ファルコン植物記(385)八重咲きの白色の花【クチナシ】
Jul
1
アカネ科クチナシ属の常緑低木種で、原産地は日本をはじめ、中国・台湾・インドネシアに分布しています。
葉脇から短い柄を出し、一個すつ花を咲かせ、花弁は基部が筒状で、一重咲きでは6枚の花弁です。
ジャスミンと同様、強い芳香性がありますので、咲き誇りますと思わず足を止めたくなる香りが漂います。
残念ながら八重咲きには実ができませんが、10~11月ごろに赤黄色の果実を実らせ、果実の先端には<蕚片>の名残りが6本、針状に付いている特徴的な姿を見せてくれます。
果実は漢方薬の「山梔子(さんしし)」と呼ばれる漢方薬になり、乾燥させた果実を煮出した汁は、「タクアン」や「きんとん」を染める着色料としても有名です。
Posted at 2012-07-02 16:20
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Posted at 2012-07-03 01:36
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