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- ファルコン植物記(894)淡桃色の花【ハナトラノオ】(2)
大変丈夫な性質の植物で、一度植えますと放置していても地下茎で良く増えるために、半野生化しているのを良く見かけ、この花も道路脇の植え込みに繁殖していました。
【ハナトラノオ【花虎の尾)】は、シソ科ハナトラノオ(フィソステギア)属の宿根草で、属には15種ほどが分類されています。
北アメリカ・バージニア州原産で、日本には大正時代に渡来しています。
四方に規則正しく並んで咲く花数が特徴的で、この淡桃色を含め、白色・赤紫色・水色等の唇形の花を穂状に咲かせます。
花茎はきれいに直立し、花は8月から9月頃に下から上にと順に咲き上がり、淡桃色の花弁を残暑の中で目にしますと、つかの間の涼しさを感じさせてくれます。
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