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- ファルコン昆虫記(430)桃色の紋様【オカモトトゲエダシャク】の幼虫
終齢幼虫の体長は40ミリ前後、胴部は黒褐色もしくは暗褐色で、胴部・腹部の背面には桃色の紋様が入り、 「ナミアゲハ」 の幼虫と同様に<鳥の糞>に擬態していると思うのですが、なんとも目立つ色です。
幼虫は5月頃に老熟し、土中に潜って蛹化、翌春に羽化して出現する、チョウ目(鱗翅目)シャクガ科エダシャク亜科に分類される「蛾」です。
「ギフチョウ」などと同じく、春だけの活動で競合の激しいい時期は休眠をしている、いわゆる「スプリング・エフェメラル」の仲間に当たります。
成虫は開張30ミリ前後、前翅は左右に伸ばし、後翅は扇子のように折り畳み、とまっている姿は<T>字型になる、特徴ある姿をしていますが、短い活動期間ですのでなかなか成虫を観察する機会に恵まれません。
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