《襍草・/・古往今来75》十二単

《襍草・/・古往今来75》十二...

ジュウニヒトエ(十二単) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名: Ajuga nipponensis Makino

丘陵地や明るい林内・道ばたなどに見える。高さ10-25cmの植物。
白い毛で全体が覆われており、茎葉は倒披針形で対生、波状の鋸歯がある。
茎頂に穂状花序をだし唇形花を咲かせる(色は、環境により変化する。)
上唇が非常に短いのが特徴。
和名は、花が幾重にも重なって咲く様子を、女官の十二単に喩えたもの!?!
自生・分布:本州・四国


6月13日誌「6/1箱根・湿生花園」

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《襍草・/・古往今来74》蝦夷薄雪草

《襍草・/・古往今来74》蝦夷...

エゾウスユキソウ(蝦夷薄雪草)  キク科(Asteraceae)
学名:Leontopodium discolor

北海道の礼文島、ニベソツ山、藻琴山にわずかに自生。
山地の岩場や草地に見え、高さ15~30センチ。
葉は先が尖った倒披針形でロゼット状につき白い花を咲かせる。
が白い花弁のように見えるのは苞葉、中心部に頭花が集まっている。
礼文島のものは「レブンウスユキソウ」と呼ばれている。
雪をかぶった花びらのように見える苞葉、葉の変化したもの。
花は中心部にある小さな部分等々、、、。
ヨーロッパアルプスを代表する高山植物、エーデルワイスも仲間。

6月12日誌「6/1箱根・湿生花園」
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《襍草・/・古往今来73》蝦夷瑠璃草

《襍草・/・古往今来73》蝦夷...

エゾルリソウ(蝦夷瑠璃草)   ムラサキ科(Boraginaceae)
学名:Mertensia pterocarpa var. yezoensis

瑠璃色の青い花を咲かせるが、蕾時は、赤紫色。
わが国の固有種。北海道の中央高地、夕張山地、日高山脈に自生。
高山帯の岸壁や岩礫地、草地に見える。茎高、15cm位。
茎や葉は、白っぽい粉をかぶったような淡い緑色。
母種は、南千島に見れる「チシマルリソウ」。


6月11日誌「6/1箱根・湿生花園」

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《襍草・/・古往今来72》菊葉鍬形

《襍草・/・古往今来72》菊葉...

キクバクワガタ(菊葉鍬形)   ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)
学名:Pseudolysimachion schmidtianum var. schmidtianum(Veronica schmidtiana)

ゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草。花径1.0cm位。
花弁状に4深裂した花冠の中央から長い1本の雌蕊、両脇から2本の雄蕊が突き出す。
高山や海岸の礫地や岩場に分布。北海道や高山に多く見られる。

6月10日誌「6/1箱根・湿生花園」

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《襍草・/・古往今来71》白山風露

《襍草・/・古往今来71》白山...

ハクサンフウロ(白山風露)   フウロソウ科(Geraniaceae)
学名:Geranium yesoemse var. nipponicum

ニッコウキスゲの群落の中に咲くハクサンフウロ。
周りの草にまぎれて目立たないが、瀟洒に咲いていた。
東北地方~中部地方(伊吹山辺りまでか)自生が確認されている。
高所の雪渓周辺草地でよく見かける。高さは5~60cm。
母種はエゾフウロ(蝦夷風露)。


6月9日誌「6/1箱根・湿生花園」

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《襍草・/・古往今来70》舟腹草

《襍草・/・古往今来70》舟腹...

フナバラソウ(舟腹草) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Cynanchum atratum Bunge
別名;ロクオンソウ

「イズカモメヅル」「コバノカモメヅル」「アズマカモメヅル」と同科カモメヅル属。
つる性ではなく、30~80cmの高さに自立する。
名前は、熟した実が二つに割れ、その一片が船の腹に見えることから。
茎は分枝せず高さ40~80cm、全体に軟毛を密生、葉は長さ6~10cm位。
花冠は5裂し裂片は長さ7mm位、袋果は長さ約7cm。
自然植生; 北海道から九州、山野の草地にはえる多年草。
絶滅危惧ランク;絶滅危惧?類 (VU)。日本固有種。
名の由来;和名の舟腹草は袋果の形を舟の胴体にみたてたもの。



6月8日誌「6/1箱根・湿生花園」

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《襍草・/・古往今来69》草橘

《襍草・/・古往今来69》草橘

クサタチバナ(草橘)      ガガイモ科(Asclepiadaceae)
学名:Cynanchum ascyrifolium

花の特徴、茎先に数個の花柄・花径2センチくらいの白い花をたくさんつける。
葉にも特徴があり楕円形で柄があり対生。 葉先は尖り両面にまばらに毛がある。
実の特徴花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出)。
和名の由来は、花がミカン科のタチバナ(橘)に似ていることから
自然植生;関東地方から四国。山地の木陰に見られる多年草。


6月7日誌「6/1箱根・湿生花園」

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《襍木・/・古往今来68》深山蛍葛

《襍木・/・古往今来68》深山...

ミヤマホタルカズラ(深山螢葛) ムラサキ科(Boraginaceae・リソドラ属)
学名:
Glandora diffusa (Lag.) D.C.Thomas  ミヤマホタルカズラ 標準
Lithodora diffusa (Lag.) I.M.Johnst.  ミヤマホタルカズラ synonym
Lithospermum diffusum Lag.  ミヤマホタルカズラ synonym
【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)】
別名: リンドラ

深山蛍葛は、ヨーロッパの西南部のやや標高の高いところが原産地。
高さ10~35cm位、匍匐性で葉は線形、「ローズマリー」の葉に似ている。
ヨーロッパ原産の丈の低い木の仲間。、園芸上は多年草扱いされているようだ。


6月6日誌「6/1箱根・湿生花園」

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《襍草・/・古往今来67》黄花紅輪蒲公英

《襍草・/・古往今来67》黄花...

キバナコウリンタンポポ(黄花紅輪蒲公英)     キク科(Asteraceae)
学名:Hieracium pratense
別名: ノハラタンポポ

コウリンタンポポ の黄花種。コウリンタンポポと同じくヨーロッパ原産の帰化植物。
ネットで検索すると西洋蒲公英と同様に!?!繁殖力が強く厄介者扱い状態のようだ。
コウリンタンポポは別名エフデタンポポ(絵筆蒲公英)とも呼ばれる。
黄花・紅輪蒲公英は、花茎がとても長く細い花茎に細毛が沢山見られる。
北アメリカ大陸では、ヨーロッパ原産だが帰化状態にあるようで、
最初、美しさ花を「ヴィーナスの絵筆」と呼んでいたが繁殖力の凄さで、
「ヴィーナスの絵筆」が、「悪魔の絵筆」と呼ばれるようになってしまった。

ドイツの書“Alpenblmen”Wolfgang Lippert著では、
アルプスの野生植物として「コウリンタンポポのドイツ語名」を
“Orangerotes Habichtskraut”と表記している。
Habichtskraut!?!,我が国では、ミヤマコウゾリナを指す。
草姿・花姿・葉姿、どこをとっても似ている!?!
日本の解説書ではミヤマコウゾリナは、茎の上部で分枝してそこに葉も見られる。
対してコウリンタンポポは、花茎の先で分枝し、花はつくが葉はそこにみられない。
更には、ミヤマコウゾリナは、鮮黄色と見える。
北海道に多く自生してると、ネットでも報告されている。
神奈川県の帰化植物のコーナーにも登場するが、
繁殖力が強すぎるので、駆除すべきであるとも掲載されていた。
又一つ、「黄花紅輪蒲公英」なる種類を知った。


6月5日誌「6/1箱根・湿生花園」

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《襍樹・/・古往今来66》和名の無い花??

画像1 画像1
画像2 画像2

ブルーポピー       ケシ科(Papaveraceae)
園芸的呼び名; 「ヒマラヤの青いケシ」で流通。
メコノプシス属(Meconopsis)の総称として、
園芸の世界では「メコノプシス」でも通っているが、
英名のブルーポピー(blue poppy画像1)が一般的か?
ブルーポピーは標高が2700~4500m位の高地に見られ、
ヒマラヤ・チベット・ミャンマー周辺に自生する。
自生地によって花色は、大きく異なる。
チベット等、これら高地には黄色い花(主にキンポウゲ科)が多い。
高地で暮らす動物(ヤク等)は、毒性あるキンポウゲ科の植物を食べない故か??
高所では、黄色い花が目立つ。

*****ヒマラヤの山麓3000m位の高地で。画像2*****
ブルーポピーと呼ばれるように「青色」だが、自生地、植物園等の標高で色が異なる。
それは、土壌の性質によるものではなさそうなのだ。
日差しは強いが、地中は冷たい。この関係に色の濃淡が出るか??
又、雨季に咲き、あの独特の色(見たもので無いとわからない!?!)。
それらを以って「現存する花の中で最も美しい花」「秘境の花」と呼ぶ。
岳人達は、「天上の妖精」と呼んでいる。

6月4日誌「6/1箱根・湿生花園」

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