今年も元旦の全日本駅伝、2・3日の箱根往復駅伝をTVで観戦できた。
世界中で・・・陸上競技界で使われている「駅伝・EKIDEN」という表現。
この言葉・競技内容、まさに日本的と思う。
昨今、陸上界で世界に通用する競技者が続々と現れてきた。
長距離陸上競技界が1世紀を要して世界と互角に戦えるレベルまで来た。
その下地、背景の中で駅伝が果たした役割は大きい。
競技である以上、凄絶な戦いであるのは当然なのだが、、、。
「他力の恩恵」この言葉は、日本人の今をあらわしているやに思う。
箱根駅伝を見ていて、弱肉強食・食物連鎖なる言葉が脳裏をよぎった。
走者は、皆、ティームの為、自分のことも含めて懸命に走っている。
補助しているものも参加者、ティーム一丸となって。
これが駅伝の背景。走者が「他力の恩恵」に与っている。
巧く表現できないが、実力以上に結果を残せる、これが駅伝の醍醐味。
そして、「他力の恩恵」あるが故に、感謝・己の向上心につながる。
それと同時に、何処の世界にも脚光を浴びてるエリートはいる。
又、学年と云う上下関係もあろう。
そんな中で、下を思い遣れる、単に心中だけでなく。。。!
上の人間が率先して動く(身を持って呈するか!)ことは大切なことだ。
上級生が後輩を労る姿。
対して、エリート故にか?? 頑張って走ってきた走者が後輩故か??
後ろでエリート同士で雑談してる姿を垣間見た。
所が、最終ゴール地点では「ええカッコ」してるではないか!?!
そんな学生を見ると、若いなぁ~~と思う反面、甘やかされてるとみた。
ゴール後、走り終えて走路に振り返り、一礼をして去っていく選手も見えた。
選手の感性、そして指導者の背景をも俔えた気がする。
力を出しきって、倒れこむ走者も居る。すさまじい。
そんな中でも補助者に支えられながらも、走路に振り返り一礼をした選手。
其の感性は、培ったと同時に、鍛えられた練習等からの賜物か!
「おごりたかぶることなかれ」「内に秘めた闘志」それで居て、楽しんでいる姿。
若者から、教えられた。
強い姿とは、レース結果だけではない。「人間味」の表れ。
競走である以上、勝てることは、喜びであるのだが。。。
「馬九行久」なる午年、来たるべく東京オリンピックに向けて切磋琢磨して欲しい。
アスリートだけではなく、政治・経済界も含め日本全体が自信を以って世界に望みたい。
「和」の感覚を重んずるは、日本・日本人の特質ではないか。
かつて「専制君主制」や独裁的一元的国家が栄えた例は無い。
ある識者が、日本は千数百年続く「世界の最長寿国」!!と論説している。
「世界2百有余の国家の中で、有史上、英語で「Nation」と呼称される国家(一定地域に風俗習慣、言語、文化を共有し、歴史の流れの中、単一の国体の下、生活を維持継続している国民共同体)の中で最長寿を誇るのが日本国であることを、まず日本人として自覚し誇りとすべきだと考えます。有史上、現在の皇室の初代とも目される継体天皇から数えても1500年以上続いてきたわけですし、国名が変わらなかったとすれば、「日本」を名乗った飛鳥の時代から数えても1400年は永続しているわけですからダントツの世界一なのです。
現代欧州最古のデンマークや英国でも1000年前後ですし、現イタリアに19世紀に統合されるまで栄えたベネチア共和国でさえ1100年しか続いていません。ましてや、古代の代表的な長寿国家はもっと短命で、カルタゴやローマ帝国で400年、中国の王朝でも、殷国500年、東周600年、漢国も400年で滅んでいるのが歴史の真実です。」
以上、三が日に思った事。今年も「ろれつ」を勝手に宣もうと思っています。
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