街中ウオッチング
Apr
29
「ムスカリ」
土曜日「勝手に言いたい放題」
『蔕翁雑話』(TAIOH ZATUWA)
2011/04/30 第九十四回
福島原子力発電所の事故を民放の放送を聞いて、東京電力の社内構造が述べられていました。これは東京電力に限らず、日本の各電力会社も似たり寄ったりでしょう。この各電力会社の管轄に「電源開発会社」があります。通商産業省の所謂縄張りで、長年の再就職先として温存されてきました。不思議に思うことは、日本の液晶による太陽光発電装置は世界の最先端をいきます。風力発電に関しても風車の開発は矢張り、世界の最先端を。これらの普及の妨げになる施策を電源開発や電力会社の圧力で行ってきたのではないでしょうか。ドイツの報道を見ると、民間の発電を売電料金より、買電料金を高めに設定。その差額を国が補償。それ故に、民間家庭や投資家が発電施設に投資をし、相当量の電力を生み出しています。日本も、折角の国産技術を振興し、大型の原子力発電に頼らないシステムに移行すべき、絶好のチャンスと考えます。原子力発電所の設置には膨大な金額が必要です。いざ稼動を行いその寿命が来たときに廃棄処分する費用はその設置費用の何倍が必要か、試算はされていないようです。その上、廃棄の残骸・残滓の処分方法は確立されていません。まさか、東京湾の「夢の島」に積上げる訳にはいかないでしょう。日本の国の停滞感は、トップダウンのスピードが遅いことも原因の一つと言われています。今回の大きな事故を教訓に原子力発電所の開発・稼動の縮小計画をたて、民間の小口発電と次世代の電力網スマートグリット(双方向電力供給)が大型発電所の設置を少なく出来ます。利権の保持が今回の事故により明るみになりました。一刻も早く、国民に安心感と明るい未来が描ける指針をリーダーが示し、それに向けた法整備と復興が、世界の信頼を得ます。それは、新たな世界戦略のビジネスチャンスを生み出すものと、信じます。
Posted at 2011-04-29 19:03
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Posted at 2011-04-30 15:09
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