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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

バロー(valor) Vセレクト まぐろフレークを食べたレビュー

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バロー(valor) Vセレク...


  バロー(valor) Vセレクト・まぐろフレーク
  きはだまぐろ油漬けフレーク・廉価品



☆コメント 
 中部地方をメインにスーパーを展開する、バローのプライベートブランドがVセレクト。
 バローのPBツナ缶はこの数年でたびたび変化を遂げている。筆者の知る限り(2009)最初はまるなか知床食品のきはだ油漬で、その後2013年辺りから「Vセレクトを外したマルナカ製めばち油漬」を経て、気づいたらこのホテイOEMになっていた。
 この間に値上がりを続け、3缶198円→3缶248円→3缶268円となっている。3缶198円だった頃は価格を凌駕する究極のツナ缶として学生時代の筆者を支えたが、現在は微妙な価格帯のツナ缶だ。迫り来る円高とインフレーションに耐えられなかったのだろう。
 

 ☆缶を開けたところ
  
 輸入ツナ缶の割に身がやや大きく固めの食感。油も多い。
 若干の生臭さとえぐみがあるが、極端に生臭いわけではない。良くも悪くも値段なりの味がする。
 
 ありふれた輸入ツナ缶の中ではまだ順当な品質を残しているように思える。しかし、時代の流れと共に価格がふたまわり高くなってしまった。
 もう30円足すとシーチキンNewLフレークに手が届くことを考えると、二の足を踏んでしまう消費者は多そう。


☆各種評価
・グレード ★☆☆☆☆
・価格   ★☆☆☆☆ #89円/個
・味覚評価 ★★☆☆☆ #値段なり
・入手性  ★★☆☆☆ #バローおよびVドラッグに常在
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 80g
220kcal/缶 食塩相当量0.7g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4539114046063(単品)/4539114046087(3缶) 製造固有記号RS
輸入者 (株)ホテイフーズコーポレーション(静岡県静岡市清水区蒲原4-26-6)
Tuna canning review No.54
#きはだまぐろ #スーパーpb #油漬

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駒越食品 ライトツナフレークを食べたレビュー

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駒越食品 ライトツナフレークを...


  駒越食品 ライトツナフレーク
  きはだまぐろ油入り水煮フレーク・普及品


☆コメント
 まぐろ中とろ缶が有名な駒越食品のきはだ油水煮。大豆油を50%削減してカロリーを落としている…はず…だよね?
 オーソドックスな価格とオーソドックスなスペックを持っている。油水煮としてはカロリー高すぎる気もするが……
 16年6月に本社で購入した詰め合わせから。2016.3月製。話題性に欠けるためか、中とろ缶より販路が狭い。

☆缶を開けたところ
  
 ほぐし身のサイズは一般的なもの。味は油入り水煮らしくパサパサしない程度にさっぱりしている。
 目立った特徴はないかわりに、どのような用途にも投入できそう。とても汎用的なツナ缶。

 油入り水煮にしたのはカロリーのためではなく、胃もたれのしにくさのために。そういう深い意図を感じた。


☆各種評価
・グレード ★★★☆☆
・価格   ★★☆☆☆ #92円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ #食べやすい油水煮
・入手性  ★☆☆☆☆ #静岡市内のスーパーと本社通販
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g
224kcal/缶 食塩相当量0.4g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:4517072000051 製造固有記号なし
製造者 駒越食品株式会社 (静岡市清水区駒越東町10-8) 製品ページ
Tuna canning review No.53
#きはだまぐろ #油入り水煮 #駒越食品

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三洋食品 たまの伝説(猫缶) ドキッ!血合いだらけの400g完食レビュー!

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三洋食品 たまの伝説(猫缶) ...
“80g缶の5倍のボリュームのお徳用サイズ。新鮮なまぐろがたっぷり。
大家族のお宅や、ペット関連の専門家の方にもおススメします。”


  三洋食品 たまの伝説 まぐろ ファミリー缶
  猫用栄養補完食・普及品


☆コメント
 【ツナ缶ブログの特殊記事である。よい子は猫缶を食べてはいけない】

 三洋食品がイエネコ向けに販売している国産猫缶「たまの伝説シリーズ」。決して人間向けではない。
 ツナ缶で喩えるならシーチキンLフレークのような国産普及品のような位置づけで、輸入猫缶の各社とくらべグレードはそれなりに高い。衛生基準や製法は人間用のツナ缶と同じであるため、猫はもちろん人間が誤飲しても健康上なんら問題はない。

 筆者が猫飼いであれば、興味本位で一口試すことができただろう。しかし、筆者は一人暮らしで、猫はいない。
 国産猫缶を見た勢いで405gを買っていたものの、勇気がなくて長らく熟成させていた。そんな中ふとしたTweetが実を結んでしまい、レビューすることになった。

 --人間でも、食べることはできるのだから。
 
 “ツナ缶ブログにあるまじき無茶な商品名ではあるが、原材料の一番最初が「まぐろ」だ。開けてすぐの実食ができるものなら、普段通りのレビューは可能だ。問題ない。”
 これが巨大なブーメランとなって自分を襲うと予想できなかったのか…

 ☆缶を開けたところ
  
 一般的な猫缶の雰囲気をかもし出している。ほぼ全てが血合いだ。液汁はまぐろ出汁が取れている。
 問題は身にの生臭さと水煮缶にない血合いの苦み。歯ごたえの強い生レバーという表現が似合うか。猫缶を食べるボディビルダーもいると言うが、私はこのまま調味料なしで完食できる気がしない。
 醤油をかけた。普段食べているツナ缶の味に近くなったが、いみともしれない血合いの味と独特の食感から、脳が矛盾を起こして警報サイレンを鳴らし続ける。
 マヨネーズをかけた。原材料だけ見ればツナマヨそのものだが、ついに筆者の笑みが崩れ始める。頭の中でグラインドゴアが流れ続ける。
 缶を見た。まだ10グラムも減っていなかった。

 そして、1時間経過。
  
 完食した。閉まらなくなった目の瞳孔は、ただ虚空を映し出していた。どうして、人生はこんなに儚いのだろう。
 一つ言えるとしたら、人類は猫缶をツナ缶と間違えてはいけない。まして、405グラムの猫缶を一人で食べようとする人類が今後現れないことを切に祈ろう。



「幸福になる方法は、自分で実験してみなければ分からない」 ──ジークムント・フロイト(1856-1939)

☆各種評価
・グレード ★★★☆☆
・価格   ★★★★☆ #218円/個
・味覚評価  【 哲学 】 #ねこからの人気は高い?
・入手性  ★★☆☆☆ #ホームセンターや一部スーパー
・原産国  国産

☆スペック
内容量 405g
440kcal/缶 【猫缶のため、食塩は含まれず】
原材料 まぐろ、ビタミンE
JAN:4953685200813 製造固有記号なし
製造者 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ
Tuna canning review No.52
#哲学 #気合の入ったツナ缶レビュー

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はごろも シーチキンLフレーク(OKTロット)混入と同工場のロットを食べた

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はごろも シーチキンLフレーク... はごろも シーチキンLフレーク...


  はごろもフーズ シーチキンLフレーク
  (OKTロット) 普及品


☆コメント
 【ツナ缶ブログの特殊記事である。昨今報道のあった異物混入の解説を多く含むため、食事中や空腹の読者には注意して読んでいただきたい。また、11月1日の2012年製ツナ缶にあった羽虫混入に関しては解説していない】
 ※シーチキンLフレークの記事はこれで3つめなので、缶詰に関する真面目な詳説は古い方の記事を、
 熟成を進めたOKTロットに関する情報はクリスマスの記事を参照されたい。



 2016年10月27日、缶詰業界に大きな衝撃が起こった。
 2年弱ほど前に製造したシーチキンLフレークに、虫の異物が混入していたことが明らかになった。メーカーは10月13日に個別対応のみ行ったが、27日にメディアの報道で背中を刺された構図である。当日中にプレスリリースを上げたものの、初動対応の遅さを指摘する声も少なくない。
 この異物混入が起こった「当該工場」こそ興津食品(OKTロット)であり、29日には既に操業停止と保健所の立ち入りを余儀なくされている。また、2014年にも2012.9月製造のシーチキンLフレークに虫の異物が混入してして個別対応を行っていたことが明らかになったほか、11月2日時点で操業停止が続いてる・はごろもから28日以降の公式回答がない等、混乱が収まる様子は見られない。
 
 最初の虫混入の経緯を要約すると「本来空缶は製造の直前までシュリンクされている。しかし、シュリンクはがす→ラインに乗せる間に昼休みを挟んだ。その際空缶に虫が入り込んで、そのまままぐろや油を詰めて巻き締めてしまった」というものである。
 缶切りなしで開けられるイージーオープン缶は、強度確保や巻き締め不良を防ぐため開け口のほうを底にして詰めたり巻き締めるケースが多く、中身を詰めたあとの目視確認は難しい。また、虫は動物性タンパク質そのものであるため、異物混入の発見に役立つX線検査装置も無力だったと考えられる。
 今回の混入では「NHK甲府が報道した写真には、虫が腹を向けた向きで写っていた(=空缶の時点では生きているときの姿である背中を向けている)」という点からも、虫が身の下敷きになったという線が非常に濃厚である。
(EO缶でも巻き締め口が上になるものとして、片方にしか缶蓋がない製品が挙げられる。今回のシーチキンLフレークは上下ともに缶蓋があり、トップ写真1枚目の栄養成分書いてある方の缶蓋を巻き締めている。誤りがあると知ってそうな現場の方はメール等で一報願いたい)

 したがって、まぐろを裁断する機械や、油を注ぐ機械、それらのライン工程で虫が混入したわけではないため、「虫のエキスが入ったツナ缶は他に作られていない」と考えている。
 
 そのような中、報道を受けて売り場から該当ロットを引き上げるスーパーが増え、G2ロット等のみが残っているケースや、そもそもシーチキンLフレークやはごろも煮までも引き上げたスーパーさえみられた。
 筆者は「まだ自主回収の公式発表はないし、情報伝達の遅い特定スーパーなら在庫をまだ引き上げていないのではないか」と予想を立て、静岡駅から40キロほどのツナ缶買い付けに出た。空振りを懸念して、ガソリン代のかからない自転車で。
 
 目論見は当たっていた。市中のスーパーからは消滅していたが、普段から買い付けに重宝してた辺境のスーパーやお土産店には在庫が残っていた。

 ☆缶を開けたところ
  
 当たり前だが、異物は入っていない。
 全体的な味覚は普段のシーチキンLと変わらず、2年前にレビューしたG2ロットのものとまったく変わらない。
 しかし、まだ一ヶ月程度のツナ缶だ。まだ熟成は進んでおらず、やや身が固く荒々しい傾向にある。特に問題は感じられない。
 
 Web上の世論はシーチキンにも興津食品にも否定的・感情的なものが多数で、特に興津食品への風当たりは絶望的なものになっている……だが、上記の経緯からして「発生確率は減らせるが、現実的にゼロにはできない事故」と筆者は強く考えている。
 興津食品は再発防止の徹底と謝罪文のリリース程度は行うべきで、はごろもはOEM先としての自覚を持つほか抜き打ち検査等の充実も図って欲しい。逆に言えばそれ以上の結末は求めていない。
 
 全ての国産ツナ缶と缶詰会社を愛する筆者として、ツナ缶の多様性を損なうようなバッドエンドにはならないでほしい……と願う。

☆各種評価
・グレード ★★★☆☆
・価格   ★★★☆☆ #168円/個
・味覚評価 ★★★★☆
・入手性  ☆☆☆☆☆ #市場から消えてしまった?
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
206kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560012409 製造固有記号OKT 賞味期限2019.9.17
販売者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.51

 ☆参考資料
・ダイヤモンドオンライン「シーチキンの炎上、「公表しない」宣言が運命を分けた」
http://diamond.jp/articles/-/106719
#きはだまぐろ #はごろもフーズ #めずらしいツナ缶 #気合の入ったツナ缶レビュー #油漬

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Kanpy ツナオムレツの具 和風味を食べたレビュー

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Kanpy ツナオムレツの具 ...
“オムレツ食べたい!”


  Kanpy(加藤産業) 卵2個と混ぜて焼く
  ツナオムレツの具 和風味
  オムレツのもと・普及品


☆オムレツの作り方(パッケージより引用)
①ボウルに卵2個とツナオムレツの具を1缶加え、よく混ぜる。
②フライパンに油(大1)を熱し、①を流し込む。
③大きくかき混ぜながら焼き、半熱状になれば、半月型に整え火を通す。
 「具はそのままでもお召しあがりいただけます」

☆コメント
 関西に本社をおく加藤産業のプライベートブランド品。関西旅行の折りにたまたま見つけたため、筆者も社名は初めて知った。おそらく社の方針と思われるが、原材料名のアレルギー表記のほかこんにゃくに混ぜた添加物まで書き込んでいる。だが製品ページはない。
 製造は焼津の三洋食品。OEMのほか、プリンス印など高品質な自社ブランドを展開している缶詰会社だ。製缶スタイルは自社プリンス印とほぼ同じであるが、この缶胴では比較的珍しいアルミ缶を用いている。

 ツナ缶ブログにあるまじき無茶な商品名ではあるが、
 原材料の一番最初が「まぐろ」だ。品名がどうであれ、まぐろ味付けに類するものだ。
 前出した作り方の末文にも「具はそのままでもお召しあがりいただけます」と書いてある。開けてすぐの実食ができるものなら、普段通りのレビューは可能だ。問題ない。

 「具はそのままでもお召しあがりいただけます」
 
 「具はそのままでもお召しあがりいただけます」

 なんと良い響きであろうか。

☆缶を開けたところ
  
見た感じ謎の缶詰感がするものの、食べてみて納得した。
味付け缶特有の味の濃さを踏襲しており、具になってるこんにゃくが他者にないボリュームを演出している。そのままおにぎりやおつまみに使用しても、十分いけそう。
こんにゃくが含まれる味付け缶は他社になく、強い異彩を放っている。しかし、「オムレツのもと」という使い方を無視してそのまま食べても十分なポテンシャルがあり、ツナ缶の実用性と汎用性を如実に表現したおいしい味付けツナ缶と言えるだろう。


☆そしてオムレツにした
  
レビュー後、「オムレツのもと」なので、ちゃんとオムレツにして食べた。
味の濃さは卵で薄れ、ふわふわの卵と味付けまぐろ・こんにゃくがガッチリ噛み合っている。恐ろしいまでの相乗効果を生み出している。

作り方どおりのオムレツ、ボリューム重視のオムライスはもちろん、そのまま食べても高い満足感を得られる。
ミーハーな高級ツナ缶ばかりに追われ、これほどまでに隠れた良質ツナ缶を見逃していたことが悲しい。今年取り上げた普及品クラスで最上位の、ステキなツナ缶だった。


☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 
・価格   ★★★☆☆ #149円 ライフ今津駅前(西宮)
・味覚評価 ★★★★★ #久々のスマッシュヒット
・入手性  ★☆☆☆☆ #Kanpyブランド取扱店のみ?
・原産国  国産

☆スペック
内容量 65g
134kcal/缶 食塩相当量1.5g
原材料 まぐろ、しょうゆ(大豆・小麦含む)、大豆油、こんにゃく、砂糖、かつお節エキス、生姜、椎茸、パン粉(小麦を含む)、米粉、酵母エキス、
添加物 水酸化カルシウム(こんにゃく用凝固剤)
JAN:4901401010338 製造固有記号なし
販売者 加藤産業株式会社(兵庫県西宮市松原町9番20号)
製造所 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3)
Tuna canning review No.50
#スーパーPB #味付

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伊藤食品 美味しいツナ水煮 食塩不使用を食べたレビュー

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伊藤食品 美味しいツナ水煮 食...
“静岡にある自社工場で加工されたまぐろを、食塩を使用せずに国産野菜スープで調味しました”


  伊藤食品 美味しいツナ水煮 食塩不使用
  まぐろ水煮フレーク・普及品


☆コメント
 ツナ缶に健康意識を求める消費者は年々増え続けており、市場で目立つ製品も高級路線と健康路線の二極化が進んでいる。伊藤食品はOEMを数多く引き受けるほか、自社ブランドで古くから普及品価格で健康志向の高いツナ缶を輩出し続ける缶詰会社だ。国産ツナ缶でありながら百均で見かけることも多い。美味しいツナシリーズの共通点として、原材料が「まぐろ」であり、きはだやめばち等の指名がない。原材料まぐろの仕入れ状況に応じて使うまぐろの割合を変えて、価格の安定性を高めている。

 この製品は、健康路線の中で食品添加物を最大限減らしたことが特徴。パッケージにも大きく食塩不使用・7大アレルゲン不使用をうたっている。
 新商品のようでまだ見かけることは少ないが、多くのスーパー店頭で取り寄せができるはずだ。本ブログでは2016年6月製造(製造から3ヶ月経過)のまだ新しいロットを取り挙げる。

☆缶を開けたところ
  
 伊藤食品らしい液汁のひたひた、細かいフレーク。見た・食べた印象で、きはだまぐろのような雰囲気がする。
 水煮缶で味を語るのは困難だが、食塩なしでしっかり下味を持たせてあり、生臭さも感じない。
 
 サラダのドレッシングに和えても可、そのまま食べても…なんとかなる。
 塩分コントロールを厳密に行いたい高齢者や健康志向の消費者におすすめしたい。食塩なしの水煮缶は各社から出始めており、これからのトレンドを予感させる。

☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 
・価格   ★★★☆☆ #140円 しずてつストア
・味覚評価 ★★☆☆☆ #水煮・食塩なしとしては及第点
・入手性  ★★★☆☆ #実店舗でも取り寄せやすい
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
53kcal/缶 食塩相当量0.1g タンパク質12g
原材料 まぐろ、野菜エキス
JAN:4953009113317 製造固有記号ITO
製造者 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67) 製品ページ
Tuna canning review No.49

#伊藤食品 #水煮

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モンマルシェ オーシャンプリンセス 鮪とろを自腹で買って食べたレビュー

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モンマルシェ オーシャンプリン...
“日本で水揚げされた一本釣り夏びん長マグロ。マグロ一尾の約1%の希少部位のトロを使用。
  1尾で1缶しか製造できない、とても貴重なツナ缶。”


  モンマルシェ オーシャンプリンセス 鮪とろ
  びんながまぐろオリーブオイル漬けスライス・最高級品



(2018.12追記:
もっと高い5400円ツナ缶がモンマルシェから出ました。「モンマルシェ オーシャンプリンセス 鮪とろ【ブラックレーベル】」 。
https://jp.bloguru.com/zumix/336936/5
こちらもあわせてお読みください)
☆コメント
 高いツナ缶を作り続けているモンマルシェが、ついにびんながまぐろのとろ肉缶をリリースした。濃い緑色と箔押しのついた立体的なパッケージの質感が、同社の新たな最高級製品であることを強くアピールしている。
 つい先日(2016年10月初め頃)発売したばかりだが、製造は2016.6.14となっていた。きちんと3ヶ月寝かせてある。

 同社きはだまぐろとろ肉のオリーブオイル漬は500円台だったが、びんながまぐろに至っては価格が4ケタになってしまった。これ1缶で興津食品のびんなが油漬が1ケース買える。1尾から1缶しか作れない点が響いていそう。
 1缶250円以上の高級ツナ缶は、この数年間で製品数が大きく増えた。その象徴とも言える製品ではあるが、果たしてフラッグシップと呼べるだけの価値はあるのだろうか…

☆缶を開けたところ
  
 香り付けのために入っているローレルの葉が目立つ。食べられないので、食べる前に取り除いておこう。葉っぱごと加熱してあるので、取り除いても香味は残る。

  
 身の厚みはシーチキンとろより若干分厚い程度。食感はとろ肉として少し固め。オリーブオイルで油にえぐみがない。そして、缶の底に巨大なとろ肉の塊が入っている。
 とろ肉のツナ缶として、十分な味わいがあることは確かだ。少なくともシーチキンとろの上位互換にはなっている。パッケージも香味もきちんと高級感の演出になっている。

 しかし、自問自答してしまう点がある。「果たして1,080円の価値はあるのか?」 
 求道者として手を出したもののの、味を考えるとご祝儀価格という雰囲気は否めない……しかし杞憂だ、この製品はトータルデザインを以てして真価を見極めることができるのだと痛感する。
 価格、パッケージデザイン、ローレルの香味、まぐろ1尾1缶しか製造できないほど貴重な部位のソリッドとスライス、開けて食べたという行為そのもののステイタス、その辺も考慮すべき要素。
 
 ツナ缶の極端な高級化路線に対して、一石を投じるだけの製品になっている。結婚式当夜の父親に気分に浸れるので、ぜひ一度試していただきたい。
  MVアグスタ、サーベロ、スカニアなどの単語を言われて、連想したものから興奮を隠せないような諸氏には強烈におすすめできる。
☆各種評価
・グレード  【 や ば い 】
・価格   【ありえない】 #1,080円/個
・味覚評価 ★★★★☆ #トータルデザインで語る製品
・入手性  ★★☆☆☆ #公式通販、静岡駅パルシェの直営店など
・原産国  国産

☆スペック
内容量 90g
---kcal/缶 食塩相当量-g
原材料 びん長まぐろ、オリーブ油、食塩、ローレルの葉
JAN:なし 製造固有記号AC0Y M07
販売者 モンマルシェ株式会社(静岡県静岡市清水区本町1-7) 製品ページ
Tuna canning review No.48
#びんながまぐろ #めずらしいツナ缶 #オリーブオイル漬 #スライス #モンマルシェ #気合の入ったツナ缶レビュー #缶つま

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はごろもフーズ 和風シーチキンLフレーク(ほんのりしょうゆ味)を食べたレビュー

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はごろもフーズ 和風シーチキン...
“そのまま食べてもお料理しても。相性抜群のしょうゆでほんのり味付けたきはだまぐろのシーチキン。”


  はごろもフーズ 和風シーチキンLフレーク ほんのりしょうゆ味
  きはだまぐろ調理品フレーク・普及品


☆コメント
 数年前から発売している、はごろもの味付け系ツナ缶。比較的安価かつ見かける場所も多い。
 和風とは称しているがタイ産であること、この価格帯で化学調味料なし、内容量が60グラムで若干少ないことが特徴。また、フタをさらに開けやすくした「やさし~る缶」を採用している。缶の内側も白くコーティングされていて、シール接合部を除いて素ブリキに面していない。
 使用するのは2015.11月製造ロット。

  
 シーチキンLフレークを甘じょっぱく煮付けたような感じ。しかし、はごろも煮ほど味が濃いわけではない。
 おにぎりの具にするには物足りなさを感じるが、ごはんにかける・一緒に食べるなら十分すぎる。ただし、グラム数の割に食塩相当量が多い点は注意を要す。

 味付け系ツナ缶の中では薄味で自己主張も少ないので、手軽に使える朝食や夕飯のにぎやかし要因に請け合いだ。

☆各種評価
・グレード ★★☆☆☆ 
・価格   ★★☆☆☆ #110円/個 
・味覚評価 ★★★☆☆ #適度な味
・入手性  ★★★★★ #スーパーのいたるところに
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 60g
131kcal/缶 食塩相当量0.8g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、しょうゆ、砂糖、食塩、魚介エキス(原材料の一部に小麦、魚介類を含む)
JAN:4902560000932 製造固有記号VT201W P1
販売者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.47

#きはだまぐろ #はごろもフーズ #味付

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いなば食品 ホワイトツナフレーク オリーブオイル100%使用を食べたレビュー

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いなば食品 ホワイトツナフレー...
“まろやかな味わいです。お料理にそのまま使って頂きやすいオリーブオイル100%漬けです。”


  いなば食品 ホワイトツナフレーク オリーブオイル100%使用
  びんながまぐろオリーブオイル漬けフレーク・準高級品


☆コメント
 いなばはツナ缶にアマニ油を入れたりえごま油を入れたりしているが、もちろんオリーブオイルも居る。自社ツナ缶との区別をつけるために、黄緑色のストライプとクローバーをあしらったデザインが特徴。
 モノ自体はいなば直売所や公式オンラインショップ、ごく一部のスーパーで取り扱いがある。本ブログでは2015年3月製造(製造から1年半経過)の十分な熟成が進んだロットを取り挙げる。

  
 身の大きさは高価格帯フレークの製品に負けない(というか、それらよりやや大きい)ものの、割合として血合いを含んだ身の多さが目立つ。食味に影響が出るレベルではないため、手の届きやすい価格と高級感、歩留まりの両立を狙ったものだろう。
 油はオリーブオイルの特徴を掴んでおり、黄色を帯びてサラサラだ。

 いなば食品ビジネスサービス社がこの製品を「ヘルシー志向」という言葉で売り込んでいるように、土産物や贈答品・贅沢品よりは普段使いへ軸足を乗せた製品といえるだろう。他社高価格帯のオリーブオイル漬けにはないキャラをしっかり確立できている。
 びんながまぐろオリーブオイル漬けが持つ食味と高級感を、そこそこの水準と価格で実現した点は大いに評価する。

「オリーブオイル漬けのツナ缶をもっとたくさん食べたい!たくさん贈りたい!」という方におすすめ。
価格はいなば直売所の価格だが、250円程度までであれば非常に優秀な費用対効果をえられるのは筆者が保証しよう。

☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ #オリーブ使用としては安い
・価格   ★★★☆☆ #210円 
・味覚評価 ★★★★★ #理想のコスパ、見逃せない
・入手性  ★☆☆☆☆ #相変わらず希少
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
221kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 びんながまぐろ、オリーブ油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:4901133060076 製造固有記号INB24
販売者 いなば食品株式会社(静岡県静岡市清水区由比北田114-1) 製品ページ
Tuna canning review No.42
#いなば食品 #びんながまぐろ #オリーブオイル漬

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モンマルシェ オーシャンプリンセス 国産ピリ辛赤唐辛子入り・ホワイトツナを食べたレビュー

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モンマルシェ オーシャンプリン...
“国産「一本釣り 夏びん長マグロ」、国産「赤唐辛子」を使用。
ツナ缶パイオニアの私たちが素材を選りすぐり、本当に美味しいと思える国産赤唐辛子入りツナ缶を完成させました。”


  モンマルシェ オーシャンプリンセス ホワイトツナ
  国産ピリ辛赤唐辛子入り
びんながまぐろ綿実油+調味液漬フレーク・高級品


☆コメント
 新発売ツナ缶の高速レビュー。
 高いツナ缶を重点的に販売するモンマルシェが提案した新しいベクトルのツナ缶が、この輪切り赤唐辛子入りの高級ツナ缶である。
スペックを見る限り、前回のミヤカンピリ辛ツナそっくり。

 8月末の初回生産分5,000缶は、通販のみで瞬く間に完売した。今回入手分の2016.09.02製ロットはモンマルシェ実店舗で販売されるものだ。次回生産分が通販に乗るのは14日以降だが、この辺に国産ツナ缶の流通スピードやロット数の小回りの効きの良さが如実にあらわれている。
 これだけ早く再生産分を回すというのは、海外ツナ缶には真似できない。

☆缶を開けたところ
  
 輪切りの唐辛子が目立つ。ミヤカンより多い印象。
 それ以外は、香りも見た目も味のほぐし方もオーシャンプリンセス・ホワイトツナ(フレーク)とあまり変わらない。

 辛さは、口に含んだ後からジワッジワワッときた。品のある辛さで、この辺は缶詰ならではの生きた唐辛子が効いていると分かる。
辛味の特性に関して筆者は専門外だが、少なくとも暴君なんとかなどと言うお菓子の辛さよりはチープじゃない。

 そして、半数以上を酒好きの友人に全て持って行かれた
「一番搾りに合う!ぜひ!お酒と一緒に!」と当ブログ読者に向け強くアピールしていたことを、ここに書き残しておきたい。

──

☆熟成の必要性
 ヌーヴォー缶(製造から三ヶ月経過していない缶詰)なため、大きなほぐし身の中までには味が染み込んでいなかった。小さなほぐし身を口に含んだほうが強い辛味を得られた。
恐らく、設計通りの辛さが発揮されるにはもう少し熟成が必要だろう。目安としては、賞味期限から3年引いて3ヶ月足した日数(2019.09.02製なら、2017.01.02)以降に食べると、製造から三ヶ月経って味の落ち着いたツナ缶になると思う。これは、ツナ缶に限らず全ての缶詰に共通する事項だ。
 もしヌーヴォー缶をお持ちであれば、先に一缶開けてそのみずみずしい食感を試してほしい。それから残りを3ヶ月か1年でも置いておけば、グレードアップしたコクを楽しむことができるだろう。


☆各種評価
・グレード ★★★★☆
・価格   ★★★★☆ #313円/個
・味覚評価 ★★★★☆ #そのままお酒の宛てに
・入手性  ★★☆☆☆ #静岡駅ビルパルシェ内モンマルシェ店舗で
・原産国  国産

内容量 90g
202.9kcal/缶 食塩相当量1.5g
原材料 びんながまぐろ、綿実油、食塩、たんぱく加水分解物、野菜エキス、とうがらし、トマトペースト、香辛料抽出物、増粘剤(グァーガム)、(原材料の一部に大豆を含む)
JAN:なし 製造所固有記号MO7
販売者 モンマルシェ株式会社(静岡県静岡市清水区本町1-7) 製品ページ
Tuna canning review No.41
#びんながまぐろ #モンマルシェ #味付 #綿実油漬

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