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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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僕のような僕の歌

thread
僕をここにおいて
あなたを誘うから

前振りなしですが
歌ってしまいます

その先を進んでも
閉じてしまっても
一向に構いません

君の自由があって
僕の自由があって


表現者の気質には
戯けてのサービス
そんな精神が必要
自分をさらけだす
楽観が好きなこと

悲しみを悲しみで
哀れを哀れだけで
歌ってはいけない

そこには柔らかい
強さを宿していて
傷だらけの姿など
見せてはいけない

君がために歌うは
さらりさらりした
僕の惜しみなき声

さあ、僕を歌おう
さあ、君へ歌おう


#詩

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ごきげんようㅤわたしが自由です

thread
若き日はわがままの混じった私でした
束縛からの解放しか考えられず
監禁された世界にはいませんでしたけど
どうしても手かせ足かせが見えていました

でもㅤ今の私は自由です

学校が社会が世界が不自由と思うなら
私のように自由になれるのです
どんな時もどんな場所でも
不自由を知った者だけが
自由になれる資格を得たということです

不自由と嘆けば嘆くほど確実に自由へ向かいます
それはすでに自由への発想が膨らんでいるのですから
自由について考えれば考えるほど
今まで見えていなかった
自由が見えてくるから不思議です

えっㅤこんなことが自由だったとは
まさかㅤ自由がこんなカタチで

具体的にどのようなことが自由なのか
伝えることは止めておきましょう
劣化した自由になってしまうので

でもヒントだけ
自由は不自由からの脱出ではなく
不自由の中にすでに咲いているかもしれませんし
これから咲くかもしれません
あなたが私の自由なのかもしれませんし
私があなたの自由なのかもしれないということです

そうです
私はこれからも自由な
誰にも奪うことのできない自由なのです

#詩

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コーヒー

thread
黒い香りに時間が止まる

記憶を遡ることのない
魔力をもつ苦味は
精神の行きたい方向へ誘う

赤く甘い実を
いったい誰が焙煎したのだろう

アラビアの医師か
エチオピアの山羊飼いなのか

この偉大なる発見は
どれほどの時間を止めてきたのだろう

会話もいらない

静かな空間にカップとソーサーが
カチッっと鳴れば
過去も未来も香りに消されてゆく
此処にいる実感だけがあり得る

足を組み
テーブルに肘をのせ
そのひと口に
わたしは一枚の絵になる

#詩

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共働きの子育て

thread
雨の中
熱のある我が子を
濡らさないように抱っこして

保育園で熱のある子は預かってはくれない
そして、独身の上司に
「どうにかして、出勤しなさい」
そう言われ通話が切られる

悔しさから吐き出す言葉は
「お前にだけは負けねえよ、絶対。
お前みたいに小さい人間にだけは、ならねえよ」
だった

上の子を保育園に預け
熱のある下の子を抱っこして
電車を使い実家へ向かう

「母ちゃん、悪い」
「あいよ」
母はそう言って孫を抱っこする
俺はその言葉にどれだけ救われたことか

共働き
そりゃ自分たちが選んだ道だけど
違うよな
子育てもままならぬ
この社会の風潮や対応はおかしい

でも
進んでいかなくちゃいけない
この試練が俺を父親にしていくのだ
無理やりに思い込ませた

そんな日々が続くと
精神より先に身体がダウンしてしまう
けっきょく
病院で点滴ぶら下げ妻に負担をかける

ちくしょう
こんちくしょう

何年ぶりの涙だろう

しかし
俺はこのことで学ぶ
家族を守る
それは権利を主張することも大事だと
「子どもに熱があるので、出勤は出来ません」
はっきりした態度で
仕事を休もうが
上司にどう思われようが
与えられた年次休暇は使う
そんなあたり前のことをどうして躊躇していたのだろう
もう体裁なんて関係ない
どんどん主張しなくちゃ良くならないだろう
この社会

それから二十年近く経ち
共働きの子育て環境は相変わらず改善されていない
待機児童(保育園の入園を待たされる)
兄弟で違う保育園に通う
まだ問題は山積みだ
改善を願う

お母さん、お父さんたちが
子どもを保育園に送り迎いする姿
懐かしい気持ちと相まって
頑張っているな
そんな声を掛けたくなるんだ

#詩

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thread
青

青く
海から
空へと繋がり
僕にも青が反射する
誰もいない砂浜を歩いていた
それは僕の中にいる誰かを探しているようで
生きていることさえ怪しいほどに僕は青く染まりながら海と空の間を行く

#詩

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片影

thread
君の面影
路傍の花と重ねてしまう

その花に手を添えようとして
僕は躓く

君は笑う

夜に隠れてしまう君は
笑い声だけを残し
僕の抜け殻を揺さぶる

拙い
I love you.

返事のない
Me too.

それでも君は
咲き消せない
僕の花

#詩

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紙ひこうき

thread
涙に濡れた紙ひこうきを
なるべく遠くに飛ばしましょう

力を抜いて
どこまでも どこまでも
そんな気持ちで
そっと

そしたら
ひとびとは浮き沈む
紙ひこうきを見て

がんばれ
がんばれ
だいじょうぶだよ
みんなが見守っているよ


声をかけてくれます

街をひと回りした紙ひこうきは
やがて
やさしさを持ち帰ります

幸せの紙ひこうきは
なるべくきちんと重ねて
宝箱に入れましょう

幸せでいっぱいの宝箱
開けてみれば
宝物はきれいに並べられ
キラキラ笑顔も輝きます

#詩

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俺の居場所

thread
最近なんだか疲れすぎて……

夜中に眠れず近所を歩き出せば、
やはりおなじみの公園へたどり着くことになってしまう。
ほかに行くところはないのか。
いや、それすら考えることも面倒になり、
自分の中にある鬱蒼とした
つまらない俺をコンビニのゴミ箱に捨て公園へ向かう。
「なんか、嫌な感じがするもの、入っているぞ」
と、ゴミ箱を覗くアルバイトの兄ちゃんの声が
遠くから響いて聞こえてくる。
「ごめん、ごめん。
家庭のゴミ、いや、自分のグロテスクを投棄してしまった。
帰りにたくさんの買い物をして行くから許してくれ。
まあ、そんなことを言ってもアルバイトの兄ちゃんには
売り上げがどうだとか、関係ないよな」
と、ぼそぼそと長いひとり言。

公園は大好きだ。
なぜ好きか。
ひとりになれた感が心地よく、自分がここにいる感が満載だからだ。
孤独を今宵無く愛したい時がある。
じゃあ、部屋の中ではダメなのか。
ああ、ダメだね。
そこは俺の存在が濃すぎて、
自分のニオイにむせて他人になってしまうからダメダメ。
えっ、自分が他人って矛盾しているよ!
君はそう言うかもしれないが、
自分なんて所詮は他人、君が俺なんだからさ、何も恐れることなんてない。
僕のはじまりは君で、君の終わりは僕なんだから深く考えないことだ。
簡単なことだからさ。
感じればいいんだよ。

「くそっ! ここは、俺の席だぞ、どけよ!」
なんてことだ、ベンチならいくらでもあるのに、
どうして今日に限ってここに昨日の俺が座っているんだよ。
こいつは他人の自分だ。俺という他人で、昨日の俺だ。
いったい、どうすればいいんだ。
昨日の俺は、今日の俺の怒鳴り声などまったく怖くない。
すべて俺の考えなんてお見通しなんだからさ。
なら、昨日の俺を脅してこの席を奪い取るにはどうしたものか、
ん〜、
なんだかごちゃごちゃ世界に突入しているじゃないか、
おいおい。
得体のしれない、予想もできないものを人間は恐れる。
昨日の俺も人間。
例えば、どろ〜ん、
みたいに幽霊系で、昨日までの俺にはない
身につけたものはないだろうか。
ないな。
ん〜、かなりのインパクトがなければ、
昨日の俺、追い出し作戦は成功しないだろう。
そうだ真逆だ。
今までの俺のぐうたら自分からは考えられない、
なんだか熱い人間になればいい。
そうすれば、こいつは何を考えているんだ、
訳のわからない危ない奴だと逃げ出して行くだろう。

「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
スネ毛ぼうぼう、内股スタイルで可愛く言ってみた。
「もう一回、言ってくれ。スマホで録音させてくれたら、消えてやるよ」
昨日の俺は目を輝かせながら言った。
「ああ、そうか、わかったよ。あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
「あれ、録音失敗。もう一回!」
「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
「やっぱり、動画にさせてくれ!」
「おう、ノってきたぜ。あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
腰に手をあて微笑む俺。
「オーケー、いいの撮れたから退いてやるよ。
ほら、座れよ。
しかし、お前、最低だな。
いったい何者だよ、まあ、どうでもいいや。
ごきげんよう」
昨日の俺は、消えて行った。
真逆作戦はなんだか一応成功?!
「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
う〜ん、癖になっちゃう」
新しい俺、発見。意外と今夜はいい日なのかもしれない。

やっとひとりになれた。
随分と疲れたようだ。
俺は昨日の俺が嫌いで、昨日の俺フェチじゃないということだ。
収穫、収穫。
「おい! 君は今、俺のことを見ているんだろう。
これだと、ひとりって言えないんだよ。
ああ、そう。
ええっ、俺のことを見てないって君は言うけど、
おもいっきり見ているじゃないか、俺のことを!」
なんて、突然、大きな声で話してみる。
反応なし。
間違いない、俺はひとりだ。

灰色の空、黒い雲、それは叙情的なただの夜空。
俺にとっては最高の陰日だ。
目立たぬようになるべく消えることに努める。
隠の癒しに浸るのが俺のステイタス。
まず、カラダを消してみる。
これがなかなか難しいんだ。
イメージ的には、空気をたらふく吸い込んで
カラダを薄めていくという作業。
これを取得するのに三年かかった。
まあ、俺じゃなきゃ一生無理な話だが、
最近は手軽に姿を消す方法、見つけたから教えてやるよ。
「ザ・馬鹿になれる実」だよ。
紙に「カバなバカはカバ」を上下、左右を逆さまに書く。
書き順も逆から書く。
それで、書いた紙をなるべく小さくして丸めて飲み込むんだよ。
この時のコツは、
小さく書いて、紙も小さく、なるべく飲み込みやすくすることだ。
もちろん、水は必須だよ。
でも、これ、俺の専売特許だから勝手に製品化したら、お仕置きだぞ!
ああ、話しそれた。
そんなんでカラダが消えるんだよ。
あっ、水を忘れた。
まあ、俺はベテランだから水なしで頑張るか。
「ザ・馬鹿になれる実」を飲み込む。喉、痛っ。

あとは意識をなくすことなんだけど、これも難しい。
成功率三十パーセント、って言うところだろうか。
深呼吸をして、豆腐の数を数えるんだよ。

「豆腐が一丁、豆腐が二丁、豆腐が三丁目イエイイエイ、
豆腐が四丁目の階段を上って、豆腐が五丁、豆腐が六丁、
豆腐が七丁八丁九官丁、豆腐が十丁、豆腐が十一丁、
豆腐が十二丁丁夫人、豆腐が十三丁、豆腐が十四、、
豆腐…とっ……と………くうっ…がっ
ぐっ、くうっ〜〜
がっ、くうっ〜〜〜
けっけっけ、くうっ
んがっ、くうっ〜〜、ふぅ〜〜

〜〜うっがっ、ああ、あああ、あああ、あっ

なん、なん、なんだよお前、昨日の俺じゃないか!
なんで、さっき消えて行ったじゃないか。
それに俺は、姿に気配も消していたじゃないか、
なんで声掛けられたんだよ、俺の姿が見えるなんて、
いったいお前は何者なんだ!」
「普通に見えていたし。
お前は、ただ居眠りこいてる馬鹿か、死にたい馬鹿か、
なんでもいいから、4Kの最新映像が撮れるスマホを持ってきたから、
さっきのやってくれよ!」
「はい? はい?
……俺は、俺は、ただひとりになりたいだけなんだよ、
あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
お尻ぺんぺん…お尻り……
お、し、り!」


ふんがっふふ!
#詩

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勇敢なラガーマン

thread
弾めばどこへ行ってしまうのか
予想もつかぬボールのように
番狂わせの邁進
弱小と言われたチーム
ブレイブ・ブロッサムが吠えた

ワールドカップ
下馬評では必敗と予想されたジャパンチーム
だが積み重ねられた世界一の練習量

悔しさと夢を追う強さはすべてを覆した

その強さは
並大抵の努力から生まれたものではないはず
チームに携わるすべての者たちの
スクラムは強く硬かった
ジャパン・ウエイを走り続け
誇り高いラガーマンへの称賛は止まない

恐れに打ち勝ち
ドンキホーテのように体当たり
今このグランドで当たっては砕け
それでも這い上がり痛みを超える男たち
渾身の一撃は勇敢な結晶として
散りばめられた

ラガーマンの理(ことわり)
それは我々に勇気と夢を与え
揺さぶられた魂は自分の進むべき場所へ
圧倒的な説得力で背中を押してくれた

有終の涙に我々は少しも朽ちることなく
全身全霊で闘うブレイブ・ブロッサム
その輝きは我々の心の中で咲き続ける

白と赤のボーダー
胸にはチェリー・ブロッサム
我が国の誇りは永遠に

#詩

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インナーチャイルド

thread
だから
おばあちゃん子はダメなのよ

小学校の先生はとても残酷に
私を暗いところに追いやった
クラスメイトも私を避けはじめ

悔し涙で家に帰れば
我慢しなさい

仕事に疲れた母が言う

祖母は
そんな理不尽な

学校へ向かおうとする

それを止める母

父の存在を知らぬ私
自分の感情を抑え込もうとする毎日
祖母だけが私の救いだった

一番辛い時に
母から自分を守ってもらえなかった悲しみは
色褪せやしなかった

時は流れ
私も大人となり
母親になっても
心の傷は消えはしなかった

どうして
私をあの時
助けてくれなかったの

初めて母に問う

母は言葉を失い
なんてことを言い出すの
そんな表情をしては
私の求めている言葉は聞けない

ごめんなさい

その一言で何もかも許せるのに
なぜ
私に寄り添ってくれないのだろう
母だから心から愛したいのに

癒えない心の傷
そこに
そっと手を添える母を
私は待ち続けている

#詩

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