著書名 <糧は野にあり>・・かてはのにあり 著 者 鹿熊 勤 (かくま つとむ)さん 1960年、茨城県生まれ。雑誌編集者を経てフリー・ジャーナリスト。 現代に息づく縄文的生活技術・・ 奄美の海幸彦・山幸彦 * シイの実ごはん・・ 基本食だったシイの実 * ガサム捕り・・ 巨大なハサミの美味なカニ * ハブ捕り・・ 神として畏怖された毒蛇 * タコ捕り・・ 磯の岩穴に<大ダコ>が潜む * チン釣り・・ 簡単な仕掛けでも気難しい魚が釣れる その他たくさんの山海の動植物が登場する・・ 小生が特に興味を惹いたのが<ハブ捕り>でした。 奄美では、ハブに咬まれることを<打たれる>という。 奄美では、ハブは幕末期から駆除が奨励されている。 平成の現在も、捕まえたハブを保健所に持っていくとすべて買い上げてもらえる。 費用は鹿児島県と地元市町村の負担で、1匹当たり3500~4000円が支出されていたが近年は減額されている。 保健所に持っていけば小物でも買い上げてくれるので、奄美では今でも小遣い稼ぎのハブ捕りが盛んだ。 川井 親雄さんは、5年で1000万円貯めた<ハブ捕り名人>です。 * ハブが減った沢は5年ほど休ませる 川井さんは無制限に捕っているわけではない。 一度よい思いをした沢には続けて行きたくなるものだが、捕れる数が減ってきたと感じたら場所を変える。 * 火バサミ1本・・首根っこを押さえる ハブは瞬発力は強いが持久力はなく、頭さへ押さえてしまえばすぐにおとなしくなるが、口を開けたまま牙を動かして咬もうとすることがあるので用心しなければならない。 <ハブ捕り>のノウハウが沢山示されているが、真似するのは難しい特殊技術のようだ・・ 小生は・・以前は月1度位・・蛇屋さんで<マムシを1匹>から揚げ~肝を飲んでいましたが、店主が亡くならてから・・ご無沙汰です。 特注した・・メスのマムシの胎内(マムシは胎生)から、5~6匹の子ども(人の小指位の大きさ)にはびっくりした・・ 生まれた時点で毒を持っているということですぐに頭を切り落としていた・・ 懐かしい光景が思い出されました。