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- 今年の読書(117)『ダイナマイト・キッドなんか大嫌い』山本甲士(中公文庫)
短篇4話が納められていますが、主人公<鏡愛香>は身長156センチ、体重80キロ近くある刑事組織犯罪対策課に勤める新米巡査です。
上司の<菅牟田>の情報屋の<相賀大>は、ウエイトトレーニングの指導をしながら、顔の広さを利用して各方面の情報を集めるのに秀でており、定年まじかの<菅>は、<愛香>に引き継がせようとします。
この<相模>は、<愛香>が子供の頃に離婚した母親が付き合っていたこともあり、子供心にいい印象を持っていません。
筋肉ムキムキの<相賀>は、ウエイトトレーニング理論を駆使しながら、<愛香>が遭遇する事件の推理を手伝う構成になっています。
ちなみにプロレスファンならご存じだと思いますが、<ダイナマイト・キッド>は日本でも活躍したイギリスの元プロレスラーです。
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