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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(55)『逝年』石田衣良(集英社文庫)

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今年の読書(55)『逝年』石田...
前作 『娼年(しょうねん)』 の続編としての作品ですが、本書だけ読みましても前回からの流れは理解できます。

二十歳の夏に「クラブ・パッション」のオーナー<御堂静香>に声をかけられ、「娼夫」の道に足を踏み入れた<リュウ>ですが、警察の手入れを受けオーナーは逮捕されてクラブは解散となります。

警察の手入れから落ち着いた一年後、<リュウ>は仲間と共にクラブを再開させます。
ほどなくオーナーも出所してきますが、エイズが発病、心の支えであるオーナーとの永遠の別れを目の前にして、<リュウ>は自分に何ができるのかと悩みます。

裏社会の性ビジネスを縦軸に、男と女の生理的な感性の違いを横軸に、そして<しょうねん>から<せいねん>に成長する男としての<リュウ>の感性が織り込まれた一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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量産型水野
Commented by 量産型水野
Posted at 2012-04-29 05:38

ファルコンさんは酒も本を読むのも好きですね、おいらの爺さんもそんな感じですよ。でも酒飲みながら読んでいるとどこまで読んだのか忘れるそうです、飲むなら読むなと言う名言が産まれました

一回エッセイでも描こうかなって思った時があったけど大した人生送ってないので大したネタが無い

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2012-04-29 23:39

はい、酒も本も人生の友ですね。
中学生自分から、休みの日には古書店巡りが楽しみでした。
雨読晴耕で、酒片手にのんびりと過ごしてみたいものです。 (苦笑)

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2012-04-29 08:13

漢字の持つ力を感じさせるタイトルですね。
「青年」と「逝年」では、全く受ける印象が違います。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2012-04-29 23:41

日本語の語呂合わせのなせる、得意技ですね。
著者は、はじめから全体の構想を練られてのタイトル付けだと、感心しました。

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