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つれづれなるままに

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ベトナム系中国人が日本食で遂げたカナディアン・ドリーム

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バンクーバーでお試しあれ。中国... バンクーバーでお試しあれ。中国人シェフでありながら本格的な日本食とサービスのお店。 Nugyさん Nugyさん 店内は明るくて清潔。Nugyが... 店内は明るくて清潔。Nugyが日本食に惹かれた要因でもあった。
友人に勧められて以来、何度も通っているTemaki Sushiへ行って来た。
バンクーバーにもなんちゃって日本料理店が数多い中で、本格的な寿司を出してくれるところ。

一人ゆえ、カウンター席に通された。
目の前で寿司を握っている人はほぼ私と同年齢のNguyさん。

寿司ネタの産地や確保の仕方などを聞いていると話ははずみ、彼の職人としての意気込みにまで及んだ。

学校を卒業後、バンクーバーの日本食店で修業をはじめ、この店を構えたのが13年ほど前。

中国料理との違いとそこから日本料理へと移っていった経緯、彼の視点など聞かせてもらい興味は尽きない。

さらに彼の半生にまで話は及んだ。
もちろん私のそれも話したが、彼の場合、ドラマに満ちている。

ベトナム生まれの中国人の家で8人兄弟の末っ子として育った彼は、2歳の時にカナダに難民として上陸。

戦争で家を失い、着の身着のままボートでベトナムを脱出。
直後に海賊に襲われて、食料やあらゆる貴重品を強奪されたとこと。

多くの人がボートで死んだが、自分の家族がすべて無事だったのは、本当にラッキーだったと話す。

上陸後、父親は工場で働きながら家族10人の生活を支え、
Nguyさんは12歳からチキンの工場で働き始る。
週末には一日中そこで働く生活が高校卒業まで続いたとのこと。

東京の築地まで行ってネタを厳選し、
常に最高級の品やサーヴィスを研究し続ける彼の仕事にかける情熱。

幼少時からのやむにやまれぬ事情が、その仕事に対しての真摯な姿勢を造っていったように見えた。

「働くことは大したことないよ。」と言ってのけたことから。

築地から仕入れたハマチの握りがカウンター越しから突然降ってきた。
確かに絶品の味!
#グルメ #バー #レストラン

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