<草野>十両優勝@大相撲春場所
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大相撲春場所の十両は、熊本県宇土市出身の23歳・新十両の<草野>(伊勢ヶ濱部屋)が、初日から12連勝して初めての優勝を決めています。十両で(12日目)に優勝が決まるのは、昭和52年1977年)春場所の<琴乃富士>以来、48年ぶりになります。1場所15日制が定着した昭和24年(1949年)夏場所以降では3人目です。
春場所の十両は19日の(11日目)を終えて、新十両の<草野>が初日から11連勝とし、3敗で<狼雅>、<英乃海>、<志摩ノ海>、<日翔志>の4人が並んでいました。
(12日目)の20日は先に取組のあった<英乃海>と<志摩ノ海>、それに<日翔志>の3人が敗れたあと<草野>が幕内経験者の<狼雅>と対戦、<草野>は土俵際に押し込まれたものの粘りを見せ、最後は「下手投げ」で勝って初日から12連勝とし初優勝を決めました。
<草野>はおととしの学生横綱で、去年5月の夏場所で幕下最下位格付け出しとして初土俵を踏みました。
十両に初めて昇進した今場所は、右四つを中心とした力強い相撲で白星を重ね、1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降では、これまで最長だった初日からの9連勝の記録を更新していました。