《 “梅園”春に想う!!❖ 20-13❖》

ウメ(梅)      バラ科(... ウメ(梅)      バラ科(Rosaceae) 
学名:Prunus mume
Armeniaca mume (Siebold et Zucc.) de Vriese
Prunus mume Sieb. et Zucc.
《 “梅園”春に想う!!❖ 2...
泉の森・民家園。 泉の森・民家園。

《樹花(6)・_・春⇔薄紅色~~白色!!”》
ウメ(梅)“ mume " ;
神奈川県西部から静岡県熱海に掛けて梅林・梅園と名が付く場所が数か所ある。
観賞用だけではなく、食用として用いられる梅。この節、各地で梅祭りが!!
梅開花たよりが例年より早い。出かけたいのだが、思うように動けない。
古来、花木の代表として愛でてきた。今は、花木の代表はサクラへと移ったが。
果実の有用性で、武将に重用されてきた。その名残か!?!各地梅園がある。
幹は暗黒色で、不揃いで割れ目ができるが、剪定に強く、樹形を整えやすい。
「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」と云われるが梅の木苔は、趣ある。
紅梅の幹や根は材が赤い。その材や樹皮を使って染めた色を梅染と呼ぶ。
早春、展葉に先立って花を咲かせ、花弁、萼片は其々5枚、雌蕊1つ雄蕊多数。
バラ科の花には自家不和合性があって、複数本ないと実のつきが悪くなる由。
花色は通常白だが、紅、淡紅色など、様々。園芸種は300以上あるとか。
一年枝は緑色で小さな白点が無数にあり、葉芽は小さい(2mm位)。
芽鱗の縁に短毛があり、1節に芽は1~3個、両脇の副芽は小さい。
花芽は早春に膨らみ丸くなる。花芽は1年枝に多くつく。勢いの弱い長枝にもつく。
勢いの強い長枝には花は咲かない。2年~3年枝には短枝が出ると翌年花芽がつく。

*      *      *

表題に記した“梅園”とは、梅の花をこよなく愛でたと伝わる、三浦梅園翁の事です。
「陰陽なるものは、条理なり。条理なるものは、本義を草木の理において取るなり」
三浦梅園は、江戸中期の自然哲学者、国東半島に住して孤高の偉人。
「反観合一」なる言葉に僕の思考の原点とさせて頂いてきた。當に“天地自然”の事。
東洋思想の基本、陰陽「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」を思う。
その陰陽を梅園翁は、「ものの条理」と称している。
条理とは、「草木がなる理(すじ)」と哲理する。
「条とはほんらい木の枝のことで、理とはその筋のこと」
「条とは守備が貫通し、理とは左右にはっきりさけるもの」
一本の幹が根をだし票(こずえ)をだし、根はつぎつぎに分かれ票はつぎつぎと分岐。
その分かれるさまを仔細に見れば筋があり、その筋は何のための筋かとみれば、
気がその筋にしたがって運動し、気の運動によって形がなる。分かる、分かりやすい。
人間の思考は、複雑怪奇に混乱させているのではないか??
植物に例えると、果実がなるには気がとおる根や枝(条)と筋(理)が必要。
その根と枝と筋は幹により、幹のもとをたどると一粒の種。
時期の違いはあれど、実る果実はすでにそのものの中に発芽する種を持っている。
種を撒く場所さえ間違えなければ、自ずと芽は出、果実は成る。
日向か、日陰か、肥沃な土地がいいのか等々、自然淘汰されていく。
語れば、膨大な時間を必要だが、凡人には中々分かり得ない。
だが、一例を考えると、「おのおの」とは、これ如何に!!
「おのおの」とは、それぞれの人格や性格のよい面をよく見極めることであり、
「長ずるところ」とは能力として得手な分野、「好むところ」とは興味が強い方向。
凡人にとって面白い言葉を頭に入れている。
「足の皮は厚きがよし、面の皮は薄きがよし。」
「枯れ木に花咲きたりといふとも、先(まず)、生木(なまき)に花さく故を訪ぬべし。」
最も心に響いた言葉、「 人生莫恨無人識、幽谷深山花自紅 」
「人生 恨(うら)むこと なかれ  人 識(し)ること 無(な)きことを
幽谷深山(ゆうこくしんざん)花(はな)自(おのず)から 紅(くれない)なり。」

「2020/02/02」


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《 “春めく光景!!”❖ 20-12❖》

キバナイペー  ノウゼンカズラ... キバナイペー  ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)
学名:synonym Tabebuia chrysotricha(Mart. ex DC.) Standl. 
別名:コガネノウゼン(黄金凌霄) 
出猩々(デショウジョウ)盆栽。... 出猩々(デショウジョウ)盆栽。表に出して2週間で!?!

《樹花(5)・_・春の紅葉⇔“綺麗!!”》
キバナイペー(コガネノウゼン・黄金凌霄); 
冬眠から目覚め、ぽかぽか陽気に新芽を出したり花を見せたり。
キバナイペーが、ラッパ形で鮮やかに黄色の花を見せ、満開だ!!
花が終焉を迎える頃に、のんびりと葉を出し始める。
早、春の如く青空に映える。3月・4月と錯覚してしまう。
一般的には、ゴールデントランペットツリーと知られている花。
キバナイペーは、コロンビアやブラジル原産で高さ5m以上になる。
まとまって咲く姿、花色の鮮やかな黄色、春の香りそのものだ。
開花後に見せる“さや”の中には、羽付きタネが沢山はいっている。
さやがはじけ、たねが風で拡散する姿は、壮観である。
*      *      *
早くも2月、否、未だ2月!!そんな頃に赤く染まった葉が!!
新芽が赤いモミジを春モミジと呼ぶらしいが、紅葉して真っ赤。
出猩々(デショウジョウ)と呼ばれ、盆栽の世界では人気がある。
イロハモミジの仲間で、葉は小型でやや深く裂け、端正な形だ。
出猩々と呼ばれるごとく新芽が目の覚めるような赤だが、
数週間ほどで緑に色変化、秋に再度、紅葉するが新芽の方が綺麗。

「2020/02/01大和市西鶴間周辺」







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《 “赤い種子!!”❖ 20-11❖》

トベラ(扉) トベラ科(Pit... トベラ(扉) トベラ科(Pittosporaceae)
学名:Pittosporum tobira(Thunb.) W.T.Aiton
別名:トビラノキ
(全体像)
近寄ってみると!! 近寄ってみると!!

《実・_・樹(1)⇔“身近で観れる樹の実!!”》
トベラ(扉)、春に白く小さな五弁集散花序につける耐乾燥性常緑低木。
花は、時間の経過と共に白から薄黄へと変化していく魅せる花である。
雌雄異株で、雌株は発達した雌蕊と退化した5本の雄蕊。
そして雄株は、発達した5本の雄蕊と退化した1本の雌蕊を持つ!!
葉は、光沢ある緑色皮質で丸味を帯びたヘラ状で臭気がある。
秋から冬にかけて果実が付き、3裂して粘液に包まれ赤い種子が見える。
赤い種子は、成熟しつつ黒色に変っていく様は、見応えがある。
トベラの意は、扉を意味し節分の鬼よけに枝を扉に挟んだ事に由来する。
*      *      *
“腰痛”に打ち勝つべく散歩してみた。腰を動かさなくては、と!!
そんな折にであった“トベラの実”、未だ赤かった。
*      *      *      *      *
赤い色⇒危険・止、世相を見ても危険・危機感を持つ。
日本国内は、比較的安全・安泰な生活環境をもっている。
それ故か、隣接諸国に疑問提示を示さない。
国・国会・議会、マスメディアの態度に“危機感”が感じられない。
日本国内で確認され始めた“新型コロナウイルス”
国会は、何をしているか??“桜”問題以下の扱いに呆れる。
呆れてる場合ではない。迅速な対応を国民に示せる場、
現在国会会期中ではないか、今、国民に示すべきは何か!?!
野党もさることながら、国会議員全体に憤りを持つ。

「2020/01/29自宅近く」







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《 “シャイな樹々!?!”❖ 20-10❖》

モクレン(木蓮) モクレン科(... モクレン(木蓮) モクレン科(Magnoliaceae)
学名:Magnolia liliflora Magnolia
Yulania liliiflora (Desr.) D. C. Fu
別名: シモクレン(紫木蓮)
*柔らかな・・・花芽*
夕暮れに・・・春がみえる!! ... 夕暮れに・・・春がみえる!! “染まるって感じ”
ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科(... ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科(Theaceae)
学名:Camellia japonica L.
** 冬~~春 **

《樹蕾・_・樹花(3+1)⇔“年々の成長には目を見張る!!”》
「夢待桜」の花を未だ見れずじまいの長久保公園。
だが、植栽樹の中には良く良く成長している樹もある。
管理事務所裏手のモクレン、沢山に芽吹いていた。
去年より早い。芽が膨らむの!!それが現実だが、
地域の特異性ってこともあるだろうと思って帰宅した。
*      *      *
持病の“腰痛”が、、、今年は早々とやってきた!?!
自分の不摂生が原因なのだが、反省を忘れてしまう。
今後は、と・・・いつも思うのだが。。。!
椅子に座っているのも辛い。で、床についていた。 
天井や窓の外を見ていて、頭に浮かんだ事、、、。
“地球”温暖化って本当にそうなんだろうか??と。
確かに僕の若いころに比べると温暖化してる。
しかし、地球全体を見ると温暖化してると思えない。
科学的分析の前に政治が偏向して騒いでるのでは??
“安全と安心は違う”こんな感覚が世界中に蔓延っている。

「2020/01/11~23・藤沢長久保公園・自宅」








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《 “緑かれた殺風景な公園!?!”❖ 20-09❖》

広場の桜ソメイヨシノ!?!)の... 広場の桜ソメイヨシノ!?!)の後ろで見下ろすように植栽されてる”夢待桜”
芽は、見えたが!! 芽は、見えたが!!
“ブルーフォーユー(Blue ... “ブルーフォーユー(Blue For You)”綺麗な色だったが、
画像の花色はいまいち正確ではない。

《花暦・_・樹(3)⇔“公園に植栽(地植え)された桜・薔薇!!”》
“季節は、着実に変移しているのが分かる。植物は正直だ。”
と、先日、ブログルで記した。今年は、どれほどの花々と会えるか?
都市公園と言えようか、藤沢の長久保公園は、好きな場所だ。
そこに関心を持って眺めている若樹がある。
1月に開花するとある「夢待桜」、淡紅色の綺麗な花のようだ。
訪れたのが少し早かった様だ。タイミングが悪く花は拝んでいない。
伊豆大島の桜・椿研究家、故尾川武雄氏が平成22年に作出した桜。
オオシマザクラとカンザクラを掛けあわせた種である由。
”夢待桜”は、ちょうどお正月ころに満開になるおめでたい桜(大島では)。
しかし、所変わると、開花は、ずれる!!は、当たり前か。。。
公園の数カ所に植栽されていたはずだが、富士山を遠望出来る高台のは??
場所が悪いのか、成長していなかった。斜面途中のは立派に成長してた。
今年は、雑用が多く訪ねられない。来年に期待。まさしく”夢待桜”。

帰り際、管理事務所前の花壇に四季咲きの薔薇が瀟洒に咲いていた。
“ブルーフォーユー(Blue For You)”フロリバンダ系四季咲きで中輪。
別名は《Honky Tonk Blues》《Pacific Dream》《Pejambluペジャムブリュー》
2006年 作出者 Peter J. James 作 出国 イギリス
品種親 Natural Beauty x 実生。

薔薇を見ながら思った、花名をはっきりと特定するのは難しい、と。
特に葉より花が先に咲く種類の樹々を特定すること。
遠目には、混同しやすい花が多い。しっかりと観察しなければ。。。?
しょっちゅう間違っている花名。爺だから、とうそぶいている日々。
其れは別として、薔薇や桜など良く良く観ないと特定できない。
花を見ながら、脳内活性化をはかる事になりそうだ。

「2020/01/11・藤沢長久保公園」




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《 “紫陽花成長記録(1)!?!”❖ 20-08❖》

観察枝・・・No,1 観察枝・・・No,1
観察枝・・・No,2 観察枝・・・No,2
観察枝・・・No,3 観察枝・・・No,3
観察枝・・・No,4 観察枝・・・No,4
観察枝・・・No,5 観察枝・・・No,5
観察枝・・・No,6 観察枝・・・No,6

《襍・_・囈⇔“#ブログルお題2020”》
ブログル主催者の内倉さんのブログに、
『ブログルにお題を出してみることに・・・「2020年からはじめるもの」』
以前、ブログル内で、「お題」があって遊んだのを思い出した。早速飛びつく^^)。
今回は「ブログルお題2020」と年単位!?!と長いスパン\(^o^)/:。
遊び心に思いをして考えてみた。
数年前から、自生(野生)の紫陽花を追いかけている。
昨年、頂いた紫陽花(剪定枝)を地植えさせ観察はじめた。
この記録を今後、定期的にブログに記してみる。
#ブログルお題2020


#ブログ #ブログルお題2020

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《 “新たな発見!?!”❖ 20-07❖》

藤沢本町にある白旗神社。 藤沢本町にある白旗神社。
白旗神社の手水舎は、亀さんが出... 白旗神社の手水舎は、亀さんが出迎えてくださる^^)。
干支の大きな絵馬看板!?!も迎... 干支の大きな絵馬看板!?!も迎えてくれていた。
義経と弁慶の銅像。 義経と弁慶の銅像。
立派な銅像。そしてわかりやすい... 立派な銅像。そしてわかりやすい解説文。

《 “令和庚子弐詣!!⇔”朴訥・/・視感》
愈々、オリンピックの年になってしまった。来訪を予告するメールも来る。
前回のオリンピック、高校から課外授業?で国立に陸上競技をみにいった。
ヨット競技も見に行った。下級生の兄が選手・・・皆で応援に行った。
今回もヨット競技は、江ノ島が会場。江島神社とチュリップでも見に行くか!!
って出掛けたのだが、途中 “源 義経”所縁の藤沢・白旗神社に立ち寄った。
久し振りに詣でたのだが、昨年、新たな銅像が完成していた事は知らなかった。
新たな発見であった。近くの常光寺には、義経の塚があったが、今は??
そちらも近々、訪ねてみよう、って・・・江ノ島は、又の機会にした。

「2020/01/11藤沢・白旗神社」

#ブログ

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《 “2年振りのお菓子!?!”❖ 20-06❖》

ガレット・デ・ロア・・包装もシ... ガレット・デ・ロア・・包装もシンプル^^)。
フェーヴがどこに隠れているか?... フェーヴがどこに隠れているか??楽しみの瞬間。
僕の滞在した町では、ハイリゲ・... 僕の滞在した町では、ハイリゲ・ドライケーニゲと呼んでいたが。
これは、ドライケーニヒスクーヘンとラベル記録があった(^з^)。
レープクーヘン(Lebkuch... レープクーヘン(Lebkuchen)。とっても美味である。
今年のフェーヴ。直径1センチ程... 今年のフェーヴ。直径1センチ程の大きさ。
誰のものになったか??大人でもドキドキしながら食べた^^)。

《襍・_・囈⇔“エピファニー(Epiphanie)のお菓子”》
子供の頃、X'masからお正月は、“最良”の季節だった。
大学生に成ると暮れから正月は、雪山の中で過ごす様に。
その山岳資料探しに神田古書店巡りを楽しんだのを思い出す。
その折々、良くカフェによったものだ(甘党なんで^^)。
神田神保町の白水堂、小川町のS・ワイル等(当時の所在地)。
神田周辺には、憧れの楽器屋さんとか靴屋さんもあったりして。

ノンポリで山行三昧の僕自身、天罰か??足指を失くす所だった。
無謀とは思わなかったが、装備に対する甘さが原因と反省もした。
70年安保闘争で大学は封鎖され、それを良いことに遠征で事故??
その年末、僕の将来の方向を西欧に向けさせる示唆に富む話を聞く。
治療帰り、親のお供で野田岩次郎(ホテルマン)さんとお会いした。
西欧文化に造詣深い野田さん、欧米文化を朗々と語ってお示しくださる。
アメリカ文化を少しかじった程度の僕には、驚き以上の事であった。
その折、フランス人お菓子職人が開いた小さなお店を紹介くださった。
そのケーキ屋さん、六本木に開店したばかりの「A.ルコント」。
仏菓子職人のアンドレ・ルコント(André Lecomte)さんが開いた店。
大学~病院の往復(歩いて)途中にあって休憩にちょうど良かった。
パンも焼いておられた。中でもクロワッサンは、表現できぬ程の美味さ。
登山用小ザックを背負い、クレッターシューズ(登攀用靴)姿の男が、
2階のサロン・ド・テでお茶してた。場所柄、ちょっと不似合い。
当時の六本木、雑な学生が通るに憚る超モダンな場所だった。
親の使いでX'masケーキを受け取りに伺った時、2階でお茶してると、
変わった風体の僕に興味を持たれたか、ムッシュが声を掛けてくれた。
“日本ではX'masケーキからおせち料理、そんな流れ、面白いね”、と。
仏ではX'masは神聖な儀式、静かに過ごす。お菓子は食べるけどね!!
バタークリームのブッシュドノエルね!!おいしいよ^^)、と。
それ仕様のケーキは、小川町のS・ワイルで知っていたが。。。
以来、ルコントさんには、フランス文化を色々と教えて頂けた。
自転車で訪れた時、Paris Brest(パリブレスト)と云うケーキを知る。
ツール・ド・フランスに関心を持ったのもケーキのお陰である^^)。
友達の誕生日ケーキを取りに行った時、ガレット・デ・ロアも知った。
“1月6日においで!!”とルコントさん。。。!
ガレット・デ・ロアのことは、以前、ブログに記した のでここでは省略。
当時、フェーヴを入れたガレット・デ・ロア、作っている職人は少なかっただろう。
面白い・・・運気を試せるなんて、と友達に自慢気に話した記憶がある。
その後、学業研鑽で滞在していた南ドイツでも公現祭に食するお菓子を沢山みた。
Heilige Drei Königskuchen(ハイリゲ・ドライケーニヒスクーヘン)と言うお菓子。
お菓子と言うよりパンといったほうが適切か!!ミルクパンみたいな感じだ。
それでも王冠は、ついてくる^^)。クーヘンとは、ケーキのこと。
そして飲み物は、日本で言うウィンナーコーヒーを頂く。
アイシュペンナー(Einspänner)と呼ぶオーストリア発祥のコーヒーの淹れ方。
深煎り豆で中挽でドリップ、あらかじめザラメ糖を入れたグラスにコーヒーを注ぐ。
泡立てたクリームをたっぷりと浮かべて飲むのである!
はじめにふんわりとしたクリーム、次にほろ苦いコーヒー&クリームのハーモニー、
最後に沈んだザラメ糖とコーヒーを飲む。1杯のコーヒーで3通りを味わえる。
深々と雪降る室内でお菓子を楽しむ、そんな空間が新鮮だった(南独でのこと)。
ドイツ語圏で公現節に食べるケーキにフルーツケーキの様なケーニヒスクーヘンがある。
形は長方形から円形、リング形、クグロフ形と様々で個々人の好みで選んでいた。
スイスのドイツ語圏では、ブリオッシュに近い丸い発酵生地を組み合わせて花形にした
ドライ・ケーニヒスクーヘンを食する。バウムクーヘンもクリスマス菓子の一つだ。
シュトレンもクリスマス菓子だが、ドイツ家庭で好まれるXmas菓子がもう1つある。
レープクーヘン(Lebkuchen)と呼ばれ、牛乳や卵、バター等、油を使わずに焼くお菓子。
ハチミツを使い、ナッツやスパイスをたくさん入れて作る。
アニス、フェンネル、ショウガ、カルダモン、コリアンダー、メース、ナツメグ、
丁子、ピメント、シナモン等と多くのスパイスを巧くまぜて焼くお菓子。
スパイスやハチミツを使った簡単なお菓子は古くよりあったらしい。
中世ヨーロッパでは修道院で作られるようになった、と記録にある。
水分を殆ど含まず、ハチミツやスパイスのおかげで長持ちのするお菓子。
食べ物の少ない冬や食糧難の時には、修道院で配られてもいたらしい。
レープクーヘンには貴重なスパイスが多数使われため、専門の職人もいた。
レープクーヘンは、日本人には馴染みがないが、面白い食感。
寒い冬、暖かいコーヒーや紅茶によく合うお菓子だ。
*      *       *       *       *
本題が後になったが、3年前にアンドレ・ルコントさんのお弟子さんを知った。
今、住まい居る隣市にそのお菓子屋さんは、ある。
店名を知って、嬉しくなった。(comme en province)コム・アン・プロヴァンス。
プロヴァンスって、“田舎”を意味する。HPを観て納得。
早速、訪ねてみると、本物の仏菓子で且つ良心的なお店だった。
一昨年末は、雑務に紛し注文に失し、食べれなかった。
昨年末、しっかりと注文出来、1月10日にとりに行った。
公現祭は、1月6日だがエピファニーのパーティーは、1月中ならOK。
知人の誕生日に、と10日にした。今年のフェーブは、アントレメット。
⇩     ⇩     ⇩
アントレメットとは、古式フランス料理のフルコースの中で料理間で
提供される小さな料理を指した。現代では、一般的にデザートを指す。
中世後期から近世初期にかけて、王侯貴族や上流階級の食事でよく見られた。
精巧かつ形式ある娯楽料理として提供されたものである。

今年は、オリンピックイヤーだ。色々と感慨がある。
上記のアンドレ・ルコントさんは、東京オリンピックの前年1963年に来日。
ホテルオークラのシェフ・パティシエとして仏菓子の指導をされた方。
而してオリンピックでも腕を振るわれた最高の菓子職人。

「2020/01/10・コム・アン・プロヴァンス」

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《 “殺風景な里山にも!?!”❖ 20-05❖》

ユキヤナギ(雪柳) バラ科(R... ユキヤナギ(雪柳) バラ科(Rosaceae)
学名:Spiraea thunbergii Siebold ex Blume
別名: コゴメヤナギ(小米柳)、コゴメバナ(小米花)、コゴメザクラ(小米桜)
「紅花ユキヤナギ」 園芸種だが... 「紅花ユキヤナギ」
園芸種だが、趣がある。ひと目に触れない所で咲き始めた。
勝手口脇だが、先日夕暮れに陽光を浴びて花見する野良猫を発見。
カメラをとりに離れた隙にどこぞへ消えていた^^)。



《花暦・_・樹(2)⇔“初春の雪あられ!!”》
季節は、着実に変移しているのが分かる。植物は正直だ。
ユキヤナギ(雪柳)、枝を被う沢山の小さな白花が魅せる。
名前からして冬の花に思えるが、春の訪れを告げる花だ。
だが、昨今は真冬に花を付け始めるようだ(温暖化か!?!)。
ユキヤナギは、落葉性低木で川沿いの岩の割れ目等に自生し、
樹高2m程。根元から枝を伸ばし、先尖る鋸歯縁ある小葉。
開花期を迎えると細い枝いっぱいに沢山の白い花を咲かせる。
その姿が、柳の枝に積もった雪の様に見え、名付けられた。
小さく可憐な白い花にちなんで「愛らしさ」という花言葉もある。
そして色々園芸種が誕生している。その中で。。。!!
フジノピンクと呼ばれる種がある。花弁の外側が薄っすらピンク色。
蕾は濃いピンク色だが、花が開くと徐々に内側が白へと変化していく。
「紅花ユキヤナギ」「フジノピンキー」等の名称で売られている。
散歩の途中で観たユキヤナギの枝にポツポツと顔をみせる花々。
斥候の如く咲き始めたユキヤナギの花、小さいが楚々としていた。
里山の目の届かない場所のユキヤナギの花、植栽されたものだろうか?
多分、自然植生では無い。が、土地潜在能力に合わせたものか。。。!
「2020/01/08・泉の森、自宅裏」



#ブログ #植物

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《 “殺風景な里山でも!?!”❖ 20-04❖》

ロウバイ(蝋梅) ロウバイ科(... ロウバイ(蝋梅) ロウバイ科(Calycanthaceae)
学名:Chimonanthus praecox (L.) Link
別名: カラウメ(唐梅)



しろはら、だろうと思うが定かで... しろはら、だろうと思うが定かではない。

《花暦樹(1)・_・鳥⇔“七草の頃”》
里山の中が、震撼としている。初参りに出掛けた時に感じた事。
そんな里山でも目立つ光景は、鳥観察する人々(鳥撮影の人々)。
そんなポイントを避け落葉で陽溜りになっている所をさがしていると、
ロウバイ(観賞用に植栽??)の黄色花が目に入った。
葉より先に黄色い花を開花させ近づくと甘い香りが漂い優しい。
一般的に臘梅といえばソシンロウバイを指しているように感じる。
ロウバイには、鮮やかな黄色い大輪花の満月臘梅(まんげつロウバイ)」、
花の内側中心が赤い「和臘梅(わロウバイ)」、
色が薄めの「素心臘梅(そしんロウバイ)」の3種類がある。
花弁は、透明感があるが蝋質、それゆえの花名か。新春にふさわしい。
そんな樹の足元の落ち葉の絨毯の中にゴソゴソ動いているのが見えた。
近寄ってみると小鳥が飛び立ち、かなり先の枯れ草地に降りた。
人間を恐れているのではなく、かくれんぼをしてるようだった。
鳥に疎い、帰宅して調べてみるとシロハラ(Turdus pallidus)のようだ。
見かけた時、枯れ葉下のミミズでも捕食していたのか??

今年は、散歩・サイクリングをしっかりして鍛えよう。
「2020/01/05・泉の森」

#ブログ #植物 #鳥

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