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- ファルコン植物記(1628)食虫植物(8)【ムシトリスミレ】
花期は6月~8月、5~15センチの花茎を立ち上げますが、徐々に曲がって先端は下を向き。その先に横向きの花をつける【ムシトリスミレ(虫取菫)】です。
タヌキモ科ムシトリスミレ属の一種で、オーストラリアと南極を除く大陸に、約80種が分布しています。
日本では北海道から四国にかけての高山の岩の上などに自生、「スミレ」に似た色合いの花は花弁が集合しており、根元にロゼット状に葉が並んでいます。
葉の表面には、柄を持つ傘状の<有柄腺>と、柄が無く葉の表面にへばりついている<無柄腺>があり、<有柄腺>は虫を捕えるための粘液を分泌し、<無柄腺>は虫を溶かす消化液を分泌、虫の栄養を吸収します。
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