今年の読書(61)『馬車道「斉藤さん」殺人事件』鯨統一郎(小学館文庫)
May
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全裸のため身元もわからない中、馬車道のお店に聞き込みを行い、その女性と直前までバーで飲んでいた<娘々(にゃんにゃん)好子>にたどり着き、彼女は殺人犯に疑われていることにより、この事件の解決を「タンタン」に依頼します。
調査をはじめると殺された女性は「サイトウ」だとわかり、彼女が親しくしていた<西東司>が麻薬を扱っていたことが徐々に判明、その彼も刺殺死体となって愛人に発見されますが、その愛人<伊藤みひろ>も殺されてしまいます。
ギャグとユーモアのある文体で気楽に読み進めておりましたが、一見この事件も解決かという段階でどんでん返しがあり、「う~ん」と唸らすひねりは面白かったです。