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- 今年の読書(132)『食堂つばめ 2』矢崎在美(ハルキ文庫)
前作 『食堂つばめ』 で、臨死体験を経て生の世界に戻った<柳井秀晴>は、「食堂つばめ」で死の世界から生の世界へ送り返す仕事を(ノエ)から依頼され、生と死の境目の世界(街)に自由に出入りできる力を与えられています。
「食堂つばめ」で、人生の思い出の食事をおいしく食べることができた人は、生の世界へ戻れることができ、料理人(ノエ)は(街)に紛れ込んだ人たちのために腕を振るい料理を作り出します。
今回は、妻のオリジナル料理である「つゆだくの肉じゃが」、老舗洋食店の「グラタン」、おばあちゃんがつくってくれた「かき餅」などがキーワードとして登場、それぞれの登場人物たちの思い出話がプロローグとエピローグに挟まれて4話が納められています。
特に二話目の『夢のランチバスケット』は5歳の女の子<花穂>が主人公で、これから夢を持ち大人になっていく夢のある終わり方で、ほのぼのとさせてくれました。
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