ファルコン植物記(718)白色の花【コブシ】
Mar
31
結果する果実が、握りこぶし状にデコボコしている形から「コブシ」と名づけられました。
3~5月にかけて、枝先に花径6~10センチの白色の6弁花の花を咲かせます。
花弁は純白ですが「モクレン」に比べて薄く、花弁の基部に紅桃色の帯びが入り目立ちます。
また、「モクレン」と違い花の根本に葉を付けているのも特徴的です。
【コブシ(辛夷)】は日本原産種で、学名では「Magnolia kobus」、英名では「Kobushi magnolia」と、共に「コブシ」が入っています。
日本では「辛夷」という漢字を当てていますが、中国では「木蓮」の蕾を乾燥させた生薬「辛夷(しんい)」を表し、鼻炎や鼻づまりの漢方薬を指す名称です。
Posted at 2013-03-31 17:02
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