ボトリングされた時点で34年が経過している。 “グレナリー”ではなく、“グレニュリー”と読む。 オーク樽を使用していて、バーボン好きの僕にも違和感がない。 アプリコットの甘い香りといつまでも続くスパイシーなアフター。 2007年に179本がボトリングされた。 今なら心斎橋PROOFで味わえる。
君は知覧へ行ったことがあるか? 1941年の真珠湾攻撃以来、欧米の植民地を次々と手中にした日本であったが、体制を立て直した米軍により追い込まれた。 最終局面となった沖縄の戦いにおいて、日本は特別攻撃隊を編成し戦局を変えようとした。 爆弾を積んだ戦闘機が敵の艦隊に体当たりし、敵艦もろとも海に沈めようとする作戦特攻基地が、本土最南端の航空基地である知覧に置かれたのだ。 10代20代の若者達が、父母や愛する人に残した遺書を読み、その悲しい時代を思うと涙が止まらない。 一度は訪れようと思っていた場所に、やっと来る事が出来た。 そして、このような時代を繰り返してはいけないという決意とも言える感情が込み上げてきた。 写真の17歳・18歳・19歳の若者は、この撮影の翌日に飛び立っていったそうだ。
東心斎橋Bar-Musze。 ガラス窓が存在しない、開け放しの窓は夏も冬も全開だ。 暗い店内で、意外にも手間をかけて仕上げられたモヒート。 ミントは茎の部分を極力入れずに、あまり潰さず。 ハバナクラブに、シュガーは2種類。 最後にアンゴスチュラ・ビターを少々浮かべる。 不良な店内に、個性的なモヒートが出来上がった。
Amore八木という、やたらと怪しげな名前のオーナーがやっている、天六のmojito7。 開業直前にバイクでクラッシュ、自分の店のオープンを見ることなく、7月にカウンターに立つことができたばかりだとか。 モヒートと聞いて、カルロスzaki(意味不明)が出向かないわけにはいかない。 そして、突然の出撃となった。 たくさんのモヒートのレパートリーの中から、スタンダードのmojito1をいただく事にした。 ミントの使い方、シロップの選択、シュガーの使い方が絶妙。 爽やかさが強調され、苦みのない、美味しい夏のモヒートに仕上がっている。 高得点! このほか、木の芽とスダチで仕上げた「和ヒート」も特筆ものの高得点。 モヒート専門店だけに、冬でもモヒートでがんばるのだとか。。。 いや、ホント頑張ってください。 お店の雰囲気は、かなり庶民的です。
1950〜1954年の間Carrera Panamericana Mexicoという名の公道耐久レースがあったそうだ。 そこからインスピレーションを受けて採用された名前「パナメーラ」。 ポルシェ初の4ドア・スポーツクーペなのだ。 しかし、SUVのカイエンもそうだが、4ドアポルシェのデザインはどうもいただけない。 ポルシェにとって未知の領域で、911系のコンセプトを押し出そうとすることにも無理を感じる。 パナメーラは、全ての要素を求めすぎてデブになった女性のように見えてしまった。 もっと言えば、911系のデザインそのものが過去にとらわれすぎだと感じている。 しかし、スポーツカーメーカーとしてのポルシェの存在価値は認めざるを得ない。 エンジンマウントまでを電子制御するような設計は、走るという事に対する強い執着を持つ技術者にしかできない。 ポルシェ以外を選択肢としてきた僕ではあるが、新型(997)となった911ターボに関しては、ステアリングを握る日があるかもしれない。
メーカー系を含める最近の大手システム会社は、オフショアと称してプログラムを海外に発注する事が多くなった。 開発費は安く抑えられる。 かつては、仕上がるプログラムの品質も悪く、お世辞にも効率のよいプロジェクトとはならなかったが、ここ最近では品質も向上し、利用する割合が増えてきているようだ。 発注先は主に中国やインド。 ヨットの世界では、晴天時には気づかなくとも、天候が荒れ始めると最も危険な状況になることがある。 リーショア呼ばれる状況、風下近くに陸地のあるケースだ。 突然風が強くなると、船は風上に針路をとる事も出来ず、荒れた波の砕け散る岩場へ打ち上げられ、こっぱみじんに砕かれる。 実は、システムのオフショアにはこの危険を含んでいる。 企業の業務プログラムは、成功事例の塊りだ。 実際に稼働する実例として、高い価値があるものなのだ。 これは、後発の同業者にとっては、喉から手が出るほど欲しいもの。 それをわざわざコピー大国とも言える国へ外注している。 設計書やもプログラムを「コピーするな」と言っても、物理的に阻止する事は不可能だ。 多少安くプログラムを作ることは、日本の企業に真のメリットをもたらすのだろうか? 将来予想できる嵐を放置する事は、国策としていかがなものだろうか? ノウハウを手に入れてしまった者は、波にもまれる日本の企業に手を差し伸べることはないだろう。 リーショアと言える状況は、すぐそこまで来ている。 国内の景気対策とバラマキを続けるのではなく、国際競争力を強化する政策を切望する。 将来が見える政策を!
久しぶりに大阪南港ATCにやってきて驚いた。 この地域は、まるでコスプレ解放区。 さまざまなコスプレの若者達があふれかえっている。 その横では、阿波踊りのイベント、その隣ではハワイアンのイベントが行われていた。 それぞれやっている事は違うけれど、これも他人にはへんてこな趣味。 つまり、コスプレの若者達と何も変わらない。 いいんでないの「解放区!」 どうせ時代の流れは止まることはない。 周囲の雰囲気は変わっても、海の風景はきれいだ。 携帯カメラしか持っていなかったのが残念だけれども。
実は8月の中旬に、僕のパーソナルトレーニングをしていたジムが閉鎖された。 今年は忙しい。 仕事があって忙しいわけではなく、仕事が無いので営業としての活動が忙しい。 夜はやたらと誰かと会う。 ジムに行けるタイミングは、昼間の限られた時間なのだが、それも叶わないことが多い。 その上ジムの閉鎖である。 そんなことで、僕はこの1ヶ月間全く何の運動もしていなかった。 直前までトレーナーを引き受けてくれていた西井氏の薦めもあり、僕は南船場のVADYに通う事にした。 西井氏はわざわざVADYに出向いてくれて、僕の体調やこれまでのトレーニング内容を説明し、引き継ぎを完了してくれていたようだ。 VADYでは、西本氏が僕のトレーナーを引き受けてくれる。 彼もまたその昔、僕のトレーニングを指導してくれていた人の一人であるので、僕の希望は瞬時に理解してくれる。 綿密な筋肉量などの計測の後、トレーニングが開始された。 オフの終わり。 なに、運動している方が仕事にも張りがあるものだ。 アスリートに戻ろう!