Jan
29,
2022
読書会でドラッカーを読み進めながら(Day16)「組織がなすべき三つの『成果』とは?」
興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著
「プロフェッショナルの条件」
を読み進めています。
その読書会のスタイルは
「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」
そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。
この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。
不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。
この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。
Part2:働くことの意味が変わった
第3章「貢献を重視する」
【三つの領域における貢献】
(1)なすべき貢献には、いくつか種類がある。あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成の三つである。
(2)これら三つの領域すべてにおいて成果を上げなければ、組織は腐り、やがて死ぬ。(中略)もちろん、この三つの領域の重要度は組織によって、さらには、一人一人の人間によって大きく異なる。
(3)第一の「直接の成果」については、はっきり誰にでも分かる。企業においては売上や利益などの経営上の業績である。病院においては患者の治癒率である。
(4)直接的な成果と言っても、誰にも明白なものばかりとは限らない。だが、直接的な成果が何であるべきかが混乱している状態では、成果は期待しえない。
(5)組織には人体におけるビタミンやミネラルと同じように、第二の領域として「価値への取り組み」が必要である。組織は常に明確な目的を持たなければならない。
価値への取り組みは技術面でのリーダーシップを獲得することである場合もあるし(中略)、もっと安く、もっと品質の良い財やサービスを見つけ出すことである場合もある。
(6)第三に、組織は死という生身の人間の限界を乗り越える手段である。従って自らを存続させえない組織は失敗である。明日のマネジメントに当たるべき人間を今日用意しなければならない。
(7)人間社内において、唯一確実なものは変化である。自らを変革できない組織は、明日の変化に生き残ることは出来ない。
(8)貢献に焦点を合わせるということは、人材を育成するということである。人は、課された要求水準に適応する。貢献に照準を当てる人は、ともに働くすべての人間の視点と水準を高める。
(9)貢献に焦点を合わせるということは、責任をもって成果をあげるということである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Jan
28,
2022
久しぶりに名画、山田洋次監督の「息子」を鑑賞
コロナ下ではありますが、今日は久しぶりに映画を観てきました。
それも、山田洋次監督の
「息子」
主演は三國連太郎。
1991年に制作された、とのことなので30年以上前の作品。
第15回日本アカデミー賞最優秀作品賞、
そして
最優秀主演男優賞(三國連太郎)
最優秀助演男優賞(永瀬正敏)。
それになって言ったって
最優秀助演女優賞の
和久井映見
が可愛い上に、名演技。
たまたま地元の文化センターでの特別上映会。
ストーリーは、なかなか切ない感じ。
ぜひ皆さんにも観て頂きたいです。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Jan
26,
2022
読書会でドラッカーを読み進めながら(Day14)「成果を出すためには『習慣化』が必要」
興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著
「プロフェッショナルの条件」
を読み進めています。
その読書会のスタイルは
「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」
そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。
この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。
不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。
この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。
Part2:働くことの意味が変わった
第2章「なぜ成果があがらないのか」
【それは習得できる能力である】
(1)もし成果をあげる能力が修得できるものであるならば、問題は次のようなものとなる。
「その能力は何から成り立つか」
「具体的に何を修得すべきか」
「修得の方法はいかなるものか」
「その能力は知識か。知識として体系的に修得できるか」
(2)私はこれらの問題を長年考えてきた。コンサルタントとして多くの組織と仕事をしてきたが、成果を上げることは私自身にとっても二つの意味で重要だった。
(3)第一に、知識の権威としてのコンサルタントは、自らが成果を上げなければならない。
(4)第二に、客のもっている成果を上げる能力が、結局のところは、コンサルタントが貢献し成果をあげられるか、単なるコストセンター、あるいはせいぜい道化師の役割しか果たせないかを決定する。
(5)成果を上げる人間のタイプなどというものは存在しない。成果を上げる人たちは、気性や能力、仕事や仕事の方法、性格や知識や関心において千差万別だった。共通点は、なすべきことを成し遂げる能力を持っていたことだけだった。
(6)成果を上げる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつける上で必要とされる習慣的な力である。
(7)成果を上げることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。そして習慣になるまで、いやになるほど反復しなければならない。
(8)私は小さいころ、ピアノの先生にこう言われた。「残念ながら、君はモーツァルトをシュナーベルにように弾けるようにはならない。でも音階は違う。音階はシュナーベルのように弾かなければならない。」
(9)偉大なピアニストたちでさえ、練習に練習を重ねなかったならば、あのように弾けるようにはならなかった、ということである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Jan
23,
2022
読書会でドラッカーを読み進めながら(Day12)「成果を上げるためには『外の世界』を知覚すべし」
興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著
「プロフェッショナルの条件」
を読み進めています。
その読書会のスタイルは
「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」
そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。
この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。
不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。
この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。
Part2:働くことの意味が変わった
第2章「なぜ成果があがらないのか」
【組織の存在理由】
(1)外の世界への奉仕という組織にとっての唯一の存在理由からして、人が少ないほど、組織が小さいほど、組織の中の活動が少ないほど、組織はより完全に近づく。
(2)組織は存在することが目的ではない。(中略)組織は社会の機関である。外の環境に対する貢献が目的である。
(3)しかるに、組織は成長するほど、特に成功するほど、組織に働く者の関心、努力、能力は、組織の中のことで占領され、外の世界における本来の任務と成果が忘れられていく。
(4)この危険は、コンピュータと情報技術の発達によってさらに増大する。(中略)外の重要なことは、もはや手遅れという時期にならないと、定量的な形では入手できない。
(5)根本的な問題は、組織にとってもっとも重要な意味をもつ外の出来事が、多くの場合、定性的であり、定量化できないところにある。
(6)外の世界における真に重要なことは、趨勢ではない。変化である。
(7)組織に働く者は、必然的に組織の中に生き、仕事をする。従って、意識的に外の世界を知覚すべく努力しなければ、やがて内部の世界の圧力によって、外の世界が見えなくなる。
(8)ものごとをなすべき者は、成果をあげることを学ぶべく、特別の努力を払わないかぎり、成果を上げられないことを知らなければならない。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Jan
22,
2022
自分のキャリアを、立ち止まって見直すということ(第一話)
昨日、プロコーチ仲間とのオンラインの定例会で、参加コーチ各人のこれまでのキャリアの話になった。
参加者は皆、かつて「企業戦士」と呼ばれた人たちで、それぞれ想いがあって現在は、プロコーチとして活躍されている方々である。
私自身は50代後半で、それまでの「カネ」を扱う経理財務の世界から、「ヒト」を扱うコーチングの世界へ舵を切った。
しかしそれまでの30数年間、会社で仕事をしながら自分の「キャリア」をどう組み上げるか、という発想が全く無かったと気が付いた。
「その歳で良く決心したよね、まだ定年まで数年残っているのに?」
サラリーマンを早めに卒業して、プロコーチとして独立起業する、と飲み会の席で伝えた時、同年代の仲間からは、半ば揶揄するような質問をされたことを思い出した。
「確かにそうだね。でも我々まだまだ、あと30年くらいは生きることになると思うけど、みんなはこの後、何をしていくの?」
つい質問がコーチング的になってしまっていた。当然、酒の席でもこの問いには、沈黙が避けれられない。これは想定内である。
「分からないんだよね!というか、正確に言うと、そんなこと考えている余裕がないんだよ!」
この酒席に参加している仲間たちは、外資系企業を何社も渡り歩き、いわゆる「仕事の出来る」人たちである。
スキルも高く、経験も多い。やる気もあって、良い意味で我慢強い。ビジネスマンとして申し分ない。そんな優秀な彼らが
「自分の今後のことが考えられない」
とぼやいている。私は非常に残念、いやむしろこれは、日本社会における損失だと感じたのだ。
会社一筋の人生が悪いなんて全く思わない。いやむしろ、それは大いに貴ばれる姿勢である。
しかし、高給を手にして、タイトルも○○オフィサーの肩書をもらい、部下も何百人も抱えて、采配を振るうビジネスパーソン。
「私が会社人生を、途中でドロップアウトしたから言っているんじゃない。しかしみんなには気が付いていない才能や能力が未だ未だあるはず。それに気が付かないで、このまま忙しさにかまけて、今の延長線上の人生で良いのか?」
私も少し酔いが回ってきた。プロコーチとしての問い掛けではなくなってきた。
「一度、一緒に考えてみようよ!」
こんな私の誘いに何人かの仲間は頷いた。しかし残念ながら実際に行動を起こした人は多くはない。
部下には助言したり、諭したり、導いたり、さすがの上司であるあなたも、自分のこととどうだろうか?
得てして視野が狭くなってしまったり、先送りしてしまうことが多いのではあにだろうか?私も実際にそうであったからよく理解できる。
そこで一度、立ち止まって、見直す機会を「無理にでも」作ることが、先ずは大切だと感じる。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Jan
21,
2022
ICF 「 PCC Markers」を読んで気付くこと
今年は受検するぞ!と決心した
「ICFコーチ資格」
ICFとは「International Coaching Federation」で、世界的なコーチングの機関です。
その機関が認定しているプロコーチ資格を、私は今年受検しようと準備を進めています。
私がチャレンジしようとしているのは、3段階ある資格のうち「Professional Certified Coach」(PCCと略す)。
このレベルのプロコーチは、コーチングというものをどう理解して、かつ、セッションで、どのようなことを体現し、どんなことをクライアントにもたらすのか?
それを規定しているのが「PCC Markers」と呼ばれるものです。
今日は、そのPCC Markersをざっくりご紹介しつつ、私が個人的に気付いたことや、特筆すべき点をいくつか、お伝え致します。
なお原文は英語で、その日本語訳はICFJ(国際コーチング連盟日本支部)に依るものです。
今日の章立て
1.PCC Markersの全体像
2.私が気付いた点・特筆すべき点
1.PCC Markersの全体像
PCC Markers全体の章立ては以下の通りです。
コンピテンシー1:倫理に基づいたコーチングを実践している
コンピテンシー2:コーチングマインドを体現している
コンピテンシー3:合意の確立と維持
コンピテンシー4:信頼と安全を育む
コンピテンシー5:今ここに在り続ける
コンピテンシー6:積極的傾聴
コンピテンシー7:気づきを引き起こす
コンピテンシー8:クライアントの成長を促進する
2.私が気付いた点・特筆すべき点
(1)コーチはクライアントと「パートナー関係」にあり、コーチングはクライアントが達成したいことを手助けする取り組みである。
(2)「クライアント・フォーカス」、すなわちクライアントの持つ才能、経験、取り組んでいることを認め、クライアント自身の存在を尊重している。
(3)クライアントのパートナーとして、コーチ自身の「在り方」が問われる。
(4)コーチはクライアントの使う言葉はもちろん、エネルギーの変化、非言語的な合図、その他の行動も含めて、傾聴・観察・探索する。
(5)質問によって、クライアントの気づきを引き出し、考え方・感情・価値観・欲求・信念などを探索できるように促す。
(6)コーチはクライアントとの関わりを通じて、クライアントの進歩・学び・成長を促している。
上記を、短いコーチング・セッションの中で、実現・達成できるような関わりが、どの程度出来ているか?
これが実技試験では問われていると理解しました。達成できるように意識してセッションに臨んで行きます!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Jan
17,
2022
コーチングクラスでの「学び直し」で気付くこと(最終回)
今年の漢字一字は
「原(源)」
文字通り原点に返る、源を再確認する。
ということで、以前通った銀座コーチングスクールのクラスを「再受講」しています。
私は講師として「教える立場」でコーチングに関わった経験はあります。ここで改めて
「コーチング」とは何か?
神髄に迫ろうと考えての学び直し、です。
今日も昨日に引き続き、気付いたことを記します。
今日の最大のハイライトは
「視点を変える質問」
クライアントの思い込みや既成概念を、コーチからの問い掛けで、異なった視点から見直してもらうもの。
「リ・フレーミング」と表現することもあります。
この「視点を変える質問」には、いくつかのバリエーションがあります。そこで今日は、私が好きなものや、しばしば使う問いを挙げてみます。
「相手の方は、あなた自身のことをどのように感じていると思いますか?」
「あなたの親友なら、今のあなたにどんな助言をすると思いますか?」
「具体的に何があったのですか?」
「何から始めることが出来ますか?」
「5年後の自分には、今のあなたはどのように見えると思いますか?」
「その目標が達成したあなたは、今のあなたと何がどう異なっていますか?」
「もし制約がなければ、どう対応しますか?」
「期限を残り三ヶ月だとすると、何をしますか?」
「それをやっているあなたは、何を感じていますか?」
「あなたを助けてくれる人は誰ですか?」
一回のセッションで全部を使う訳ではありません。しかし必要なタイミングで、適切な問いかけがスムーズに出来るようにしたいですね!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Jan
14,
2022
コーチングクラスでの「学び直し」で気付くこと(1)
今年の漢字一字は
「原(源)」
文字通り原点に返る、源を再確認する。
ということで、以前通った銀座コーチングスクールのクラスを「再受講」しています。
私は講師として「教える立場」でコーチングに関わった経験はあります。ここで改めて
「コーチング」とは何か?
神髄に迫ろうと考えての学び直し、です。
改めて今日、再度気付いたことを列挙しておきます。
1.「クライアントに焦点を当てる」とは、どういうことか?
2.「ありたい姿」を見つけられる手助けをする
3.「行動を止めているもの」に気付いてもらう
1.「クライアントに焦点を当てる」
これはセッションを提供するコーチやコーチングを教える講師は頻繁に口にする表現。一種のマントラ。しかし、この表現の本質は何でしょうか?
今日の私の結論は、
「クライアントになってみないと分からない」
つまり、どんなにコーチ側から深掘りしても、クライアントの気持ちは分からない。だからコーチはセッション中に「ここまで話してみていかがですか?」と訊ねます。
しかし、どこまでクライアントが自分の状況・感情を説明・言語化できるのか?
こう考えて、そもそも自分がコーチングを学ぼうと思ったきっかけを思い出しました。それは
「クライアントとしてコーチングセッションを受けて、本当に良かった、機能した!」
からです。この「体感値」が重要ですね!
2.「ありたい姿」
これも再び「コーチング・マントラ」ですが、この「ありたい姿」はコーチングのためだけではない!仕事でも、家庭でも、日常生活に欠かせないアプローチでもあります。
我々は日常生活において常に
「どのようにして、目の前の事柄を解決できるか?」
と訊ねていると感じます。
右から飛んでくる問題を解決して左へ流す。すると再び
右から問題が飛んでくる。
これに追われています。しかし
「この課題を解決できた暁に自分は何を得ているのか?」
「この課題の向こう側に自分は何を見ているのか?」
こういう発想を忘れてしまっています。これを今日、気付かされました。
3.「行動を止めているもの」
大人になればなるほど「訳知り顔」の自分に気付く。やらない訳や出来ない理由は、探そうと思えばいくらでも見つかる。
「自分の、その行動を止めているものは何だろう?」
ワクワク感はもちろん重要です。しかし、そう簡単に見つけられないことが多いのも現実です。その時は発想を変えて、何が自分を止めているのか?を見つけることの方が、ひょっとしたらクライアントの心のブロックを取り除くことの近道かもしれない、です。
今日は以上、こんなことに気付きました!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Dec
20,
2021
「問いを立てる」ことの重要性
昨晩、私が通った大学院・ビジネススクールの学長の講演を聞く機会がありました。講演会のテーマは
「MBA保持者のキャリア構築」
私はその大学院、名古屋商科大学大学院ビジネススクールにて経営学修士(MBA)の学位を取得したのですが、学長からのメッセージは将に、MBA取得した修了生向けのものでした。
「経営は『サイエンス』の視点だけでは上手く行かない。これから『アート』の視点が必要になる」
昨今は先が見通せない「VUCA」の時代。またこれまでの上意下達・トップダウンの経営方式では、立ち行かないのは明らか。
つまりリーダーや上司あっても「何が正しいのか?」が見えずらい、分かりずらい時世。
従ってチーム全体の知見や英知を結集して、課題に当たることが求められる。
一方、簡単なようで以外に難しいのが、
「我々の課題は何か?」
自分たちの課題を、言語化することも簡単ではないこともある。
そこで、学長曰く
「物事の本質は何か?核をなしているものは何か?」
を常に見出そうとする姿勢が必要である、とのこと。
そのために必要なのが行為が
「問いを立てる」
リーダーとしてチームメンバーへの問い掛けが大切。そしてもちろん、リーダー自身への問い掛けが更に重要。
プロコーチとして「質問」「問い掛け」には、かなり気を配って来たつもりだが、改めて「問いを立てる」ことの重要性に気付かせて頂いた。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Dec
19,
2021
「The Coaching Manual」を読んで、再度コーチングを見つめ直す!
やっと届きました、この洋書!
「The Coaching Manual」
以前、このブログでも紹介した「Brilliant Coaching」という本を執筆した
Julie Starr
という英国人のプロコーチによる書籍です。
なぜ読もうと思ったのか?
それは、コーチングというものを一度、異なる視点で見てみたい、理解してみたいと思ったからです。それも、折角だから言語も異なる洋書で。
そこで、どの本を選ぼうかと検討をしました。
Coachingに関する洋書は実は、和書よりも多く、内容も千差万別。Kindleで何冊か試し読みしてみたところ、この本に行きつきました。
この本を選んだ一番の理由は、以前「Brilliant Coaching」を読んだ時に、非常に分かりやすく、かつ内容が腹落ちしたからです。そこでJulie Starrの本を選びました。
これから読み進めて行きますが、気が向いたらこのブログの場で、発見や気付きをお届けします。
参考までにこの本の冒頭に「What is coaching?」という章があります。そこにJulieによるコーチングの定義に関する記述があったので、原文のままここに引用します。
What is coaching?
Put simply, coaching is a conversation, or series of conversations, that one person has with another.
What makes the conversation different from others is the impact the conversation has on the person being coached (the coachee.)
An effective coaching conversation influences someone's understanding, learning, behaviour and progress.
(なお蛇足ですが、行動を意味する「behaviour」のスペリングからも、Julieが英国人と分かりますね!)
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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