「たかじんのそこまで言って委員会」を先日突如降板した勝谷誠彦氏、辛口の評論で人気があったのに残念ですが、彼の著作に「にっぽん蔵々紀行」が有ります。全国の蔵元を訪ねて酒と肴と人とふれあう旅紀行の作品です。 勝谷氏の端正な文章が描く その地の風土、水、米と人が作る日本酒への意気込みが手に取るように読み取れてとても勉強になる本です。 全国には現在大小の酒蔵がおよそ1400蔵以上あるそうです。四国には現在およそ110蔵あるようです。 勝谷氏の著書の後書きから 「蔵というものは、もしそういう目で見るのであれば、今の私達が抱えるあらゆる問題の縮図である。過疎、雇用、流通、環境」などにまつわるさまざまなつらいことどもを、建てて百年にもなるような古びた梁で懸命に支えているのである。(中略)そんな過酷な状況にもかかわらず、どこか鷹揚なたたずまいを見せる蔵たちの、あたたかな懐に抱かれるばかりであった。あるいはそのことこそ、この民族の酒か将来にわたって愛されていく鍵があるのではないか…」 神戸のおいさんの言われるとおり「國酒としての日本酒」の素晴らしさや奥の深さが少し見えて来たこの頃です^_^
Posted at 2013-03-29 16:36
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Posted at 2013-03-30 02:15
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Posted at 2013-03-29 17:28
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Posted at 2013-03-30 05:41
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