著 者~ 波多野 尚樹 さん 波多野医院院長 発行所~ 小学館 健康長寿は<何を食べるか>ではなく<何が食べられるか>だ。 日本でもようやく定着してきた<80~20運動>は、80歳で自分の歯を20本残すことを目標に厚生労働省が平成元年から提唱している。 以前に比べると良くなっているが、まだ8割近くの80歳以上が、自分の歯が14本程度しかない。 しかも、歯が抜けるのは、圧倒的に65歳以上となっている。 不思議に、年金受給年齢と歯を失う年齢が符合する。 <歯が抜けてしまった人はアルツハイマーになりやすい> 名古屋大学の調査では、アルツハイマー型認知症の高齢者は、健康な人に比べて、残っている歯の数が平均して三分の一しかなかった。 しかもアルツハイマー型認知症の高齢者は、健康の高齢者より、20年も早く歯を失っている。 <奥歯が抜けると物忘れがひどくなる?> <奥歯がなくなると太る> 小生は時々<老人ホーム>にお見舞いに行きますが・多くの入居者の方々を拝見しているので・・ <やはり・・そうだったのだな・・自力で食事ができなくなっている方が目に浮かんだ> 最近は・・予防手段として<口腔歯科の治療>で、劇的に回復した例が増えているそうです・・ <波多野医師>の分かりやすく~丁寧な説明に納得した。