【 万 葉 歌 】 梅の花 今盛りなり 百鳥の 声の恋しき 春来るらし ( 作 者 : 小 令 史 田 氏 肥 人 ) 拙宅周辺でも梅の花がどこぞかしこに・・・。 あでやかな深紅の紅梅よりも、 薄桃色の紅梅の方が軽やかで新しい春を迎える雰囲気と・・・ 久し振りに・・・散策に足を延ばした。 丹沢山地の裾野に名刹・霊山寺がある。 「吾妻鏡」に、奈良期・霊亀2(716)年2月行基の開創による、 十二坊の子院を有した大寺院・日向山霊山(りょうせん)寺。 元正天皇の時代には勅願寺として栄えた格式の高い寺院だが。。。 明治初期の廃仏毀釈で衰退し、宝城坊と薬師堂のみが残った。 日本三大薬師の一つで平安から鎌倉期の仏像が二十数体もある。 鎌倉期には将軍頼朝・室政子も詣ている。 僕は、青年時代に登山の帰りに幾度となく訪れたことがあった。 そのころは、鄙びた佇まいだったが、、、!! 久し振りに訪れたそこは、観光地さながらの賑いを見せていた。 薬師堂前に立派になった梅の木が1樹あった。 その姿は、なんとなく!!春・・・を思わせる風情だった。