主人公の<神谷>警部補は、警視庁捜査一課の刑事でしたが、捜査中の被疑者に対する暴力行為で伊豆大島署に左遷となり、これを契機に離婚した42歳の男です。
ある日二年半ぶりに本庁刑事部長から神奈川県警の不祥事を操作する特殊班に引き立てられ、連続婦女暴行殺人事件の再捜査を始めますが、神奈川県警や警視庁の妨害工作に合いながらも、事件の真犯人を追い求めていきます。
特殊班に呼ばれたのは、本庁の理事官や福岡・大阪の刑事とともに、北海道警からは過去に自らが暴行を受けた経験を持つ<保井凛>が派遣されており、<神谷>とはそりが合わないでだしでしたが、お互いの過去をさらけ出すことにより、チームの一員以上の感情の触れ合いが生まれていきます。
左遷されたことにより忘れかけていた刑事の本分を燃え上がらせながら、バラバラに寄せ集められたチームメンバーと共に突き進んでいく<神谷>の姿に、最後まで息を抜くことなく読み終えることができました。
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Posted at 2013-09-27 06:41
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Posted at 2013-09-27 23:25
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