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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(25)『カエルの子は』峰月皓(メディアワークス文庫)

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今年の読書(25)『カエルの子...
主人公の芹沢晃は、若い頃はバックパッカーで世界中を旅していましたが、今は遊園地でカエルの着ぐるみを着てバイト5年目の30歳です。
日々、小さな子供相手に明け暮れているなか、突然彼を父親だという少年が飛び込んできます。
芹沢がアメリカ滞在中に、関係を持った女性が母親として話しは進んでいきます。少年は母から聞かされた「かっこいいお父さん」を求めてやって来た、と言います。

子供好きなのに、笑顔の出来ない女性の上司を通して、遊園地を舞台に繰り広げられる、人と人、兄妹、親子のぎこちない愛情物語です。

無鉄砲ながら真っすぐに取り組む子供たちの姿を通して、夢を持ちながら現実に情熱を失くした大人への忠告でもあり、応援歌かもしれません。

最後まで母親が誰だとは分かりませんが、深刻に読むのではなく、息抜きに適した大人のメルヘンです。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2012-02-27 15:23

大人のメルヘンってあまりありませんので、興味津々です。
日本語が話せるってことは、アメリカに住んでいた日本人女性ってことですよね。とついつい英語に悩んでいるので、気になります。
(・・;)

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2012-02-28 00:45

はい、おそらくアメリカへの留学生の女性だと思います。
メルヘンっぽく、子供じみた筋書きですが、それなりに楽しめました。

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