ファルコン昆虫記(102)極彩色の翅模様【ビロードハマキ】
Jun
28
面白い形態や色合いを持つ「蛾」ですが、どうも一般的に好まれていないようです。
きれいなアゲハチョウに似た、「アゲハモドキ」という「蛾」もいますので、一概に茶褐色の翅の色だけをイメージしてはいけません。
今回の【ビロードハマキ(天鵝絨葉巻蛾)】、ハマキガ科ハマキガ亜科の分類で、「蛾」の中でも極彩色の翅を持っています。
体長4センチほどですが、何ともいえぬ複雑な模様で、絵画的な配色の翅模様が特徴です。
翅の白い斑点が大きめですので、写真は「メス」の【ビロードハマキ】です。
また一見、どちらが頭部なのか、触角がないと見分けがつかなく、あえて翅の尾部に黄色や橙色で頭部に見せかけた擬態色が、何ともかわいらしい感じです。
飛び去る時に広げられた後翅、これまた鮮やかな橙色を見せながら、飛び去りました。
Posted at 2012-06-29 09:43
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Posted at 2012-06-30 01:10
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