Polyamoryの世界との未知の遭遇
Oct
31
交際相手を一人だけに限定しない恋愛関係のこと。交際相手もそのことを認めている。
大学院のクラスで、Culture, Identity & Locatedness という授業があります。いかに私たちが文化の生き物であるかを思い知らされます。
私たちの文化が私たちの考えを作り、そして私たちを動かし、毎日判断させ、物事を好ませ、憎んでいます。
私たちの宿題の一つは、今まで自分が接触したことのない文化圏に接触し、リサーチするというもの。五人のグループでリサーチします。
私の選んだのは、Polyamory つまり、結婚していようがそうでなかろうが、複数の人と同時に関係を続けている人たちのグループです。よく、モルモン教の人たちがポリガミーといって、一夫多妻をしていますが、そうではなく、オープンマレッジのような。。。。そんな感じです。。
はじめに一人の女性にインタビューしました。次にカップルにインタビューしました。もう、私は、凍り付いてしまいました。聞きたくない、知りたくないという思いでいっぱいになりました。もちろん、セックスのことも話しますし、多くの人たちは、バイセクシャルでもあります。。。。
気持ち悪い。。。。という感覚でいっぱいになり、よく質問ができませんでした。むしろ、チームメイトは冷静に質問していました。
だめだ、、、ついていけない。。。
そして、実は、シアトルには、結構このコミュニティが確立しているらしく、結構な人がいるようです。ミートアップが結構開催されています。知らなかった。。。
そして、一度参加することに。。。
Poly の人々は、喜んで私を迎え入れ、なんでも聞きたいことがあったら聞いてね、と。。。
知らない専門用語もたくさん出てきます。。。汗
そこの、グルと呼ばれている女性は、メインのパートナーともう20年付き合っていて、五年前に今のご主人と結婚し、ご主人と自分と共通のガールフレンドがいるとのこと。。。
え?
頭が痛い。
どうしてこの道に入ったから聞くと、小さい時から父から虐待を受けてきたそうです。彼女と一緒に私は泣きました。ここは、共感っていうか、そのつらさは、共有できた。涙が止まらなかった。
すると、距離が縮まった。彼らのことを愛おしく感じた。友のように感じた。
彼女のガールフレンドは(Poly にはバイセクシャルも多いです)、一度結婚していたが、虐待的な関係だったとのこと。今のこの三人の関係が一番今までの関係で健康的だと。。。
え? この三人が一番健康的に感じるんだ。。。。ここで、大きなショック。。。
違う席に座っているインド人の女性は、こういった。Poly はね、女性と男性が同等なのよ。女性に生まれて損がないのよ。私の国では、女性の扱いはひどいし意見なんて持てないの。でも、Poly の文化では、力があるのよ。なんでも自分で決められるの。。と。
なるほど。。。悲しいことだが、それも事実だ。。。
嫉妬や、コミットメントのことなど、いろいろと聞いた。私たちとは、理解が違うので、興味深かった。。。女性の多くは、虐待のトラウマを持ってた。グルは、言った。男性の多くは、経験を求めてPoly になるのよ。
帰り道、いろいろと考えた。。。。
気持ち悪い一点張りの私の心が変わったこと。
何かを知る、ということは、愛することであると、今、他のクラスで習っている。。。
イエス様のことを考えた。
完全に神であり、完全に人であったイエス様は、どんなにか、私のような経験をしたことだろう。気持ち悪い思いを毎日感じ、違和感をもち、理解できないことを理解しようとしてくれたのか。。。私たちの一人のように、この地上に生まれてきてくださって。。。
気持ち悪さを乗り越えて、私たちに出会ってくれた。それどころか、盃を飲み干してくれた。十字架にかかってくれた。。。もっと先を行ってくれた。。。。
そう思うと、私含め、教会は、イエス様と遠い世界で生きているのではないか。と考えさせられた。
この気持ち悪い違和感から、離れて生きているのではないか。出会うべき人たちに出会いに外に出て行っていないのではないか。。。。
今日何回気持ち悪い思いをしただろう。
今日どれだけの人の傷と共感して涙を流しただろうか。。。。
教会こそ、”異文化”の友となるべきだ。キリストが頭であるならば。。。。
ぼ
Posted at 2016-11-03 09:50
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Posted at 2016-11-03 09:56
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