《凡・/・声❝海岸線の緑と動物❞❖ ’23-109 ❖》

タイワンリス。


相模スナホリガニ!?!
《 忘備録・・自然界の摂理(2)!?! 》
色々と脳裏をかすめる昔の事。老人たる所以か。ちょっと寂しい気もする。
とんびの事を記したが、それより少し前、前東京オリンピックの頃。
鎌倉は、宅地開発であちこち、緑が消えていった。が、功を奏した事も。
宅地開発で江ノ電は、生き残った。少年期頃、江ノ電廃止、バス化に!?!
真剣に検討されていたらしい。今の盛況を観ると感慨深い。
一部、緑は消えたが思いもよらぬ小動物が鎌倉に来た!?!
タイワンリスである。本来、鎌倉に生息していた動物ではない。
一説によると、伊豆七島・大島から逃亡・移り住むようになった、と。
前東京オリンピックの頃、江ノ島と大島を高速フェリーが就航していた。

大島にいたタイワンリスが、このフェリーで江ノ島に逃げてきた、と。
そのリスたちが、増え移動して広町~鎌倉山~極楽寺・長谷方面に。
生活拠点としていたのは、広町・極楽寺裏山・御霊神社あたり。
今や鎌倉一帯で観られる。増えすぎて問題となっているか??
我が子達は、ひまわりの種で餌付けしようとしていた(小生不在頃)。
ある時、自宅に戻った時、タイワンリスが直ぐ側までよってくるではないか。
びっくりしたが、妻に聞くと餌付けしている、と!!驚いた。
野生の狸がへったら、ハクビシンが増えているとか!?!
筍は今でも裏山でとれるが、自然薯が消えた。隣接緑地が宅地化した故か??
海岸の地形にしてもこの50年あまりで微妙に変化している。
江ノ島ハーバー周辺の整備で、潮流が変わった??それ故か、稲村周辺も変化。
かつて稲村ヶ崎に大波が来ることがあったが、すっかり影を顰めてしまった。
今、気になるのは海岸波打ち際の小動物、相模スナホリガニ、残存してるか??
元気になったら、これらの現況を観てみたい。来年は、忙しくなりそうだ。 

※画像ではイメージがわかないが、
波打ち際の砂利・小石の流れに反して真横に移動するものがいる。
まるで・・・サーフィンでもしているように見える。
ほんの数秒のことだが、横に移動して砂浜に潜る。
「すなほり蟹」の仲間が生息している。
返す波間で・・・何を補食しているのだろうか砂中の微生物!?!
七里ヶ浜の波打ち際に生息しているヤドカリに近い原始的な蟹。
Hippa sagamiensis(相模スナホリガニ)と命名されたと聞く。
故酒井 恒 博士にお聞きしたが文献が見つからない。
横浜国大・酒井の後輩の先生方が発表された論文を拝すると、
七里ヶ浜のそれは、ハマスナホリガニ H. truncatifrons (Miers, 1878)とあった。
酒井先生の画像や小生たちが実際に観察したものとは、一寸異なるような。
我が子達と随分と観察したが、形は同じだった。標本をとっておけばよかった。
酒井先生とは、七里ヶ浜で幾度となく観察、お教え頂いた。懐かしい。※ 

「令和伍年(皇紀2683年)11月15日、記」

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