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68回目の終戦記念日に

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あの8月15日も猛暑の一日であ... あの8月15日も猛暑の一日であったと聞きます。
今夏の日本は毎日、その猛暑がトップニュースです。
そんな平和な時代がずっと続きますように。
8月15日は、68回目の終戦記念日でした。


近隣諸国と領土問題を抱えた上に、

安倍首相がその近隣諸国には国粋主義者に見えるらしくて、

今年ほど「歴史認識」がかまびすしいキーワードとなっている外交世界

もないのでは、という印象。


先日の広島と長崎で行われた平和式典で、

イスラエル政府高官で元幹部のダニエル・シーマン氏が

自らのフェイスブックに書き込んだ内容はいただけない。


「独善的な式典にはうんざりだ。

広島と長崎(の原爆)は日本の侵略行為の報いだ」


さらに、

「日本は帝国主義や大量虐殺の犠牲になった中国人や韓国人、

フィリピン人などを追悼すべきだ」とも書いたという。


日本政府からの抗議とイスラエル政府からの注意も受けて、

すぐにその発言を削除したが、

そのように認識する人はシーマン氏だけではないだろう。


お隣の韓国の新聞は、原爆が「神の懲罰だ」なんて論評したというし、

米国では戦争終結を早め、数十万の米国人兵士の人命を救った

「平和の兵器」だなんて言うあべこべがまかり通るところもあるとか。


未だに、必要悪であり、正義の爆弾だったという見方が実際に存在する。


あの原爆の雲の下で、

どのような地獄絵が展開していたかの想像力が

乏しいのではないかと疑ってしまう。


いや想像力というよりも、

科学的な検証と事実の直視をしたのなら、

そのような発言が出て来るものでしょうか?


どの国の立場に立つかで、原爆や日本の敗戦に対する認識も変わってきます。


でも、どの国の人にも共通していることがあります。


それは、

すでに過去となった歴史を、自らの寄って立つ社会の視点から読み込んで、

これに論評、ひいては断罪・断定している点。


その評論家自身の歴史認識は伺えても、

それなら将来をどうしたいのか、という未来志向の発想がない。



8月15日は、一般の米国人はどう感じているのだろう?


アンケートのような問いをその日、知人数人に聞いてみました。 


「本日、何の日だか知ってますか?」


誰もがその日のことを知らない、と答えてました。


「日本と戦争して、終わった日です」

と私が答えたとき、あるご婦人が次のように返答をしてくれました。



「それは良かったわ。

私は戦争が始まった日よりも、終わった日を喜びたいのよ。」



市井の女性が持っていたこの単純で、

優れた平衡感覚を大切にしたい

と思わされました。



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#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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高橋
Commented by 高橋
Posted at 2013-08-16 22:01

グランデールで慰安婦像が建てられたことは衝撃でした。 
公正な歴史的検証も不十分のまま、韓国のロビー活動だけでその言い分を鵜呑みにするとは、この国の良識を疑ってしまうものです。 
お人よしでおとなしい日本人も、このときばかりは声を上げたほうが良いようですね。

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