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- 今年の読書(12)『列石の暗号』サム・クリスター(新潮文庫)
物語は、5000年前から続く<聖なる神々>を崇めるカルト集団が、生け贄を捧げる儀式の場面から始まります。
主人公<ギデオン>は、疎遠になっている拳銃自殺をした天文学者の父<ナサニエル>の故郷に戻ってきますが、遺書を読み、偶然に隠し部屋にある暗号で書かれた日記を発見、カルト集団の陰謀にひとり立ち向かいます。
「ストーンヘンジ」の巨大石群を舞台に、カルト集団の陰謀と、<ナサニエル>の自殺事件や、アメリカ副大統領の娘の誘拐事件を絡め、女性敏腕刑事<ミーガン・ベーカー>の捜査と私生活が交差しながら物語は進んでいきます。
<ギデオン>に関する思わぬ出生の秘密も絡まり、息もつかせぬ展開で、最後まで一気に読み進めました。
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