今年の一押し
Dec
21
私は1日考えて、結局、今年はアーノルド・クローのマーガレットサービスのコーヒーポットに決めました。1900年のパリ万国博覧会でグランプリを獲りましたからね。「アールヌーヴォー磁器とは何か」を象徴する作品です。でも、本当はB&Gのピエトロ・クローンのカップ&ソーサ(C&S)でも良かったかな。実は、このC&Sは鷺のサービスと共に、1889年のパリ万国博覧会に出品されたのではないかと私は考えています。
先日、美術館の方と1日かけて、来年度の展覧会のために、都内にあるいくつか西洋骨董店を回りました。そして、出展するためのメインとなる作品をおおよそ決めてきました。内容は西洋のアールヌーヴォー陶磁器ですが、万国博覧会に関わるものを考えていますので、もちろん、この二つは出展したいと思っています。
しかし、ふたつとも、今年の初めに、私の前に現れて、最初は見送ったものでしたが、結局、私のもとにやって来ました。最近、物との出会いというものは、偶然というより、必然かなと思うようになりました。バリ島のゴングもそうかな..
ということで、ここでは今年のイチオシとして両方アップしておきます。