎ、円売り・ドル買いが優勢になりました。17日の米国株、18日の日本株がいずれも上昇したのも円売りを促しました。 17日発表の2月の米小売売上高は前月比(0.2%増)と市場予想を下回りましたが、国内総生産(GDP)算出に用いる「コントロールグループ」は市場予想を上回っています。このため米景気減速への過度な警戒感が後退しています。 日米の中央銀行による金融政策の発表を19日に控えています。日銀の<植田和男総裁>や米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>による政策決定の会合後の記者会見を見極めたいとして、持ち高を一方向に傾ける動きは限られました。