サギゴケ(鷺苔);
ムラサキサギゴケ の白花だが、シロバナサギゴケとは呼ばず、ただのサギゴケ。
ムラサキサギゴケは何処でも見られるが、白花は余り見かけないと聞く。
新分類(APGⅢ)ではゴマノハグサ科からハエドクソウ科に移された。
葉は根ぎわに集まり、その間から匍匐茎を伸ばして新苗をつくって繁殖する。
根ぎわの葉は倒卵形で基部は柄となり、縁にはふぞろいに裂けた鋸歯があり、
匍匐茎の葉は倒卵形または円形で小さく、無柄。
根ぎわの葉の間から花茎を伸ばしてまばらに少数の花をつける。
萼は鐘形で半ばまで5裂し、無毛またはまばらに腺毛が生える。
花冠は白色で長さ1.5〜2cm、上唇は下唇よりやや短く、狭卵形で深く2裂。
下唇は3裂し、中央部は隆起して黄色となり赤褐色の斑紋がある。
白花をシロバナサギゴケまたはサギシバ、紅紫色をムラサキサギゴケとよび区別。
よく似た花にトキワハゼがあるが、花が小さく横に這う枝を出さない。
ムラサキサギゴケに対して、シロバナサギゴケとかサギシバとも呼ぶらしい。
白花の品種登録はされていないようでどちらもサギゴケとされる。
「令和参年(皇紀2681年)4月4日、記」