<幻の住宅団地?>
May
20
30代前半・自分でも考えられないくらいの馬力で行動していた。
荒法師・壊し屋などと批判されたが。、行政のトップからは信頼されて可愛がってもらった。
牛久町の宮本町長や双葉町の中島町長他、どこへ行っても息子さん達が同年代だったのが原因だったようだ。
昭和48年・牛久町の工業団地買収時に、公社の職員から隣の村(伊奈村・現在の常総市)で、住宅団地予定地の買収交渉が行き詰まっている・・検討できないかな?と言われた。
直ぐに村出身の県会議員を紹介してもらい・詳細の説明を受けた。
村の南部地区でゴルフ場に隣接した平坦な山林・・
成田空港にも近いので全日空不動産を中心としたグループが、交渉を始めたが
難航していた。
早速牛久町で共同事業をしていた<日本機械土木(奈良建設)>を、案内・
会社は、牛久の現場とも近いので乗り気になり早晩に奈良社長が現地を視察・
地元選出の県会議員とも気が合って即決断。
約70万坪の住宅団地のマスタープランを作成・・
小生がチームを主導して・法務局他で調査・・
地主台帳や部落別リスト他を準備して部落ごとに説明会を開催・
村当局(村長)と県議の中が今一だったのが懸念材料だったが、走り回って同意を得た。
現地に宿泊できる仮事務所を設置して買収業務は順調にスタートしたが、社員たちは、休日になると横浜方面の自宅に帰ってしまう。
地主の半数以上は、会社員で平日の交渉は難しい・休日でないと交渉が進まないので休日変更を、言うと一斉に反発してきてサポタージュ・・
本社からしばらく社員にやらせてみるから降りてくれと言われた。
半年後?上層部から買収がうまくいかないので状況を確認して助言してもらいたい。
1週間泊りがけで主要地主や村当局と調整・・レポートをまとめた。
70万坪全面買収は困難なので代替え用地地区・区画整理地区・沿道付近の単価調整・・
メンバーの交代で再スタートを始めたら間もなく<オイルショック>で事業中断・・10数万坪契約・仮登記・どのようになったのかわからない・
横浜駅西口地域や新横浜本社付近・・大阪府郊外の住宅団地予定地・多額の負債を重ねた会社は、2代目社長がつぶして別の組織になった。
先ほど・常総市の地図を見ると対象地域には造成された箇所がない。
小生は度々発言してきたが<囲碁の陣取り>と同様に・・天道虫は買収が行き詰まる・・最小でもブロック状態でないと代替え用地にもならない。
ブロックとブロックを繋ぎながら穴を埋めていくのがベターです。
昭和44年・長沼町・幻の住宅団地(都立長沼公園)に始まり・オイルショックで消滅した大規模なプロジェクト・・
いつも、最後の最後に空砲に終わり損害を被った。
結果として1000人以上の方と契約業務も体験・・立ち退きや交渉土地買収・多くの人が敬遠する業務を、任せてもらったのが大きな財産になっている。
周辺からは、無表情の鉄仮面と揶揄されるが、少々のことではビビらない。