第24回大阪府市エネルギー戦略会議に行って来ました。 こちらでは色々なデータが集まり、原発推進を信念とされる方も「原発はやめよう」と言いたくなる方向になってきました。 原発推進でも反対でもない。 正しい方向を見つける事が、本当にやるべき事です。 今回は、「原発はやめよう」「どうやってやめようか?」という所に、結論が導かれるはずです。 さて、石原慎太郎共同代表を納得させるだけの資料は揃ったのではないでしょうか。 この先に「みんなの党」との連携があり、そしてやっと原発は止まる方向に向かう。 イデオロギーではない。 経済界を納得させる数値で原発を論理的に止める。 これが本当の脱原発です。
目標平均周回9分30秒で6時間を走り続け50位以内でゴールする事は、僕の状態からは論理的に可能なことではあった。 しかし、僕は不可能と言われる事の多くを現実のものとしてきた。 だから、正直なめていたかもしれない。 さらに、チームリーダーとしてのエントリーではなく、単独行動だった事もあり責任感が欠如、準備が不充分すぎた。 単独で6時間を走行することから、スタートからセーブした走行を心掛けていた僕だったが、60分を経過して8分台をコンスタントにマークしている。 順位は125チーム中20位! しかも全く辛くない。 後半でタイムが落ちたとしても、十分な貯金ができそうな気がしていた。 90分後にそれは突然訪れた。 足が動かなくなった。 徐々に襲いかかる悪寒。 エネルギー切れだ。 6時間6,000kcalの運動にもかかわらず、僕がもっていたゼリーは1,000kcal分のみ。 カーボローディングも充分には行っていなかった。 苦しい、苦しすぎる。 僕はそのまま3時間を走った。 僕はボロボロの雑巾のようだった。 事態を改善するための何のオプションも見つからなかった。 単独走行と言う事もあり、多くの方の声援を受けた。 そのたびに僕はこぶしを上げて応えた。 しかし、ヒーローになる事は出来なかった。 痛恨のリタイヤ。 轟沈、轟沈、轟沈だ。 幸い会場には応援団を誰も呼んでいなかったので、ボロボロの僕をさらす事だけは免れた。 僕はと言えば、何かとても面白い体験をしたような気分だ。 今までのチームでのレースは、僕のマネージメントが役立っていた事は間違いない。 しかし、「俺様」ではなかった。 「チームの力」の偉大さを知った。 僕は今日、きっと何かを得た。 そんな1日だった。 FYI: だからと言って明日から「とっても良い人」になるような事は無いので、安心しな。
2日間、働きづめに働いてこの時間になんとか準備ができた。 チームリーダーとしてではなく、あくまで自分ひとりの為の準備。 マネージメントも自分自身に対するものだけだ。 全く練習走行を行っていない僕にとって、目標平均周回9分30秒で6時間を走り続ける事は、何をどう考えても絶望的な数値にしか思えない。 今は、へとへとに疲れた体に睡眠薬をぶち込んで、1分でも多く寝るだけだ。
今年のままちゃりGP in 岡山国際サーキットは、複数の主力メンバーのけが等による欠場からチーム参加を断念し、単独でのエントリーとした。 ・・・と言ってもこの忙しさだ。 とうとう練習を行う事は出来なかった。 中国製と思われるかけのわからんフレームのままちゃりに、最高級の塗装を施しエントリーしたのは昨年の事。 ガレージの天井につるし、ほぼ1年間使用していないままちゃりの整備を始めたのは今日になってからだ。 (さすがに明日一日では準備が間に合わないので、今日はお仕事お休み中^^!) ガレージでの作業は寒いし、だいいち今日は雪が舞っている。 そして、喉が痛い。 まあ、いつもの事で完璧な体調で挑める事の方が少ないか。 空気圧、リムの振れ、ブレーキ、変速機よし。 今年は寒いので、子供を乗せるときのような大型の風除けをゼッケンプレートにしてみました。 重たいし、最高速は低下するのだが、寒さには勝てん。 ZAKI 52歳。 これが本当のラスト・ラン! そして最後にふさわしい、一人旅。 魂の走りが出るか? 熱が出るか? 目標はいつも大きく50位! 例年通りだと37周以上を走る必要がある。 まあ、非現実的か >。<
2012年末、北海道の幌延町の地下深くを視察した。 http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/ 高レベル放射性廃棄物を地層処分する際に使われる巨大地下施設と、人工バリアの研究地である。 我々人類が開発した、魔法のエネルギー = 原子力は、 高レベル放射性廃棄物を残してしまう。 我々は、そのエネルギーの代償としてこれらの危険な物質を、数万年単位で管理しなくてはならない。 その年月は余りにも長く、地殻変動さえも考慮する必要がある。 それに対して、現在開発されている人工バリアの有効性を実際に確認する手立ては乏しい。 ましてや、これだけの巨大施設を数万年管理する費用をだれが負担すると言うのだろう。 原子力発電の経済的優位性など、石油エネルギーを持たない日本の「夢」や「希望」にすぎず、原子炉工学を学んできた者の一人としてあまりにも残酷な結末を見せられた気がする。 皆さんは、電力会社の決算書を読まれたことがあるだろうか? 原子炉には耐用年数があり、その後は廃炉しなくてはいけない。 しかし、廃炉費用は明らかに積み立て不足だ。 使用済み核燃料は、再処理する事を前提として資産計上されている。 日本国内の再処理工場は稼働していない。 どちらにしても原子力は可能な限りゼロにすることが、現在の政府方針である。 この中で、使用済み核燃料は、除却損に計上すべきものがほとんどである。 そして、この最終処分の費用は積み立てられていない。 東電が行っている「事故補償」に関しても、積み立てが必要な科目だ。 つまり、原子力発電所を持つ電力会社は、全て債務超過の状態にある。 さらに、原発を稼働させる為に、どれほどの政策費用がつぎ込まれているというのだろうか? 原発一基20年間で893億円という試算もある。 それら発電に必要な経費を全て度外視(税金投入と先送り)して、原子力が「安いエネルギー」とされている事に対して僕は失望した。 これが僕が学び信じていた「CO2を排出しない、日本の切り札」の姿だったのだ。 そして、この最終処分場研究地の地下深くに潜り、涙する事になる。 たかだか30年~40年の耐用年数の原子炉の為に、数万年に及ぶ高レベル放射性廃棄物の管理が必要であることに、いったいどのような経済性が成り立つというのだ? 少なくとも僕は宗教家ではなく、科学と経済の立場から、原子力発電の経済的優位性を否定する。 日本のリーダーが決断すれば、科学者も経済界もそれに対応できる。 その理由も述べる事ができる。 火力発電はGCCの登場により、これまでの2倍の高率で発電できる。 したがって、CO2を増加することなく、全ての原子力を停止できる。 燃料に関しては、サハリンからのパイプラインが有望だ。 燃料効率が上がれば、輸入すべき燃料費も増加しない。 再生可能エネルギーに頼るのはまだまだ夢物語だが、現実的に常時100万キロワットを出力できる原子力の代替は、技術的・経済的に可能である。 大切な事はリーダーが決定する事により、日本は全く新しい時代への一歩を踏み出せるという事だ。 その先に発展がある。 数万年と言う単位での負債を、我々はこれ以上増やしてはいけない。 ------------- ・約1万年前 - この頃、最後の氷期(最終氷期)が終わったとされる。 ・前5000年〜前3000年頃 - 完新世の気候最温暖期。 この頃、海面は現在よりも数m(4mから10mまで諸説あり)程度高かったと考えられている。 ------------- 数万年が経過した世の中で、人類にここが危険な場所である事をどのように伝えれば良いのだろう。