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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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30℃の秋

thread
30℃の秋


ㅤㅤㅤㅤㅤ枯葉が舞い蝉が鳴く

ㅤㅤㅤㅤㅤ蜻蛉は眼鏡を忘れ歩行して

ㅤㅤㅤㅤㅤ夏の幻か

ㅤㅤㅤㅤㅤ秋の引っ込み思案か

ㅤㅤㅤㅤㅤそれとも僕にある矛盾なのか


#詩

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預言カフェ

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誘われ
ガードを潜り
かるい上り坂には憩いの香り
疑ってみようか
委ねてみようか
一杯のコーヒーに

お客へ預言のサービス
スマートフォンの音声アプリ
録音のスイッチをオン
預言者はスマートフォンを片手に語りだす
このカフェでは神からのお告げを
反芻することができる

疑いの欠片
コーヒーに入れたつもりが
もうすでに預言者の旋律が風景となり
その道を私は歩いている


貴方は今の長く続けてきた行いを
完全にやり遂げてはいませんが
他なる場所へ出向き新たな開拓すべき行いにも
力を発揮する時だと主は申されています


預言者は言葉のパズルを広げ
私は想像のピースをはめ込む

都合の良い発想を色合いとして染める
仕事とは別の他なる場所
私が表現者として描くことを指しているのか
詩の世界に躊躇なく没頭して良いということだろうか

その先へ
手のひらで促し預言者は導く
錆びかけた鍵穴に未知への光を差し込み
ドアの向こうに見える新たなる世界を想像して

後味の良いコーヒー
香りに促され進める気がして

#詩

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僕のような僕の歌

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僕をここにおいて
あなたを誘うから

前振りなしですが
歌ってしまいます

その先を進んでも
閉じてしまっても
一向に構いません

君の自由があって
僕の自由があって


表現者の気質には
戯けてのサービス
そんな精神が必要
自分をさらけだす
楽観が好きなこと

悲しみを悲しみで
哀れを哀れだけで
歌ってはいけない

そこには柔らかい
強さを宿していて
傷だらけの姿など
見せてはいけない

君がために歌うは
さらりさらりした
僕の惜しみなき声

さあ、僕を歌おう
さあ、君へ歌おう


#詩

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ごきげんようㅤわたしが自由です

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若き日はわがままの混じった私でした
束縛からの解放しか考えられず
監禁された世界にはいませんでしたけど
どうしても手かせ足かせが見えていました

でもㅤ今の私は自由です

学校が社会が世界が不自由と思うなら
私のように自由になれるのです
どんな時もどんな場所でも
不自由を知った者だけが
自由になれる資格を得たということです

不自由と嘆けば嘆くほど確実に自由へ向かいます
それはすでに自由への発想が膨らんでいるのですから
自由について考えれば考えるほど
今まで見えていなかった
自由が見えてくるから不思議です

えっㅤこんなことが自由だったとは
まさかㅤ自由がこんなカタチで

具体的にどのようなことが自由なのか
伝えることは止めておきましょう
劣化した自由になってしまうので

でもヒントだけ
自由は不自由からの脱出ではなく
不自由の中にすでに咲いているかもしれませんし
これから咲くかもしれません
あなたが私の自由なのかもしれませんし
私があなたの自由なのかもしれないということです

そうです
私はこれからも自由な
誰にも奪うことのできない自由なのです

#詩

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コーヒー

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黒い香りに時間が止まる

記憶を遡ることのない
魔力をもつ苦味は
精神の行きたい方向へ誘う

赤く甘い実を
いったい誰が焙煎したのだろう

アラビアの医師か
エチオピアの山羊飼いなのか

この偉大なる発見は
どれほどの時間を止めてきたのだろう

会話もいらない

静かな空間にカップとソーサーが
カチッっと鳴れば
過去も未来も香りに消されてゆく
此処にいる実感だけがあり得る

足を組み
テーブルに肘をのせ
そのひと口に
わたしは一枚の絵になる

#詩

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共働きの子育て

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雨の中
熱のある我が子を
濡らさないように抱っこして

保育園で熱のある子は預かってはくれない
そして、独身の上司に
「どうにかして、出勤しなさい」
そう言われ通話が切られる

悔しさから吐き出す言葉は
「お前にだけは負けねえよ、絶対。
お前みたいに小さい人間にだけは、ならねえよ」
だった

上の子を保育園に預け
熱のある下の子を抱っこして
電車を使い実家へ向かう

「母ちゃん、悪い」
「あいよ」
母はそう言って孫を抱っこする
俺はその言葉にどれだけ救われたことか

共働き
そりゃ自分たちが選んだ道だけど
違うよな
子育てもままならぬ
この社会の風潮や対応はおかしい

でも
進んでいかなくちゃいけない
この試練が俺を父親にしていくのだ
無理やりに思い込ませた

そんな日々が続くと
精神より先に身体がダウンしてしまう
けっきょく
病院で点滴ぶら下げ妻に負担をかける

ちくしょう
こんちくしょう

何年ぶりの涙だろう

しかし
俺はこのことで学ぶ
家族を守る
それは権利を主張することも大事だと
「子どもに熱があるので、出勤は出来ません」
はっきりした態度で
仕事を休もうが
上司にどう思われようが
与えられた年次休暇は使う
そんなあたり前のことをどうして躊躇していたのだろう
もう体裁なんて関係ない
どんどん主張しなくちゃ良くならないだろう
この社会

それから二十年近く経ち
共働きの子育て環境は相変わらず改善されていない
待機児童(保育園の入園を待たされる)
兄弟で違う保育園に通う
まだ問題は山積みだ
改善を願う

お母さん、お父さんたちが
子どもを保育園に送り迎いする姿
懐かしい気持ちと相まって
頑張っているな
そんな声を掛けたくなるんだ

#詩

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thread
青

青く
海から
空へと繋がり
僕にも青が反射する
誰もいない砂浜を歩いていた
それは僕の中にいる誰かを探しているようで
生きていることさえ怪しいほどに僕は青く染まりながら海と空の間を行く

#詩

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片影

thread
君の面影
路傍の花と重ねてしまう

その花に手を添えようとして
僕は躓く

君は笑う

夜に隠れてしまう君は
笑い声だけを残し
僕の抜け殻を揺さぶる

拙い
I love you.

返事のない
Me too.

それでも君は
咲き消せない
僕の花

#詩

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紙ひこうき

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涙に濡れた紙ひこうきを
なるべく遠くに飛ばしましょう

力を抜いて
どこまでも どこまでも
そんな気持ちで
そっと

そしたら
ひとびとは浮き沈む
紙ひこうきを見て

がんばれ
がんばれ
だいじょうぶだよ
みんなが見守っているよ


声をかけてくれます

街をひと回りした紙ひこうきは
やがて
やさしさを持ち帰ります

幸せの紙ひこうきは
なるべくきちんと重ねて
宝箱に入れましょう

幸せでいっぱいの宝箱
開けてみれば
宝物はきれいに並べられ
キラキラ笑顔も輝きます

#詩

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俺の居場所

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最近なんだか疲れすぎて……

夜中に眠れず近所を歩き出せば、
やはりおなじみの公園へたどり着くことになってしまう。
ほかに行くところはないのか。
いや、それすら考えることも面倒になり、
自分の中にある鬱蒼とした
つまらない俺をコンビニのゴミ箱に捨て公園へ向かう。
「なんか、嫌な感じがするもの、入っているぞ」
と、ゴミ箱を覗くアルバイトの兄ちゃんの声が
遠くから響いて聞こえてくる。
「ごめん、ごめん。
家庭のゴミ、いや、自分のグロテスクを投棄してしまった。
帰りにたくさんの買い物をして行くから許してくれ。
まあ、そんなことを言ってもアルバイトの兄ちゃんには
売り上げがどうだとか、関係ないよな」
と、ぼそぼそと長いひとり言。

公園は大好きだ。
なぜ好きか。
ひとりになれた感が心地よく、自分がここにいる感が満載だからだ。
孤独を今宵無く愛したい時がある。
じゃあ、部屋の中ではダメなのか。
ああ、ダメだね。
そこは俺の存在が濃すぎて、
自分のニオイにむせて他人になってしまうからダメダメ。
えっ、自分が他人って矛盾しているよ!
君はそう言うかもしれないが、
自分なんて所詮は他人、君が俺なんだからさ、何も恐れることなんてない。
僕のはじまりは君で、君の終わりは僕なんだから深く考えないことだ。
簡単なことだからさ。
感じればいいんだよ。

「くそっ! ここは、俺の席だぞ、どけよ!」
なんてことだ、ベンチならいくらでもあるのに、
どうして今日に限ってここに昨日の俺が座っているんだよ。
こいつは他人の自分だ。俺という他人で、昨日の俺だ。
いったい、どうすればいいんだ。
昨日の俺は、今日の俺の怒鳴り声などまったく怖くない。
すべて俺の考えなんてお見通しなんだからさ。
なら、昨日の俺を脅してこの席を奪い取るにはどうしたものか、
ん〜、
なんだかごちゃごちゃ世界に突入しているじゃないか、
おいおい。
得体のしれない、予想もできないものを人間は恐れる。
昨日の俺も人間。
例えば、どろ〜ん、
みたいに幽霊系で、昨日までの俺にはない
身につけたものはないだろうか。
ないな。
ん〜、かなりのインパクトがなければ、
昨日の俺、追い出し作戦は成功しないだろう。
そうだ真逆だ。
今までの俺のぐうたら自分からは考えられない、
なんだか熱い人間になればいい。
そうすれば、こいつは何を考えているんだ、
訳のわからない危ない奴だと逃げ出して行くだろう。

「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
スネ毛ぼうぼう、内股スタイルで可愛く言ってみた。
「もう一回、言ってくれ。スマホで録音させてくれたら、消えてやるよ」
昨日の俺は目を輝かせながら言った。
「ああ、そうか、わかったよ。あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
「あれ、録音失敗。もう一回!」
「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
「やっぱり、動画にさせてくれ!」
「おう、ノってきたぜ。あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
腰に手をあて微笑む俺。
「オーケー、いいの撮れたから退いてやるよ。
ほら、座れよ。
しかし、お前、最低だな。
いったい何者だよ、まあ、どうでもいいや。
ごきげんよう」
昨日の俺は、消えて行った。
真逆作戦はなんだか一応成功?!
「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
う〜ん、癖になっちゃう」
新しい俺、発見。意外と今夜はいい日なのかもしれない。

やっとひとりになれた。
随分と疲れたようだ。
俺は昨日の俺が嫌いで、昨日の俺フェチじゃないということだ。
収穫、収穫。
「おい! 君は今、俺のことを見ているんだろう。
これだと、ひとりって言えないんだよ。
ああ、そう。
ええっ、俺のことを見てないって君は言うけど、
おもいっきり見ているじゃないか、俺のことを!」
なんて、突然、大きな声で話してみる。
反応なし。
間違いない、俺はひとりだ。

灰色の空、黒い雲、それは叙情的なただの夜空。
俺にとっては最高の陰日だ。
目立たぬようになるべく消えることに努める。
隠の癒しに浸るのが俺のステイタス。
まず、カラダを消してみる。
これがなかなか難しいんだ。
イメージ的には、空気をたらふく吸い込んで
カラダを薄めていくという作業。
これを取得するのに三年かかった。
まあ、俺じゃなきゃ一生無理な話だが、
最近は手軽に姿を消す方法、見つけたから教えてやるよ。
「ザ・馬鹿になれる実」だよ。
紙に「カバなバカはカバ」を上下、左右を逆さまに書く。
書き順も逆から書く。
それで、書いた紙をなるべく小さくして丸めて飲み込むんだよ。
この時のコツは、
小さく書いて、紙も小さく、なるべく飲み込みやすくすることだ。
もちろん、水は必須だよ。
でも、これ、俺の専売特許だから勝手に製品化したら、お仕置きだぞ!
ああ、話しそれた。
そんなんでカラダが消えるんだよ。
あっ、水を忘れた。
まあ、俺はベテランだから水なしで頑張るか。
「ザ・馬鹿になれる実」を飲み込む。喉、痛っ。

あとは意識をなくすことなんだけど、これも難しい。
成功率三十パーセント、って言うところだろうか。
深呼吸をして、豆腐の数を数えるんだよ。

「豆腐が一丁、豆腐が二丁、豆腐が三丁目イエイイエイ、
豆腐が四丁目の階段を上って、豆腐が五丁、豆腐が六丁、
豆腐が七丁八丁九官丁、豆腐が十丁、豆腐が十一丁、
豆腐が十二丁丁夫人、豆腐が十三丁、豆腐が十四、、
豆腐…とっ……と………くうっ…がっ
ぐっ、くうっ〜〜
がっ、くうっ〜〜〜
けっけっけ、くうっ
んがっ、くうっ〜〜、ふぅ〜〜

〜〜うっがっ、ああ、あああ、あああ、あっ

なん、なん、なんだよお前、昨日の俺じゃないか!
なんで、さっき消えて行ったじゃないか。
それに俺は、姿に気配も消していたじゃないか、
なんで声掛けられたんだよ、俺の姿が見えるなんて、
いったいお前は何者なんだ!」
「普通に見えていたし。
お前は、ただ居眠りこいてる馬鹿か、死にたい馬鹿か、
なんでもいいから、4Kの最新映像が撮れるスマホを持ってきたから、
さっきのやってくれよ!」
「はい? はい?
……俺は、俺は、ただひとりになりたいだけなんだよ、
あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
お尻ぺんぺん…お尻り……
お、し、り!」


ふんがっふふ!
#詩

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