“夏花野草・参”《襍感・/・点描‘18-39》

ノササゲ(野ささげ) マメ科(Fabaceae)
学名:Dumasia truncata Sieb. et Zucc.
別名:キツネササゲ

《時節感慨・・呟記・・》
ノササゲ(野大角豆);ツルマメやヤブマメの花が黄色になったようなマメ科の植物。
山野の雑木林に見える巻き付きながらよじ登る蔓草。茎は細く長さ1~3m位で無毛。
葉は、3小葉で互生する。頂小葉が、大きめで葉先が細くなった三角状長卵形。
夏、葉の腋から出る花序に長さ1.5~2㎝の淡黄色の蝶形花(筒状)を数個付ける。
タンキリマメやトキリマメも黄色花だが、小葉の幅が広く葉裏に腺点がある。
「大角豆」の漢字名は、平安時代の「倭名類聚抄」に「大角豆」として名がみえる。
「2018/7/13泉の森」

*    *    *    *    *

西日本の広範囲で豪雨による甚大な被害がでてしまった。
被災地におられるかもしれないブログルの皆さん、重ねてお見舞い申し上げます。
而して、酷暑お見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
災害地の知人から懸命な復旧活動の様子を聞いているも一爺には何もできない。
救援活動を国レベルで早急に検討に入って頂きたい。生活再建が大変だ。
心のケア、特に高齢者には慎重に配慮してほしい(東日本大震災で感じた)。
今回の災害で思うのは、インフラ整備の遅れ!?!
山間部の堤防、河川や橋の安全性検討が遅れていると思える。
「コンクリートから人へ」と転換していったのは、民主党政権時のことだが。。。
災害予測地図での安全・安心を基に国土を保安し、行政(市)レベルで予防対策を。
特に予防方法、批難通達の徹底的措置検討が、河川改修工事も含めて間に合わなかった。
地元住民や企業への事前予防訓練を今後徹底して欲しい。豪雨災害の予防が遅れてる。

立憲民主党等の野党は、災害対応を優先し国会審議を一時中断すべきと言っていたらしい。
だが、立憲民主の幹事長は、安倍首相の外国出張を「国会をさぼりたいために外遊するのか」
と批判していたのは、甚だ論旨矛盾しており、全く以て言いたい放題と思えてならない。
今という期こそ、腰を落着け政策を考え議論すべきだ。そのための国会議員で在るはずだ。
審議中断を言い出すのは、IR実施法案の審議を遅らせる口実にしているのか??
ここに至っても党利党略に大災害を利用しているとしか僕には映らない。
現安倍政権の落ち度は、多々在る。批判のみで良策を構築する姿勢に欠缺する野党は最悪だ。
マスコミにして然り。現場取材に終始する姿勢、バラエティ番組化している。
悲惨な現場に対応すべく良策を模索、提案する報道番組が余り見られない。
現場からの現実・現象を徹底的に洗い出し検証すべきが、報道機関の役割でもあろう。
素人の僕が言ってもどうにもならないが、国を模索する政治家が少ないのは遺憾である。
諸々起こっている事象に早急に対応すべく、政治家、行政者が一丸となって対処する時だ。

#ブログ #植物

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“夏花野草・弐”《襍感・/・点描‘18-38》

ヤマユリ(山百合) ユリ科(Liliaceae) 
学名:Lilium auratum Lindl. var. auratum
oriental lily名で園芸店に並んでいることがある。

《時節感慨・・呟記・・》
ヤマユリ(山百合)は、ユリ科の在来種(日本固有種)。
つぼみで開花する直前はオレンジ、赤色がかっていて綺麗だ。
ユリの中で最も大きい直径20cm以上にもなる強い香りのある花。
地下に大福もちのような形の鱗茎があって成長する。
鱗茎は、茎の廻りに膨らんだ鱗片が集まった球根の一種で、直径10cm前後。
茎は鱗茎から1本直立し、葉は長さ15~20cm、幅2.5~5cmで先がとがる。
花は茎の先に1~6個、多いものでは20個もつく。花は6枚の花被片からできている。
そのうち3枚は少し細く、もともとのがく片が花びらのような姿に変わったもの。
幅の広い3枚の花被片は本来の花びらである。雄しべは6本、雌しべは1本である。
花被片は白く、赤紫色の斑点があり、中央に黄色い帯状の線が入る。
地方によっては、鳳来寺百合とよばれて親しまれ、よく庭に植えられている由。
夏の暑い日に、野山のあちこちで真っ白な花を見せる山百合の姿は立派だ。
おおよそ150cm位になる。山で見てこそヤマユリと言えるのかもしれない。

研究者ノート「筑波大・遊川知久」
日本は、世界でいちばんユリの美しい国といってよいかもしれません。
14種が北海道から沖縄まで、春から夏の山や野を彩ります。
中でもヤマユリは、豪快な花容とむせ返るほどの官能的な香りで、
梅雨明けを強烈に印象づける植物です。
日本固有の種で、青森県より南、近畿地方まで分布が知られています。
明治維新からしばらく、ヤマユリの球根が大量に欧米へ輸出され、
絹とともに外貨獲得の稼ぎ頭でした。自生地は、本州(近畿以北)。
北海道・北陸・中国地方・四国・九州に生えていた場合は野生化したもの。
庭植え、切り花として用いられ、根は古くから食用にされる。

*    *    *    *    *

西日本は、豪雨で甚大な被害がでているようだ。
戻り梅雨的豪雨、被災されたブログルの皆さん、重ねてお見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
被災された知人より無事って連絡をもらっていたが、今、何もできづもどかしい。
毎年、台風等で被害が出ているのに、それらへの対策をもっと堅実にすべきだろう?
有事の際、最前線で活躍してくれてるのが自衛隊。国を守ってくれてる軍隊的組織。
防災もさることながら国防も大切だ。両方を検討すべき国会議員、何やってるんかい!
自民党の重鎮の一部に自己中心的行動しかしてない方々がいる、情けない。
一庶民ができることって・・議員の背中を押すことぐらいだ。自宅でイライラしていた。
それを察してか、悪友が散歩に引っ張りだしてくれた。
里山の休耕田を使って、市民田んぼとしてるらしい所。その周辺の散策路へ。
ここでも友に八つ当たり。里山を管理・整備しすぎる、と^^)。
見たい植物は、整備されていない所に在る。痛し痒しだ。
気になった花があった。画像のヤマユリ・・茎が細く花が横たわっている状態だった。
そんな光景が多く見られた。その周辺、今後、定期観察してみたい。
人が踏み入れない斜面にはキヨスミギボウシらしき花が豪快に咲いていた。
田圃奥の湿った所には、イヌヌマトラノオやキキョウソウが静かに咲いているのが見えた。
自然の中に身をおくと心静かで我を忘れるが、現実の事象に触れると憂鬱になる。

「2018/7/8横浜・寺家ふるさと村」



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“夏花野草・弌”《襍感・/・点描‘18-37》

セリ(芹) セリ科(Apiaceae/Umbelliferae)
学名:Oenanthe javanica (Blume) DC. subsp. javanica

《時節感慨・・呟記・・》
セリ(芹)の若葉は、春の七草として、又、食用として茎共々おなじみだ。
だが花は、意外と見る機会はないのではないか(意識していないから)。
湿地や溝、水田に生き地下茎を伸ばして成長、節から新芽を出して増え広がる。
若苗(若芽)は、七種粥に入れたり浸し物などで、美味しくいただける。
茎は角張り高さ20~80㎝、3~4綾で、葉は1~2回3出羽状複葉。小葉には粗い鋸歯がある。
葉と対生する花茎の先に花序を出し同長の大花柄の先に小花柄をつけ、白花を多数つける。
花弁は5個ありやや内側に曲がる。雄蕊は5個で雄しべが目立つのを雄性期の花という。
雄しべが落ちて、雌性期となり柱頭が目立ってくる。観察には時間と忍耐が必用^^)。

*    *    *    *    *

戻り梅雨的な豪雨。台風の置き土産!?!被災されたブログルの皆さん、お見舞い申し上げます。
更には、今後予想される危険地帯の皆さん、慎重に対処されんことを祈ります。

扨、さて、、、
英・米語のネイティブスピーカーや知識人が、朝日新聞電子版の英語報道は、
「慰安婦強制連行・性奴隷説」を流布する内容だとして、
東京・築地の朝日新聞本社を訪れ、約1万の署名とともに表現の修正などを申し入れたとの記事を見た。
朝日新聞が、慰安婦の説明で「forced to provide sex」と表現したことの訂正や
朝鮮半島で女性を「強制連行した」と虚偽を語った吉田清治氏の証言に基づく記事を撤回したこと、
これ等の英語発信を求めた。国内での訂正を世界に向かっても発信しないって、おかしくないか!!

今日は、七夕です。真実という短冊を掲げ、総ての事象が良き方向に向かうことを祈りたい。


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“野草の今”《襍感・/・点描‘18-36》

ツルニガクサ(蔓苦草) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Teucrium viscidum Blume var. miquelianum (Maxim.) H.Hara

《時節感慨・・呟記・・》
ツルニガクサ(蔓苦草)ニガクサ似で名前が付いたと言われる。
つる(蔓)とあるが、つるは見えない。茎は、20~60cm高になる。
地下に細長い走出枝を出す故にツル(蔓)と名付いたのか??
葉は、対生、長さ1~2cmの葉柄があり茎中間の葉が最も大きく長楕円形で長さ4~10cmで全面に腺毛がある。
縁は不規則な鋸歯があり、葉先が鋭形、基部は広い楔形。葉の質は薄く、葉脈が窪んで深い。
花序は長さ3~5cm、密に総状的で淡紅色の唇形花をつける(花冠は長さ8~10mm)。
下唇は長くつきでて上唇は、3裂して中央の一片だけが大きい。雌蕊と雄蕊4本は花弁の外へ長く突き出る。
萼は全面に腺毛があり、5裂する。花期は7~9月の夏季。
又、コニガクサ(Teucrium viscidum)という種類が、は九州南部~沖縄等に分布・自生している。
萼に腺毛が密生し、葉が厚く、花序に総状淡紅色の唇形花に花が密集している。
更には、別種にニガクサ(Teucrium japonicum)があり葉の鋸歯が不規則で小さく数が多く葉脈はあまり窪まない。
ニガクサの萼には腺毛がなく、短毛。花は、大きく雌しべが雄しべよりやや長く突き出る。

*    *    *    *    *

戻り梅雨的な豪雨。台風の置き土産。被災されたブログルの皆さん、お見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
今週は、我々日本人を・・・又、日本の戦後を、而して国内の法制度を考えさせられる事があった。
国の安全保障って???  外交って、、、更には破壊活動防止法とは!?!  etc.

冷静に・・冷淡に見つめなおす必用が在るのではないだろうか。
破壊活動防止法は、昭和27年にできた法だが、半世紀もの間、活用されていない。
人権尊重、憲法改正問題、外交領土問題等々、難題は山積みだ。

今朝から「松本・地下鉄両サリン事件・一連のオウム真理教事件」の事で騒がしい。
平成7年5月の逮捕から23年もったった今、事件を知らない若者世代は、多くいるだろう。
犯罪史上類を見ない大事件、振り返ると「報道方法」に大いなる疑問を持つ。
マスコミ・報道者が、慎重かつ冷静に対応したか??未だに納得がいかない点がある。
拉致問題、慰安婦問題にして然りだ。間違った報道をしたならば、即、訂正すべきだろう。
昨今の事件報道にしても、偏った報道処方が多々見られる。真実、真相追求していないではないか。
報道という活字が、発せられてしまうと誤報であっても言葉は一人歩きしてしまう。
己の誤報発信を改める充分な措置を講じてるマスコミなどついぞお目にかからない。
それでも社会は、回っている。何とも情けない。如何ともし難い。
事象を見聞きしていると、真実、真相追求、否、判断は自分自身が慎重に見極めなければ!!
自分だけが良い、では済まされんこととおもうのだが。。。!
もう・・・何十年も前から報道機関に不信感を持っていた。ネットを垣間見るとそれを実感する。
良い点、悪い点、諸々あるだろうが、自分の良心に照らし合わせることができる。
時代は、良き方向に少しずつ動いてる、と感じる。。。きょうこのごろである。

「2018/07/04泉の森」




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“華・・・満開!!”《襍感・/・画録‘18-1》


《時節感慨・・呟記・・》
アジサイ(紫陽花)の原種(日本固有種)である萼紫陽花は、自生場所を減らしている。
そんな中で楚々と道路脇に多様に魅せている場所が、伊豆半島に点在している。
関心を以って観察してきたが、今年は訪れていない。相棒が超多忙なのだ。
伊豆半島は、食の宝庫でもあり観光・温泉も多様にあるのだが。。。
東側の相模湾・西側の駿河湾は、共に海洋生物の宝庫で在ることは余り知られていない。
そして、植物の世界でも伊豆半島は貴重な場所で、その一植物が、紫陽花である。
萼紫陽花と山紫陽花が自然交配して生まれたと思しき茎があちこちで見られる。
3日を要せれば、その全容を見ることができるが、開花状況等、観察日時が特定出来ない。
1週間、半島を揺れ動けば好条件な花々にであえるのだが、、、中々時間が取れない。
扨、さて、、、萼紫陽花は、面白く楽しい花だ。一輪で花は沢山見せる。
画像の白い花弁のように見えるのは、萼片が変化した装飾花だ。
真ん中の中央にある小さな花が両性花と呼ばれる本物の花、5~6mmの大きさでしかない。
正しくは「中性花」とよぶらしい。花びらは4枚が多いが、まれに5枚のものもある。

萼片に囲まれた中に沢山の花梗(花の柄)が見られ小さな花が多数見られる。
これを真花と呼んでいる(萼片の中の花も真花)。複雑な構成だが、満開だと小宇宙のようだ。
数年前の今頃出会った紫陽花。「里紫陽花」と呼ばれている種類かも知れない??

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“艶・・色合い”《襍感・/・点描‘18-35》

ムラサキクンシラン(紫君子蘭) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Agapanthus africanus (L.) Hoffmanns.
別名:アガパンサス

《時節感慨・・呟記・・》
ムラサキクンシラン(紫君子蘭);
高貴な風合を漂わせる花だが、和名は余り出てこない。アガパンサスが、一般的か。
ムラサキクンシランは、ギリシア語のアガベ(愛)とアンサス(花)「愛の花」という意味。
明治時代に観賞用として渡来したと言われ、多くの園芸品種がある。
畑の横や、道端にも生えられているものが見られ、大きいため初夏に目立つ。
根茎はサトイモのように肥大する。葉は長さ10~35㎝、幅1~2㎝。
花茎の先の散形花序に20~30個の花をつける。花冠は直径2.5~5㎝の漏斗形、先が6深裂する。
花色は青、紫、白。果実は3室のある蒴果、秋に熟し、種子には翼がある。
多くの資料では、以上のように解説されている。
画像のように蕾みの方がより妖艶に映るって感じるは、個人の感性か。
今の時代では、生活地のあちこちで普通に見られるようになった。
あまりにも普通過ぎて道端で1~2茎あっても止まって迄みないだろう。
だが近寄って覗くと・・・ゾクゾクって感じる程に艶っぽい。

*    *    *    *    *

大阪北部地震、地震エリアにお住まいのブログルの皆さん、お見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
先般、米朝首脳会談が実現した。報道機関は、こぞってトランプ大統領言動に批判的だ。
そこで思うのだが、我々日本人は、ことさら冷静に・・冷淡に眺め対応しないといけない。
小泉訪朝の轍を踏んではいけないって、一歩さがってより慎重に受け止めるべきだろう。
国会を眺めると、未だに「モリカケ問題」に終始しているではないか。
安倍晋三首相と全閣僚が出席して開かれた18日の参院決算委員会、
国民民主党を始めとする一部野党は相変わらず「モリカケ問題」に質問時間を費やした。
一体野党の面々は、国際情勢を如何にかんがえておられるのだろう??
そんな中で、立憲民主党の風間直樹氏が、日本人拉致問題や日朝首脳会談、北朝鮮問題を質問した。
新潟選挙区選出議員が、ここに至って「モリカケ問題」だとしたら顰蹙ものである。
日朝首脳会談が在るかもしれない!!今こそ国民総意で拉致被害者全員帰国を。。。。
否、拉致の全容を日本人によって検証できる体制を構築できるようにすべき時だ。
メディアは、何故におとなしくしているのか??世論を喚起すべきではないか!?!
NHK取材陣が、米朝首脳会談プレスセンターに多数派遣され、経費も贅沢に使ったようだ。
それなのに報道されたものは、おざなりのものでしかなかった。
NHKの存在も民営化したらどうか、国営的に対処するなら国民に多くを真摯に報告すべきだ。
時間は止まってくれない。野党・マスメディアが、拉致問題に大声を挙げないのは何故??
とどの詰まり、憲法問題に及ぶのがいやなだけなのか。
法治国家、人権尊重等々を語っておられる国会議員諸氏が、拉致を許すのか、と問いたい。


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“水滴の艶”《襍感・/・点描‘18-34》

アジサイ(紫陽花)   アジサイ科(Hydrangeaceae)
英名; Hydrangea(ヒドランゲア)
学名; Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla 
別名;ホンアジサイ
上画像「手鞠蝦夷紫陽花」

《時節感慨・・呟記・・》
アジサイ(紫陽花);ラテン語読みヒドランゲア・マクロフィラ。
ホンアジサイとも呼ばれるあじさいは、日本暖帯に広く自生分布する日本固有種である。
日本原産のものが西欧に渡り、園芸作出され里帰りした手鞠咲き種が、一般的に多く見られていた。
以前は、ユキノシタ科とされていたが、今はアジサイ科と独立している。
アジサイ属は、世界に四十数種あると云われ広い地域に分布している。
花形が特徴的で装飾花を有する品種がほとんどである。
装飾花の花弁のように見えるの部分は、萼片が変化したものである。
一般にアジサイと呼ばれているものは、画像の様に丸い形の花形で花序全体が装飾花のもの。
野生種は、減少の一途だが、園芸品種は増え続けており多彩な色や形のアジサイがある。
日本に自生するガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis が原種。
そして古くより日本で栽培されている装飾花だけの花のもの(テマリ咲き)を指す。
(学名;Hydrangea macrophylla form. macrophylla)
これに対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類する。
Hydrangea macrophyllaは広義にはガクアジサイやセイヨウアジサイや園芸品種を含む栽培種の総称。
中国、ニュージーランド、南アメリカ等で野生化しているものも含めてアジサイと一般的に呼んでいる。
アジサイは広義にはアジサイ属の園芸品種の総称でもある。
ヤマアジサイやアメリカノリノキの園芸品種なども含められ、2000種以上の園芸品種がある。
特にヤマアジサイは、エゾアジサイ、アマチャ、ベニガク、シチダンカなどの変種が多い。
アジサイやコガクウツギなどとの自然交雑種も多い。
最近、ジョウザンアジサイやカラコテンギ等を交配した全く新しいニューアジサイと称する品種もある。
仔細に表記すると;
アジサイ Hydrangea macrophylla は日本に自生するガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis
とホンアジサイ Hydrangea macrophylla form. macrophyllaを原種とする栽培種であり、
狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけのホンアジサイを指す。
また、アジサイのヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia に分けることもあるが、
セイヨウアジサイの日本での改良種も多く、区分は難しい。
広義にはアジサイ以外のヤマアジサイ、ノリウツギ、アメリカノリノキなども含むアジサイ属の種の総称。
アジサイ分類資料を以前のブログルに書いたことがあった。参照されたいm(._.)m(^з^)。





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“植物園の花2018/05/26”《襍感・/・点描‘18-33》

ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科(Iridaceae)
学名:Iris ensata Thunb. var. ensata
Iris ensata Thunb. var. hortensis Makino et Nemoto
「種名; 心の色」

《時節感慨・・呟記・・》
花菖蒲は、ノハナショウブを原種とする栽培種。
江戸時代から生け花や園芸は、庶民まで浸透した日本独特の文化。
日本各地や海外から珍しい花が江戸に集まり、江戸は、園芸都市でもあった。
日本最初の園芸書である『花壇綱目』(水野元勝著)が1681年に発刊されている。
花菖蒲は、江戸を中心に多くの園芸品種が作られてきた。
園芸品種は、地域別に系統分類され、江戸系(東京都)、伊勢系(三重県)、
肥後系(熊本県)、長井古種・長井系(山形県長井市)、外国系に大別される。
他にカキツバタ、キショウブ等の近縁種との雑種(雑種系)と呼ばれるのもある。
観賞用として品種改良が加えられ花種類も豊富で2000種以上あると言われている。
花弁は6枚に見えるが、外側の3枚は萼片、内側に立っている3枚が花弁。八重種もある。
外国系とは、明治期からの米国への輸出で江戸系、肥後系を元に米国で品種改良されたもの。
雑種系は、近縁種との交配種。 愛知の輝(キショウブとハナショウブ)が知られている。
花菖蒲の中に「大船系」と呼ばれているものがある。

*ノハナショウブ《Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai》は、湿地に生える。
根茎は古い葉の繊維に覆われ、太く、よく分枝する。
葉は剣状で花は直径約10cm位、赤紫色。外花弁は惰円形、中央部に黄色の斑紋がある。
内花弁は長楕円形で直立する。花柱の上部は3分岐して花弁状、分岐の先は2裂し全縁。
*カキツバタは外花弁片の斑紋が白く、葉の主脈が不明瞭。
*アヤメは外花弁片の斑紋が黄色の網目状。花柱の分岐の先の裂片が鋸歯縁。


*   *   *   *   *

大船フラワーセンターは、この4月にリニューアルされ、日比谷花壇大船フラワーセンターとなった。
管理者が日比谷花壇となったということなのか??神奈川県立フラワーセンター大船植物園名は消えた。
この地は、古く大正11(1922)年、神奈川県の『農事試験場』として開場した由緒ある場所。
大正時代、花菖蒲は海外へ多く輸出されており、新しい品種作出は必然的だったかもしれない。
その任に当たったのが、農業試験場の場長であった宮沢文吾博士であった。
大正4年から9年頃に作出された品種を昭和11年『農事試験場成績 花菖蒲の品種改良成績』と纏めている。
宮澤博士は、主に江戸系を基に改良し新品種を約300種、芍薬も約700種を新出し共に大船系と称される。
そんな由緒ある神奈川県農事試験場跡地を引き継ぎ、昭和37年に植物園として発足し現在に至った。
特に、農事試験場時代に育成された花菖蒲、芍薬、つつじ等を保存育成している。
花菖蒲は、江戸時代から育成されたわが国の伝統的園芸植物で、花の文化財といえるだろう。
花菖蒲を「歴史を感じながら鑑賞する花」と玉川大学農学部教授 田淵俊人農学博士は語っておられる。
「歴史的・文化的・学術的に価値があり、後世に末永く残すべきわが国の文化財的な価値のある品種」
江戸の町民文化を表すのに相応しい品種群-江戸系品種群がそれに当てはまると思う。
大船系品種群は、江戸系を育成交配して出来た貴重な遺伝資源、文化財としての価値があると言われている。
花の姿は、おだやかで、やさしい品種が多く独特の花容から、「大船系」と称し分類している(田淵博士談)。
日本花菖蒲協会の分析によれば現在のセンター菖蒲田で栽培されている品種と、昭和11年の記録と照合して、
同一種として今日まで保存されていると断定している。綿密な研究記録、当に文化財であろう。
5月の終わりに改装された日比谷花壇大船フラワーセンターを訪ねた。目的は、自生あじさい展だったが、、!
展示植物を拝していて思ったは、本当に自生種か??表現的には育成種の方が相応しい気がした。
そして、盆栽的に飾って展示されていた。野種好みからすると、ちょっと違和感があった。
外庭の菖蒲田は、すっきり瀟洒に魅せてくれていた。育成種、それを長いこと保存してきた努力には敬服する。
アジサイの季節、此処の近くの北鎌倉明月院の手鞠ホンアジサイも文化財だと思う。

「日比谷花壇大船フラワーセンター」




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“里山の今、2018/06/2”《襍感・/・点描‘18-32》

ウマノスズクサ(馬の鈴草) ウマノスズクサ科(Aristolochiaceae)
学名:Aristolochia debilis Siebold et Zucc

《時節感慨・・呟記・・》
ウマノスズクサ(馬の鈴草);
変わった名前は、実が馬にかける鈴に似ることから名付けられたと資料にあるが、面白い名前だ。
ウマノスズクサ科は、ランヨウアオイ、タマノカンアオイ等、面白い花がある。
この花は、ジャコウアゲハの食草として知られている在来種である。
土手や畑、林のふちなどで普通にみられ、茎は細くて上部でよく分枝しほかの木や草にからみつく。
葉は、有柄で互生し三角状卵形。基部は心形で両側が耳状に張りだしている。
葉腋にサキソフォンに似た形の花が1個ずつつく。萼筒はゆるく湾曲し、先端は斜めにややそり返る。
昨年は、6月下旬に見れた。今年は、早くも咲いていた。

*   *   *   *   *

先日、「働き方改革法案」が衆院厚生労働委で可決された。
与党と一部野党の議論で修正が加えられての可決だ。
「結論ありきで無理やり法案を通した。」「強行採決」と大々的に一面に掲載した大手新聞社。
国会審議を調べてみると、法案は、維新の会と希望の党が加わって修正がなされていた。
適用は本人同意が必要との従来の内容に加え、新たに離脱規定も設けられていた。
一部(野党の半数以上か)野党が、「過労死促進法案」と叫んでいることに疑問をもった。
テレビもマスコミももっと正確に報道して欲しい。印象操作は、後にバレるのに。。。!


「泉の森2018・06・02」




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“小庭の今2018/05/24”《襍感・/・点描‘18-31》

ムラサキカタバミ(紫片喰・紫酢漿草) カタバミ科(Oxalidaceae)
学名:Oxalis corymbosa DC.
Oxalis debilis Kunth var. corymbosa (DC.)Lourteig
Oxalis martiana Zucc.

《時節感慨・・呟記・・》
庭の片隅に綺麗な薄紫色の花が顔をのぞかしている。脇に白い花も!!
昨年は、見かけなかった。否、この季節留守していた。
ムラサキカタバミ(紫片喰・紫酢漿草);
道端、畑、林床等、ごく普通に群生し、普通に見られる草花。
元元は、観賞用に輸入され、野生化したらしい。帰化植物である。
葉は、ハート形で3小葉。葉の裏に淡黄赤色の小斑点があり、両面有毛。
花は、淡紅色、英名でピンクとかライラックと称されるように花色は薄い色あい。
花弁は5個、幅は狭く、基部に濃色の条線が見える。
雄しべは10個、5個が長く、5個が短い。葯の色は白色。雌しべの柱頭は5個、緑色。
日本では結実しないのが普通で、萼片の先端に橙黄色の2個の小点がある(資料より)。
よく似た仲間に、イモカタバミ、フヨウカタバミ、ハナカタバミ、オオキバナカタバミがある。
白花のムラサキカタバミもあるらしいが、希少種。個人的には見たことがない。
観賞用に渡来したといわれるが、今や害草あつかいである。
トキワツユクサとの共演^^)、僕には、癒やしの草花で楽しませてもらっている。

*   *   *   *   *

5月23日、恒例の「サラリーマン川柳コンクール」の結果が発表された。
1位は「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」。
2位は「『ちがうだろ!』妻が言うなら そうだろう」。
3位は「ノーメイク 会社入れぬ 顔認証」。
4位は「効率化 進めて気づく 俺が無駄」。
5位は「電子化に ついて行けずに 紙対応」。
毎年感ずる所あって楽しみにしてきた。
今年も言い得て妙^^)。やはり大人感覚か!?!
一方、流行語大賞というのもあるが、こちらは???
甚だ、独断的だが、、、日本は、ある面で安全な国って感じる。

「自宅2018・5・24」




#ブログ #植物

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