Dec
26,
2021
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day18)「経営ビジョンに社員が自分の夢を乗せる」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第4章「こうすれば『経営社員』は育つ」
~五つの心得と八つの方法~
章立て
1.どんな会社でも経営社員は必ず育つ(完了)
2.五つの心得(本日)
3.八つの方法
「五つの心得:どんな会社でも経営社員は必ず育つ」
章立て
1.「経営社員」を育てる心得とは?
2.五つの心得
1.「経営社員」を育てる心得とは?
(1)ここまで「経営社員と何か?」、そして「経営社員を育てる会社とは?」について述べてきた。ここからは、経営社員を育てる「心得」について述べる。
2.五つの心得
昨日は以下二つの心得について触れたので、今日は残り三つについて触れます。
心得(1)職縁を大事にせよ!
心得(2)まず、やらせてみよ!
心得(3)正しい責任「追究」をせよ!
①どんなチャレンジでも、やりっぱなしでは意味がない。ここで「追究」には二つの意味がある。
②一つは、なんとしてでも成功するように持っていく。そのための手法がPDCAサイクルである。社員からの提案に対して、その基礎にある仮設がどういうものであるかを徹底的に「追究」することが経営者・上司の役目である。
③もう一つは、失敗したときの原因究明である。失敗した時に結果だけを責めてしまうと、その社員だけではなく他の社員もチャレンジしなくなってしまう。
④正しい「原因追究」は、失敗の原因をとことん究明し、次の成功の確立を出来るだけ高めること。
心得(4)会社のビジョンに社員の夢を乗せよ!
①経営者と社員との間の「信頼関係」の構築が必要。そのためには、
- 会社数字をオープンにすること
- 社内で密度の高い時間を共有すること。
②ここで「密度が高い時間」とは、生産性の高い時間と言い換えることが出来る。具体的には、
- より高い目標に向かって共に働く時間
- 将来に備えて自分たち自身を高めるために共に学ぶ時間
③理想や夢を語る時間を共有することも重要。経営者が一方的に語るのではなく、会社の将来ビジョンに社員が自分の夢を乗せる時間にしたい。
心得(5)「経営社員」が育つ仕組みをつくれ!
①教育プログラムの構築:朝礼・早朝経営セミナー・早朝勉強会など。経営計画の作成や月次決算会議に全社員が参加する。
②評価と報酬の仕組み作り:財務を理解させた上で、全ての社員が理解できる重要指標づくりが必要である。
③経営者の考え方を伝える仕組み作り:ブログ・メルマガ、書籍、講演など。また社内報や朝礼を通じて伝え続ける努力が必要。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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