今年の読書(104)『究極のドグマ』機本伸司(ハルキ文庫)
Aug
18
調査会社には、<沙羅華>が設計した量子コンピューターが備え付けられており、クライアントの依頼に合わせて使用されます。
今回の依頼は「イコ」という猫が一匹ですが、報酬は一千万。その裏側には、遺伝子操作により生み出された「イヌ」と「ネコ」とのDNAを合わせもった「イコ」という猫が研究所より逃げ出し、自然界でどうなるのか、また分析されると隠れて遺伝子捜査を行った<ゼウレト>の組織自体の存続にもかかわってきます。
<沙羅華>自身が自分の出生の負い目を背負いながら、「生命とはなにか」・「自分とはなにか」という葛藤を続ける、一人の人間としての姿が印象に残る一冊でした。
Posted at 2013-08-18 14:48
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Posted at 2013-08-18 23:57
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