アシタバ(明日葉) ;
若葉は好んで食べられ、野菜としても栽培されている。
和名は葉を摘んでも明日には葉がまた出てくるほど強いことから。葉は2回3出複葉。
小葉は広卵形で、羽状に切れ込み、不揃いの粗い鋸歯がある。
葉柄の基部が袋状に膨らんで鞘状になり、茎の上部では葉身が退化して鞘だけになる。
大散形花序に淡黄緑~淡白緑色の小さな花を多数つける。
大散形花序の柄は10数本。総苞片はなく、広線形の小総苞片は数個つく。
小総苞片は縁が全縁又は繊維状、裏面は無毛。果実は長さ7~10mmの長楕円形。
茎や葉柄を切ると鮮やかな黄色の汁が出る。
切ってから1日経っても鮮やかな黄色は変化しない。この色素はカルコン類である。
よく似たハマウドは毒があるといわれる。アシタバを摘むときには注意したい。
イヌゴマ(犬胡麻);
茎は四稜形、稜上に下向きの刺毛が生える。葉は対生し、三角状披針形。
表面にシワがあり、縁に低い鋸歯がある。葉裏の脈上には短い刺毛がある。
茎の上部の葉には葉柄がないが、中部以下の葉に長さ1~2㎝の葉柄がある。
茎頂に数段の仮輪の花序をつける。花冠は淡紅色の唇形。
上唇は裂けず先が丸く、下唇は3裂して紅紫色の斑紋がある。
雄蕊4個と雌蕊1個は上唇に沿う。萼は緑色~赤褐色、先が5裂し、先端が刺状に尖る。
令和参年(皇紀2681年)10月09日、記」